正さん日記

世の中思いにつれて

がっぽり貯めこんでいる大企業

2008-12-24 16:47:32 | 経済
 やっぱり大企業は低賃金などにより大儲けをして内部留保をがっぽり貯めていた。
 共同通信社の調べでは、現在情け容赦なく派遣社員などの首を切り捨てているキャノンなどの電機・精密機械9社とトヨタなど自動車業界7社の16社の内部留保(個人で言えば貯金)は2008年9月現在で33兆6000億円あるとのことだ。単純計算で一社当たり2兆1000億円もある勘定だ。トヨタだけでも13兆円超もあるとのことでもの凄い蓄積だ。
 
 内部留保は会社の基盤を強化する上で必要不可欠なもの。本来会社の利益を、会社、従業員、株主の3社が公平に享受した上で、剰余金を内部留保として積み立てることが理想だが、最近は、株主を重視する余り、従業員の給与をできるだけ削減して利益を厚くしている傾向が強い。
 このところずっと労働分配率が低下していることや、賃金が少しも上がっていないことがそれを立証しているが、最も憂慮すべきは、派遣労働者などの非正規労働者を増やし低賃金で使用することや、今回のように都合が悪いと首を切って、調整弁に使っていることである。
 
 今回調査の対象になった企業は、その代表的な会社だ。これらの会社の経営者は、社員から役員に上がった者で、保身に徹し企業人としての志が希薄な人が多いようだ。
 つまり、利益を上げて株主配当をしなければ自身の立場が危うくなるので、常に株主の方に顔が向いている。
 従って、今回のような世界的経済危機に対しても、何とか利益を確保しなければならず、非正規社員の生活に気を使ってなどいられないと考えているのだろう。
 
 例えば、トヨタは13兆円以上の内部留保があるとのことだが、非正規社員の年収が300万として、1万人を雇用しても年間300億円で済み、13兆円の内43分の1をはたけば済むことになる。
 会社は慈善事業ではないと言われればその通りかもしれないので、やはりあこぎな雇用を止めさせるためには、法律で規制するしか方法がないのかも知れない。「関連:12月17日
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内藤、11回TKO勝ちで4度目防衛!=WBC世界フライ級戦=

2008-12-24 16:38:18 | スポーツ
 昨晩、両国国技館でプロボクシングWBC世界フライ級タイトルマッチ王者・内藤大助(34・宮田)VS挑戦者・同級13位山口真吾(29・渡嘉敷)が行われ、内藤が11R1分11秒でTKO勝ちし4度目の防衛に成功した。これで34歳3か月の内藤は自身が持つ世界王座の日本選手最年長記録を更新した。戦績は39戦34勝(22KO)2敗3分け。
 山口は3月のWBAフライ級に続く3度目の世界戦に臨んだが、王座には届かなかった。戦績は31戦23勝(9KO)6敗2分け。
 
 序盤から内藤は積極的に攻め、左右のフックを応酬する激しい打ち合いの中、山口を確実にとらえスタミナを奪った。終盤の11R、内藤は左フックから右を打ち下ろして山口からダウンを奪うと、一気に連打で攻め込みレフェリーストップを呼び込んだ。
 身長、リーチともに勝る内藤は、かなり格下相手に終始ポイントを稼ぎ、終わってみれば完勝だったが、山口も打たれ強いところを見せ、11回まで善戦した。この試合で敗れた山口は引退する可能性がある。
 
 内藤大助は1996年10月プロデビューした、身長163センチの右ボクサーファイター。2007年7月にポンサクレック(タイ)を破り世界王者に。同10月に亀田大毅を相手に初防衛、亀田大穀の反則技をものともせず打ち破って一躍ヒーローにのし上がった。今年3月、ポンサクレックと再戦し引き分け、7月に清水智信(金子)にKO勝ちで3度目の防衛を果たした。
 「写真:4回、山口真吾(左)を攻める内藤大助、時事通信社)
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