hasyan の 旅の散歩道

元気な間に余暇を通じてドライブなどで得た、行き先々の身近な風景・
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旧天上寺参道を歩く 2016.06.18

2016年06月18日 19時38分05秒 | 滝・渓谷・山


  所在地   旧天上寺参道     神戸市灘区上野

 今日は摩耶山へ上野道の登山道入口は摩耶ケーブル下駅のすぐ西側にあります。上野道はケーブルカーに乗らない人のためのケーブル踏襲代替道ともいえるのでしょうね。今回は、ケーブルに乗って降りてからロープウエイ下駅まで数十メートル。この間のスペースに数十年前は遊園地や旅館があって賑わっていたようです。

 ロープウエイ下駅から少し登ると途中に廃墟があり摩耶花壇とあります。天上寺参拝客のための花屋であったのだが、敷地の南斜面な今も残る地下室の遺構で、この基礎の上にテラスあって遠く海を見晴らす涼風の㊦0名の宴席があったようです。 

 途中には旧天上寺の遺構「宝篋院塔」を見ながら青谷道と合流、ここでひと休み、しばらくで仁王門の下へ[上カメヤ]と呼ばれる茶店跡が、参詣客に親しまれたが昭和30年代に廃業、現在は基礎の「アヤメ」と文字が彫られたコンクリート製に遺構がラムネ・スイカなどを冷やすために湧き水を貯めた水槽の跡が

 摩耶遺跡群でも最も存在感があり往時の姿をとどめる旧天上寺の建築で1976年(昭和51)の天上寺の大火を逃れたものの桧皮葺の屋根や小屋組みは損傷がひどく撤去され仁王像は現天上寺の金堂内に安置されています。

 今まで階段を登ってきたのに旧天上寺跡の山門(仁王門)から約190段の長~い石段を登りつめると旧天上寺の本堂のあった広場に着きます。長い旧参道の階段が最後の頑張り所です。

 階段を登り切ると天上寺跡だが少し左へ足を伸ばしますと、市街地から眺めると摩耶山の中腹に目立つ大木で、幹周り8mもある六甲山随一の大木であったと恩われます。200年前に摩耶山一帯で起きた大水害で奇跡的に生き残った。「大杉大明神」とあがめられ樹齢は千年と記され昭和51年の旧摩耶天上寺の大火災で序々に樹勢が衰え枯死していまいました。数年前来たときは焦げた後ありましたが、今は焦げた後は見られません。

 戻って天上寺跡に、摩耶山・天上寺は観音霊場、安産祈願の寺として信仰を集めたお寺で、現在旧境内は摩耶山歴史公園として整備され、旧伽藍の解説板などが整備されています。大火の後天上寺は開祖の地と伝えられる元摩耶(摩耶山山頂から北へ徒歩10分)へ移転し現在に至ります。

 広場の奥に進んで行くと三権現社(さんごんげんしゃ)跡があり、道標が立っていて左は摩耶山上(尾根コース)右は、摩耶山上(森林浴コース)で右に進みます。

 六甲山系はイノシシが多く生息していて、山道は落ち葉が敷き詰められていますが、餌を求めて掘り返し道はガタガタで足場を気をつけないといけません。

 山道がビチャビチャで湧き水が出ているようで、見ると弘法大師が道中一息ついたと言う伝説がある小さな湧き水です。

 六甲山系は、主要な山道は標識が完備していますが、無数の山道が存在し獣道に迷い込まないように「掬星台」方面へ、もうすぐです頑張ろう~。

 ようやく掬星台に来ると今日は、摩耶ロープウェー虹の駅前では、リュックサックマーケットが開催され賑わっています。

 今日は、靄がかかっていますが、掬星台の時計台がある標高690mからの南に広がる風景は素晴らしいです。掬星台の夜景は日本三大夜景といわれるそうだが見たいものですね。
 次回をお楽しみに では またね