5月21日、ボクシングの世界戦が前日の4試合に続き2試合が行われた。
有明コロシアムで行われたダブル世界戦、セミファイナルでは、3度目の防衛を目指したIBF世界ライトフライ級王者・八重樫東(34=大橋)が、暫定王者のミラン・メリンド(29=フィリピン)に初回2分45秒KOで敗れ、3度目の防衛に失敗した。初回2分45秒は世界戦ライトフライ級史上最短のKOタイムだった。
次いで行われたWBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(24=大橋)がリカルド・ロドリゲス(27=アメリカ)を3ラウンド1分8秒KOで下し、5度目の防衛に成功した。井上が終始圧倒。世界初挑戦のロドリゲスはなすすべがなかった。
八重樫の意外な短時間の敗退で、日本ジム所属のチャンピオンは12に人減ったが、最近の世界戦は主要団体が増え、日本ジム所属の王者は、WBA4人、WBC3人、WBO4人、IBF1人となっている。
殊にライトフライ級は、IBFの八重樫が退いたが、その他3団体それぞれに日本ジムチャンプが居る。34歳の八重樫は、この級の統一戦に挑戦する意欲があるようで、まだ引退は考えていないようだ。
しかし、最近のボクシング世界戦が以前のような興味にやや欠けているのは、主要団体が4つもあることにも関係していると思う。世界チャンピオンの重さが軽い感じだ。従って、4団体の統一戦はぜひやってもらいたい。「関連:5月20日」
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