森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

再びマンサクの赤花

2013年03月26日 | 自然観察日記
先回、群馬で見たマンサクの赤花種を載せましたが、今回は公園で見つけたマルバマンサクの赤花の個体です。花弁は十分伸びていないせいか短め。赤い色もそれほど鮮明ではありません。自然に生ずる個体はなかなか個体変異が大きいものです。マンサクの花弁の色素は普通は黄色、赤系統の色素に変異することができやすい物質なのでしょう。一定の頻度で見つかるようです。群馬のマンサクは明るい雑木林の中、長岡のマンサクは雪に埋まる林の中に頭を出している枝先に花が見られます。三国山脈を挟んでマンサクの生態を比較すると面白いですね。
それにしても丘陵公園の里山はまだ雪深く交流館の前の芝生の雪消えは4月15日頃と予想しています。

カモシカの食痕?

2013年03月26日 | 自然観察日記
チマキザサの食害された個体が雪解けの尾根筋に点々とありました。食いちぎられている位置が地上50cm位ですから、かなりの大型の動物でしょう。丘陵公園で可能性のある動物はカモシカかニホンジカ。最近ニホンジカの目撃情報は耳にしませんし、集団行動をとるためカモシカの食痕と考える方が可能性が高いですね。