平塚にあるキリスト教会 平塚バプテスト教会 

神奈川県平塚市にあるプロテスタントのキリスト教会です。牧師によるキリスト教や湘南地域情報、世相のつれづれ日記です。

新聞記事より

2013-08-12 12:11:51 | 牧師室だより


牧師室だより 2013年8月11日 新聞記事より

 今日(この文章を書いている日)は8月9日、被爆68年となる長崎原爆の日。田上富久市長は平和宣言で、政府が核兵器の非人道性を訴える共同声明に賛同しなかったことを「被爆国としての原点に反する」と強く批判した。核廃絶にリーダーシップを発揮するよう求めた、と速報。安倍政権の本質を見た思いで残念。核兵器廃絶の声が空しくならないよう、声をあげていかなくてはならない。

 さて、最近の若者は新聞を読まないという。情報はもっぱらテレビやネットで見るからいいということらしい。でも、私は根っからの新聞派。新聞の良さは、一目瞭然で記事の扱い(どこに何が書いてあるか、記事の軽重など)が分かること、読み返すことができること、その日の新聞全体で世界や社会の動きや状況や空気まで大まかにつかめることなどであろう。

 今朝の新聞でまず目に付いた記事は、ミャンマーの民主化運動25年記念式でのアウンサンスーチー氏の言葉、「国の発展には平和と自由が必要だ」。安倍政権の改憲の動きはこの「平和と自由」を奪う方向のもので、断じて容認できない。

 投書欄には「公的年金制度は将来、もたないといわれることもあるが、若い世代が計画性のある老後を過ごせ、保険金を払ってよかったと思えるよう制度維持に努めていただきたい」と77歳の女性の声。そう願いたい。

 同じ紙面の朝日川柳に目をやると「立秋の猛暑に私は腹立ちぬ」とあった。うまい、座布団一枚。

 スポーツ欄は昨日から始まった甲子園の記事満載。毎年のことだが、朝日の高校野球の過熱報道にはうんざり。それに美談ばかり載せるので食傷気味だ。何事にも光と闇がある。もっと闇の部分を批判的、建設的に取り上げてほしい。それはジャーナリストの責任と使命。松井秀喜氏の観戦記より、「僕も当時は日本一を目指して、必死に頑張った。でも、今思えば、優勝だけがすべてではない。49校の中で、1校だけしか優勝できない」。人生は敗戦の連続。転んで何を得るかだ。