田神六兎の明るい日記帳

田神六兎の過去、現在、そして起こるであろう出来事を楽しく明るくお伝えします。

いま時の常識   それでもアナタ・・・

2013年09月21日 | 日記
 私のお気に入りのブログでnaoさんの『それでもアナタ・・・ 』を読んだ。逆パターンのお話をします。私の妻はデパートの店員さんです。サラリーマンとして過ごす年月は、私のそれよりはるかに長いのです。彼女は高校、ミッションスクール(笑)を卒業後、電鉄系のデパートに勤務するも2年で退職し、バイト中に私と知り合い婚約しました。二人の子を育て、私の母親と同居することになりましたので、妻はスーパーのレジ係りをパートタイマーで勤めました。お店が郊外へ移転、閉店の日に隣の陶器店にスカウトされました。その頃、手話通訳の勉強をしていましたので、陶器屋さんの店舗縮小に合わせ、地域病院でカルテを配るメッセンジャーに転職しました。しかし、やはり販売員が良いとのことでカルテの電子化が始まった頃、老舗百貨店に転職、販売員としてはベテランと言ってます。その彼女が『近頃は困ったお客さんが多すぎる。』って言ってます。
 さて私など小心者ですので、買い物をして、壊れていたり、初期不良だった場合はお店に交換に行くのですが、それでも買ったときのレシートを握り締め、状態をお店の人に説明します。そんな私ですが交換したのは二回しかありません。一つはオーディオ商品のアンプの雑音、他は生ゴミ処理機の水漏れです。二つとも気持ちよく交換してくれました。迷惑をかけたと、おまけまでいただきました。気分良く常連になりました。
 最近妻の店では交換ではなく返金を強く求めるお客さんが増えたそうです。返金の理由は「説明を受けて買ったけど自分では使えない。」「買って帰ったら家の者に叱られた。」「持って帰ったら同じ物があった。」など自分勝手な言い分だそうです。レシート持参は少ないそうで、過去の控えを調べなくてはならず、困っているそうです。そのようなお客様は、たいてい大口のお客さんのご家族様だそうです。「お金持ちは我がままだと思う。」と言ってます。
 さて一昨日、お婆さんが焼肉プレートを持参して「これをコンロに載せると火がつかない。使えないから返金して欲しい。」と商品を持参された。妻の店では扱っていない商品、包装紙はまちがいなく自分の店のもの、しかし送り状の様式が異なっていたそうだ。調べた結果、某新聞社がお客様感謝デーに販売した商品であった。お婆さんに平身低頭で聞いたら「火がつかないから、メーカーに聞いたのよ。そうしたら買ったお店に持って行ってお金を返してもらいなさい、って言われたの。」だそうだ。妻は『新聞社が大量に発注購入したのね、それも東京店だわ・・。』困り果てて社員さんに相談したら「あのお歳では説明しても分かってもらえないわねぇ、返金しようか・・。」だってさ。「これじゃ儲からないわ~損ばっかし。」って嘆いてました。
 使えないから金返せ、オイラにはそんな勇気無い・・・。使い方間違ってると思うのだけどなぁ。