昨晩は、ボクシングの世界戦が4試合あり、新たに2人が世界王者に就いた。これで日本のボクシングジム所属の世界チャンピオンは13人になった。
しかし、昨日のお目当て戦は、何といっても初めての世界戦、WBAミドル級王座決定戦に臨んだ五輪金メダリストで同級2位の村田諒太(31=帝拳)だったが、惜しくも同級1位のアッサン・エンダム(33=フランス)に1-2の判定で敗れ世界王座を逸した。
村田は4回にダウンを奪うなど押し気味に進めながら、ジャッジ2人がエンダムの手数を支持し敗れたが、試合終了後、誰もが村田の勝利を確信していたとのことだから、相当意外な結果になったようだ。
事実、この判定についてWBAのヒルベルト・メンドサJr会長はツイッターで「私の採点では村田が117―110で勝っていた。再戦を要求する」と声明を発表したほどだから、相当村田に低い採点をしたジャッジ2人の判定は見た目とはかけ離れていたようだ。
レフリーのカイズ(アメリカ)は117-110の大差で村田に軍配を上げている。村田がダウンを奪った後、慎重に試合を進めたためか、その後立ち直ったエンダムの方が手数では優っていたようだが、村田からすると効いたパンチはなかったとのことだ。
ただ、世界ミドル級の王座を奪うことは容易ではないことは確かなようだ。好漢村田が再度挑戦して世界王座に就くことができるか、次の試合を期待したい。「関連:4月24日」
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