正さん日記

世の中思いにつれて

下衆の勘繰り、自民和田氏の変な質問、佐川氏証人喚問27日に

2018-03-20 14:19:13 | 政治

 19日の参院予算委員会で、自民党の和田政宗氏が財務省の太田充理財局長に対し、「民主党政権時に野田信彦首相の秘書官も務めていて『増税派』だから、アベノミクスをつぶすため、安倍政権をおとしめるために意図的に変な答弁をしているんじゃないですか」と「質問」した。

 これに対し太田理財局長は、和田氏が話す間、頭を激しく振り続け、答弁の際には怒り心頭に達した形で、「私は公務員として、お仕えした方に一生懸命お仕えすることが仕事なので、それを言われるとさすがにいくらなんでも、そんなつもりは全くありません。それはいくらなんでも、それはいくらなんでも…ご容赦ください」と声を震わせて答弁した。

 太田理財局長は、16日の会議で、森友文書改ざんの背景に、首相答弁の影響があったかを問われて「政府全体の答弁は気にしていた」と答弁。これは「財務省だけの問題」に議論を封じ込めようとする首相官邸や与党の筋書きからは外れたものだった。

 公平に見ていても、森友、加計問題の官僚の答弁は、今までは総て政権寄りで、特に佐川宣寿前理財局長の答弁は、政権寄りも良いところで、そのため、辻褄合わせに、文書改ざんに繋がったが、それに比べ太田局長の答弁はまともに答えている感じだ。

 それを捉え、和田氏の政権よいしょの情けない発言が出たが、和田氏こそ、こころから自民党に鞍替えし、まだ新米なのに発言の機会を与えられ、そのお礼とばかり安倍首相への忖度発言をしたと思う。

 与野党の質問時間が、以前に比べて与党の時間を無理やり増したが、こんなくだらないことに時間を使う位なら、もっと野党に時間を回すべきだ。

 さて、この場になって、与党がぐずぐず渋っていた佐川前財務省理財局長の証人喚問が、来週の27日(火)に衆参両院の予算委員会で行うことが決まった。

 第三者から見ると、森友文書の改ざんにより、佐川氏の言い逃れは難しくなっている感じだ。しかし、佐川氏は、検察から事情を聞かれる可能性があり、常套手段の「検察の調査中」を理由に「お答えはさし控える」を連発する可能性がある。

 まだまだ、森加計問題はすっきりしないまま、あとに引き連られていく恐れは残る。「関連:3月19日

 

 

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