すずきせいこの「日々雑感」

政治や暮らし、孫のことから平和・原発問題まで“本音でしなやかに”・・・

北陸新幹線開業から2ヶ月とパンドラの箱を開けた日

2015年05月16日 | 日々思うこと

昨15日は月刊『食べもの通信』編集の家庭栄養研究会役員会で上京です。糸魚川駅新幹線改札口を入ってから南口のレンガ車庫の三連アーチの裏側と黒姫山をガラス越しに撮りました。レンガ車庫の棟の壁はこのような鋼材で支えられており、一度この高さで撮ってみたいと思っていました。写真の一番左は明星山(1,188m)で、若かりし頃に何度も登った青春の山です。連なる黒姫山とともに全山石灰岩で、南壁は大迫力の日本有数のロッククライミングとして知られていますが、私は迂回して一般道での登頂でした。

新幹線ホームへ上がるといつになく大勢の乗客で、市内旅行社のTさんがいて先ずは「お久しぶりです」とご挨拶・・・。いつもはバス利用が主な団体旅行なのに、この日は「北陸新幹線が開業したから一度は乗って東京へ・・・」と皆さん笑顔です。新幹線開業から2ヶ月が経過し、このように利用者が増えることは嬉しいものです。

あっという間に長野駅に到着で速達タイプの「かがやき」に乗り換える人も多くみられました。これまでの長いトンネルを抜けるといきなり関東平野の上越新幹線と違って、車窓から新緑の信濃路の風景を楽しみ約1時間ほどで軽井沢駅に到着です。車窓からアウトレットの建物の方向に「北陸新幹線開業 ようこそ 軽井沢へ」の看板が目に留まり、下には英字で明記なのでさすが軽井沢と感心です。

都心での会議では先ず、安全保障関連法案だけでなく安倍政権の進もうとしている多くの問題が取り上げられました。国民の胃袋と直結するTPP(環太平洋パートナーシップ協定)問題一つとっても、食糧が武器にもなりその自給率の低下に拍車がかかることを危惧してしまいます。先月末の米議会での安倍首相の演説を思い返すと、まさに狂っている首相としか言いようがないことを再認識です。そして5月15日は沖縄本土復帰を果たした日で、翁長知事は「民主主義は実現していない。」と・・・。

そんなことで当ブックマークの知人だけでなく多くの“賢者”はブログやツイッターで、70年間封印してきたパンドラの箱を開けようとしている安倍政権の危うさを訴えています。ネトウヨをはじめとする“愚者”らには、この危うさを受け止める洞察力もないようですが、せめて真面目に一生懸命に生きている人たちに今の国会での状況をどう伝えればよいのかと悩める週末です。