丹後・屏風岩と立岩 2012.08.22 2012年08月27日 11時10分15秒 | 公園・名所・名勝 所在地 屏風岩・立岩 京都府京丹後市丹後町筆石 穴文殊堂から国道178を西へ犬ヶ崎展望台でちょっと休憩です。右手には丹後松島が展望でき素晴らしい眺めです。 犬ヶ崎トンネルを抜け国道178号線を西に走った坂道の道中にある屏風岩展望所で、 車は4台程度なら停車できる小さな展望所ですが、ここから西方面の海岸線を眺めると、手前に屏風岩、その左奥に竹野(たかの)の海岸線を望むことができる、絶景ポイントです。 岩の立っている様が屏風のように見えることから「屏風岩」と呼ばれます。国道178号にある休憩施設から直ぐに見ることができます。日本海の荒波に削られて海中から立ち上がる屏風岩で切り立った断崖の上に広がる田畑と海の色のコントラストが美しい。 筆石の海食崖前面の海面上に直立した石英安山岩からなる孤立した岩。北西方向に一直線状に複数の小島が並ぶ。これは海食崖を形成する網野累層の白っぽい凝灰岩堆積後、中新世末に貫入した堅固な石英安山岩の岩脈が、選択的な海食により削り残され陸地から離れて岩として残されたものです。 海岸段丘から見る屏風岩は、風光明美な丹後半島北岸の代表的な景観の一つで、筆石地区の海岸に高さ13mもある奇岩が、海中から屏風のように立っています。降水量の多いときは、左の岸壁に出来る滝があるようですが、今回は見ることが出来ませんでしたが、綺麗な海と青空に冴える屏風岩が素晴らしい景色です。 屏風岩を離れ少し走ると道の駅「てんきてんき丹後」に到着です。ここでしばらく休憩です。この一帯は、日本海側最大級の古墳や遺跡・古社が集中し、文字通り「丹後王国の海の玄関」です。 道の駅の裏にはオートキャンプ場が併設され、そこからは木製の橋を渡って、間人(はしうど)皇后・聖徳太子の母子像が佇む後ヶ浜や、ジオスポットの立岩に歩いて行くことができます。 丹後町には多くの伝説・伝承が息づいています。「間人」には聖徳太子の生母であり、第31代・用明天皇のお后である間人皇后の伝承が残っています。この立岩にも伝説が秘められています。用明天皇の第三皇子麿子親王が鰾古・軽足・土車という3匹の鬼を退治された時、二匹は殺し土車だけはみせしめのため、この大岩に封じ込めたといわれています。今でも風の強い、波の高い夜などは、鬼の号泣する声が聞こえるといわれています。 野川河口の砂洲に大きな柱状摂理の玄武岩がそびえ立つ。周囲が約1kmにも及ぶ全国屈指の一枚岩柱状摂理の玄武岩の姿は圧巻。ここは、古代に大陸からの渡来船が漂着したところといわれています。美しい間人(たいざ)の海を満喫して帰路につきます。 次回をお楽しみに では またね « 清涼山九品寺(穴文殊堂) ... | トップ | 鷲羽山からの瀬戸大橋 201... »
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