正さん日記

世の中思いにつれて

麻生財務相辞任否定、佐川氏、昭恵氏の国会招致も拒否=動かない国会

2018-03-13 15:31:49 | 政治

 平成30年度の予算案を審議する参議員予算委員会が、日本維新の会を除く野党のボイコットによって空転している。

 野党がボイコットしている理由は、言うもでもなく、森友学園への土地売却に関わる財務省理財局の記録文書が肝心なところをカットしたり、書き換えられていたことが、財務省自身の告白によって明らかになったことだ。

 改ざんされた文書の前の正規の文書が公表された前日夜、改ざん文書の責任を被った形で、佐川宣寿国税庁長官(前財務省理財局長)が突然辞任した。

 佐川氏は、森友問題について、国会答弁を一手に受けた形で携わってきたが、文書は、佐川氏の答弁に整合性を持たせた形で都合よく書き換えられていた。

 その肝は、安倍昭恵氏や、5人の国会議員の名前が消され、特殊性や特別と言った文言も無くなっていた。それは、佐川氏の答弁に合わせることと、その部分が、財務省がいわゆる「忖度」したのは“なぜ”かに当たるからであろう。

 この前代未聞の不正について、財務省の最高責任者である麻生太郎財務相は、辞任に応じず、安倍晋三首相も麻生氏には真相解明に当たってもらうと述べるなど、木で鼻を括る対応をしている。

 また、野党が佐川氏と昭恵氏の国会招致を求めても、まったく応じようとしない。野党は、森友問題追及で佐川氏にさんざんいい加減な答弁に付き合わされてきた。恨み骨髄に達しているだろう。

 しかし政府・与党は、佐川氏の国会招致に応じると、昭恵氏も出さなければならなくなるので、何としても両者の招致は拒否するだろう。今度は、政府や自民党が安倍首相に忖度している。「関連:3月12日

 

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