新型コロナウイルスの国内感染者は昨日も30人増え135人となり、クルーズ船での感染者634人と合わせ769人になった。
クルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号は、乗客は殆ど下船したが1000人ほど居るという乗員は現在も船に残りその中で感染者も出ているようだ。
中国湖北省、武漢からの帰還者は一段落し、浙江省を含めた中国からの入国は拒絶状態だが、他の中国からの入国は一応認めている。
ただ、現状は感染経路がはっきりしない患者も増えてきているため、今までの“水際対策”や“封じ込め”を狙う時期から、国内での流行期・蔓延期に向けた対策に重点を置く状況になっている。
政府は、患者増加抑制に向け 明日にも基本方針策をまとめることにしているが、現状をみると依然として後手に回っている感じがあり、どのような方針がでるのか注目される。
このところ急速に感染者が増えている隣国韓国では、感染者が602人となり、死者も6人になっている
このような中で韓国政府は、感染症への警戒レベルを最悪の4レベルの「深刻」に引き上げ、対応を大幅に強化すると表明した。
警戒レベルを最高の「深刻」に引き上げたのは、新興宗教団体「新天地イエス教会」の大邱市内の教会で起きた集団感染が、釜山や光州、首都圏にも拡散しているためだ。
大邱市などを「感染症特別管理地域」に指定し、医療や防疫の人員を集中投下する。公共交通機関の運行制限も可能になる。
韓国は、特殊事情があって警戒レベルを「深刻」に上げたが、日本の場合は韓国をはじめアメリカなど他国と比べ余りにも対策が悠長になっていないか。明日の政府の発表が注目される。「関連:2月23日」
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