所在地 白糸の滝 兵庫県豊岡市出石町袴狭
皿そばで有名な出石の兵庫県出石町の北部にある白糸の滝は、円山川水系出石川に注ぐ袴狭川の上流にある落差30mの滝で、出石町市街地から少し外れた袴狭集落の突き当たりの獣防止扉を開けて、車で5分ほど進むと広場があります。駐車スペースは充分で、そよ風が吹き木蔭は涼しいところです。
白糸の滝へは車を止めた広場より、約300mほど整備された道を歩くと途中には、一ノ滝、二ノ滝、三ノ滝という落差5mにも満たない小さな滝があります。
少し歩くと一ノ滝です。
これが二ノ滝です。
そこから少し上っていくと三ノ滝です。
さらに進むと東屋があり、その向こうに白糸の滝が見えてきました。
最上流にある白糸の滝は上下2段に分かれる滝で、上部の滝の滝壺まで上ることができるようです。この滝は、白糸を流したように見えることから、その名が付けられ、ひょうご森林浴五十選に指定されているんですよ。
「袴狭の松茸と白糸の滝にまつわる昔話があります。」
白糸の滝の名付け親で、滝を大事にしていた「たきじいさん」がいました。ある日、出石の殿様が「日本一のマツタケを見つけられなかったら、村の山を取り上げる」とのお触れをだし、村人とともに「たきじいさん」も松茸を探したが見つかりませんでした。「たきじいさん」が白糸の滝の前で休んでいると滝の方から「松茸山に登ってみんせえ」と声が聞こえ、不思議に思いながらも松茸山を登ると10cmほどの松茸が歩いてきました。
「たきじいさん」が事情を話すと松茸は「明日までに倍になるから待っとくれ」と言いました。次の日、松茸は2倍の大きさになっており、さらに「日本一の松茸になるから9日ほど待っとくれ」と言いました。9日目、人間よりも大きな松茸が現れ、松茸は「たきじいさん」をかさの上に乗せお城へ向かいました。殿様は、「あっぱれ」と喜び、村の山は取り上げられずに済みました。殿様は松茸を食べようと包丁を振り下ろすと、松茸から白い粉が吹き出し松茸は小指ほどに小さくなりました。
この白糸の滝は、落差30mですが、それ以上の迫力がある綺麗な滝ですです。
毎日暑いですが、白糸の滝に来ると、今の時期、滝の流れに涼しさと時にはセミが鳴く爽やかなリズムカルな水音を聞いていると心も癒されます。
次回をお楽しみに では またね
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