所在地 奥山寺 兵庫県加西市国正町15
加西市でも特に紅葉が美しいスポットとして知られている奥山寺へ、仁王門(江戸時代 宝永6年 1709年再建・入母屋造・本瓦葺)の前に車を止めて参拝です。
参道を歩いていると、蔵の側に柿が小枝にぶら下がり風情があるものです。
土塀のそばには、今が見頃に色づいたモミジが綺麗です。
ここからは、本堂へ上る急な石段(145段)石の階段が続きます。
本来なら、階段を上がるとき紅葉のトンネルをを通るはずですが、まだ ここは紅葉が早いようで残念です。
昔、高麗の恵便法師が仏教を広めるために渡来しましたが、人々は理解しませんでした。そこで、この谷に入り聖徳太子の像を作り安置しました。その後、白雉元年(650)法道仙人がインドより飛来したとき、瑞雲がたなびくのを見て、この谷に入ったところ、聖徳太子の像を見つけました。その時、老人のお告げで建てたのが青嶺山・奥山寺です。
奥山寺は七堂伽藍の備わった寺院で、姿のよい多宝塔(県指定文化財)を持つことで有名です。
春は桜、秋は紅葉が美しく、四季の花豊かな山あいのお寺です。裏山に四国八十八か所の石祠(せきし)が並んでおり、毎月21日は弘法大師供養が行われます。
鐘楼から覗く紅葉も綺麗なものです。
次回をお楽しみに では またね