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森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

浅草岳山麓 災禍の痕 登山道を覆う花

2012年09月19日 | 自然観察日記
入山禁止になっていて登山道は夏草で覆われている状態です。そのなかでタイリンヤマハッカが今を盛りと花をつけて登山道を被っていました。
タイリンヤマハッカは太平洋側のカメバヒキオコシの日本海側の種とされ、花などが大きいのが特徴です。

浅草岳山麓 災禍の痕 消えた滝

2012年09月19日 | 自然観察日記
この位置にはかつて5mほどの滝があったところです。その下にはちょっとした滝壺があって沢釣りのポイントでした。大きな力が加わってここにあった岩石を押し出してしまったのでしょう。水の力の大きさに圧倒されますね。

浅草岳山麓 災禍の痕 魚止め滝

2012年09月19日 | 自然観察日記
支流のひとつの魚止めの滝です。ここはかつての状態に近い雰囲気を残してくれています。しかし、滝壺は浅くなり脇の大岩も向きが変わったのか、私が楽しめるような場所ではなくなりました。どれくらい経てば以前の魅力ある渓相になってくれるのでしょうか。各地で大雨が降ったという話をよく聞きます。人が住んでいるところはよく話題にもなりますが、こうい自然の中は全く知らされません。自然には復元力があるとはいえこのダメージは簡単なものではありません。

浅草岳山麓 災禍の痕 残された景観

2012年09月19日 | 風景
この景観は私の好きなスポットの一つで、両岸の岩は崩れずにそのままでした。ここを渡るには険しい岩肌をへつるか、水の中を腰ほど浸かって進むかしなければなりません。幸い、水の少ない季節ですから、ふとももまで浸かって水の中を歩いて渡りました。

浅草岳山麓 災禍の痕 赤ちゃんイワナ

2012年09月19日 | 自然観察日記
竿を出しながらの渡行ですが、落ち込んだときなど私が遊び復活する重要な部分にはとうとう魚影を確認できませんでした。浅い沢ですから豪雨で下流に流されてしまったのでしょうか。僅かに下流域で赤ちゃんイワナと10cmほどのハヤがヒットしました。きっとこれらが遡上していつかの豊かな渓に戻ってくれると信じることにします。

ミクリ

2012年09月18日 | 自然観察日記
少し遅い花をつけていたミクリです。水草の多くは、かつては害草として扱われていたものが多いのですが今ではすっかり姿を消してしまっているものが結構あります。ミクリもそのうちの一つで、なかなか見ることが出来ないものになっています。これは鵜の池でであったものです。多くの個体は見の季節を迎えている中で、花と実が混在している1株を見つけました。

オニアザミ 果実

2012年09月17日 | 自然観察日記
オニアザミは全体棘が多く触ると痛くまさに「鬼」のような感じです。キク科の種子は冠毛という綿毛のような風に飛ばされやすいような仕掛けがついていますが、このオニアザミの冠毛はフワフワした感じでないのがおもしろいですね。高山性のアザミですからあまり遠くに飛ばすことを考えていないのでしょうか。

ミヤマアキノキリンソウ

2012年09月17日 | 自然観察日記
地蔵の頭を背景にミヤマアキノキリンソウを撮ってみました。地蔵の頭はアルプス平の最高峰でこれを取り巻くように自然観察路が整備されています。展望もよく晴れれば前方に白馬岳が雄姿を見せてくれるはずです。

アルプス平から白馬を望む

2012年09月17日 | 自然観察日記
山頂部はガスがかかって展望が利かなかったのですが、山麓方面はそれでも司会が聞いて白馬の町並みを望むことが出来ました。

管理している公園で白花ツリフネソウが今、見頃です。
新潟日報の記事を参照してください。
http://www.niigata-nippo.co.jp/news/pref/40013.html

イワオトギリ

2012年09月16日 | 自然観察日記
日本海側の高山に生育するとされる種です。アルプス地域には他のオトギリソウも生育していると思いますが、今回目にしたオトギリソウはこの1種。小型でその割には花が大きく感じられます。葉には黒点があります。

イワショウブ

2012年09月16日 | 自然観察日記
小さな湿地にはイワショウブがありました。花の盛りは過ぎていて少々くすんではいるものの素敵な花ですね。水が染み出してくるような岩場にびっしりと張り付いている姿もあるのですが、ここではミズゴケ湿地に一塊になって生えていました。