日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

とっておき

2006-10-10 | 北海道から

(たまっている話題を押しのけて、まだ北海道)

ふりかえれば北の彷徨は30回ちかくを数えます。
(数えたことも正確な記憶もないけど)
そして毎回、
野宿なども重ねながら数日間、道内各地を走り回っています。
北海道に住んでいる人だって、そんな時間を費やしている人は多くないでしょ。
ちなみに、
今回お世話になった福島町の民宿のおかみさんも
「礼文島には行ったことがない」って言ってたし、
私だって、
茨城県内や関東地方をそんなふうにめぐったことはないし。

「もう北海道は隅々まで知ってるんじゃないですか」
と聞かれることがあるんだけど、決まって
「隅々知っています」と答えています。
そうなんです。(自慢)
北海道の海岸線沿いの主要道は、ただ一ヶ所を除き、
基本的には全週を走破してきました。
その唯一、未踏の海岸線が、
渡島半島の東側(亀田半島)でした。
これからも、ずっと寄らない場所として大切にしておくんだなんて、無意味に粋がっていたりもしていました。

ところが今回、その亀田半島はこちらとかこちらとかこちらとか、そしてこちらとかあっさりと巡ってしまいました。

話は古くなるけど、
友人と二人で彷徨したときのことです。忘れもしません、1991年8月。
ラジオもつけないで車を走らせてたんだけど、たまたま立ち寄った襟裳岬のお土産屋さんで流れていたニュースが、ソ連でのクーデター騒ぎ。
それからラジオをつけて道内をうろうろしているうち、数日後には一件落着。
いわば世界が激動している瞬間、お気楽にも下記のとおり温泉三昧で過ごしたという、なんとも脳天気なタイミング。小気味いいことこの上なしでした。

その夏は、
4日くらいの間に、道東を中心に30数カ所の温泉をはしごしたのでした。
たとえば、
「北の国から」以降、芋洗いみたいになっている十勝岳の「吹上温泉」も今のようには整備されていませんでした。
旭岳の中腹にあった「天女の湯」は、旭岳ロープウェイがリニューアルされる前にあった中継駅「天女ヶ原」のちかくで、もう行くこともないだろうなぁ。
りっぱな施設が建っているこちらとかこちらなどは、たしか森やヤブの中に勝手に温泉が湧いてるだけの場所だったはず。
川北温泉を探すつもりで到達できたのが薫別温泉だったという結果オーライ。
その年には、カラマツの湯は探したけど行き着けなかったなぁ。
と、
キリがないのでおしまいにするけど、とにかく
北海道といえば無料・露天の温泉です。(きっぱり)

というような、
北の塗りつぶし彷徨者が、
気にはなりつつも行くことはないと決めていたのが、
亀田半島の突端にある「水無海浜温泉」だったんだけど、
それが上の写真。あっさり行ってきちゃいました。
長くなるので説明は省略します。
って十分すぎるほど長かったよね。(多謝)

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