続・蛙独言

ひとりごと

「村」という「ことば」

2011-07-08 19:02:54 | 日記
「初めに言葉ありき」と聖書(ヨハネによる福音書)にあるらしい。
どういう意味か、それなりに考えるところもあるけれど、それはまぁ置いといて、蛙はこの「ことば」というものに酷く拘っているわけだ。
「ことば」がなければ勿論「差別」などということもあるわけがない。
「ことば」がなければ、だいたい「文明」などというようなものも存在の仕様も無かったんだけどね。
最近、気にいらない「言い回し」に「原子力村の住人たち」というのがある。
その謂いは「原子力発電所建設・推進に関わって利権を恣(ほしいまま)にする政治家・官僚・東電とか関電とかの電力業界・東芝とか日立などの電機産業・学者・マスコミ関係者etc.etc.」を指していて、それらを弾劾すべく使われているようだ。
それは何故わざわざ「村」と呼ばれるのか。
正しく「原発推進者利権集団」と呼べばよいものを…
明らかに「差別」的な意味が含意されていると蛙は思う。
「村」という「ことば」には、その「成員」が「遅れた考え方、古い因習に囚われている、強欲で金銭欲に支配されている、『自由』とか『民主主義』などということを理解しようとしない者たち」というような、曖昧ではあるけれど、明らかな侮蔑の意思が込められている。
人々は「都会」を礼賛し「田舎」を蔑(さげす)む、そういう傾向を持つ。
「反原発・脱原発」という正しい主張をしていても、自身の「ことば」に対する「対峙」は是非にも必要なことなのではなかろうか。

夏バテで、暫く休みます。
1週間、休養です。

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1 コメント

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Unknown (梅雨明け)
2011-07-09 16:26:36
最近読者になった者です。
休養から復帰後の記事をお待ちしています。
それにしても暑いですね…。
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