hasyan の 旅の散歩道

元気な間に余暇を通じてドライブなどで得た、行き先々の身近な風景・
神社仏閣・史跡・花の写真などをお伝えします。

京都・貴船の秋  2010.11.26

2010年12月02日 19時53分03秒 | 公園・名所・名勝

  所在地  京都市左京区鞍馬貴船町

 叡山電車の「貴船口」駅からバスで京の奥座敷「貴船」に向かいました.

貴船川は全長約3Km、鴨川・淀川の源流の1つで、清らかな流れは今も昔も変わることはありません。

 細い道の一方は川で、もう一方に有名料亭が点在しています。
以前は、庶民にはなかなか手の届かない高級料亭ばかりのようでしたが最近は、観光で訪れる方も多いので
お手軽に湯豆腐を戴けるお店や、お洒落なカフェも増えたようです。

 貴船バス停から北の方向に道なりに数分間歩くと、道路左手に朱塗りの「二の鳥居」があります。

 この参道は、石段が84段あり、登りきると本宮です。夜間は春日燈篭に照明が入り、
   荘厳な雰囲気をかもし出します。

 「御神水」は、本宮の社殿前の石垣からこんこんとあふれ出ている御神水は、聖なる山・貴船山より
湧き出しています。夏は冷たく冬は暖かい弱アルカリ性の水で、これまで一度も枯れたこと  がありません。

 「御神木」この桂は、樹齢400年、高さ30メートル。根元からいくつもの枝が天に向かって伸び、
  上の方で八方に広がっています。これは御神気が龍の如く大地から勢いよく立ち昇っている姿に似て、
  貴船神社の御神徳を象徴し、まさに御神木と仰がれる由縁です

 平安の昔から、日照りや長雨がつづいた時、また国家有事の際には必ず勅使(天皇様のお遣い)が
  差し向けられ、祈念がこめられました。民衆の間でも水の神様としての信仰はもとよりですが、心願成就、
  えんむすび、航海安全、火防せ・消防の神様としての篤い信仰が今もつづいています。

 京都鴨川の源流のひとつである貴船川。水源のこの地では、森が清流を形作り、その美しい水は
  みごとな紅葉を育てています。

 紅葉の終りが近づき落葉が貴船川に落ちて、それも また 美しい風景です。

 途中で足を止めて見ると、こんな木がありました。

  貴船では、床の下にはすぐ川が流れ、水に触れることもできるそう。「かわどこ」と呼ばれる貴船の川床で、
   京料理や川床料理などの京都のおいしい料理が頂ける店が

 中宮(結社)は縁結びの神として知られ、縁結びを願う人は境内のススキを結んで祈願すると
   願い事が叶うとされています。

 中宮の境内に雨の岩舟と呼ばれている船の形をした自然石が置かれています。
この石は長さ約3m、重さ約6tといわれており、貴船の山奥で産出したもので、この場所に移されたとされている。

 貴船神社は、鞍馬山の西ノ谷に流れる貴船川沿いの小さな神社で、平安遷都後、都の「水の神」さまとして
  朝廷から崇敬されるようになった。

 奥宮の祭神は本宮と同じ雨や水を司るタカオカミの神(船玉命)。前述したが、貴船神社は当初
  この奥宮に建っていたが、貴船川の氾濫により社殿が流失したことで、下流の現在の位置に移しました。

 奥宮には「丑の刻参り」の伝説がある。むかし宇治の橋姫が貴船神社に七日間の丑の刻(午前二時)
 詣で鬼神となり、ワラ人形を五寸釘で打ち抜き相手の男女を呪い殺したというものです。橋姫が頭に
 かぶっていた鉄輪(かなわ)を置いたとされる「鉄輪掛石」が叡山電鉄「貴船口」駅の路傍らにあるようです。

 本殿横には、小岩を積み重ねた高さ1.5mほど、長さ10mほど、幅3mほどの「御船形石」があります。
 玉依姫が乗ってきた黄船を石で囲んで隠したと伝えられています。

 神社創建から天喜3年(1055年)まで、ここに本社があったとされている場所のようです。

 貴船神社を訪れたときは、先ず、「本社」次いで「奥宮」に参拝し、最後の結びとして「中宮(結社)」に
 参拝するというのが「三社詣」といわれている参拝方法とされています。
次回をお楽しみに  では またね



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