日刊「NOCUSる」

たとえば5年後、あなたは何を食べている? それは、どこで誰が作る?

竹内バッテン

2009-08-21 | 考える
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No.3305

No.3301のつづきです。

以下、今週発行の「たまご新聞」から転載。

 “中立報道”という言葉があります。が、たとえば農業を守るか潰すか、憲法9条を守るか変えるか、戦争を拒否するか支持するかといった分岐点に立ったとき、いずれにおいても本紙「たまご新聞」は断固として前者の立場をつらぬくことを表明するものです。と、あらためて大仰にふりかぶりつつ・・・
 たいせつな国民の権利
 きたる8月30日の衆議院選挙のときには、あわせて最高裁の国民審査もおこなわれます。「憲法の番人」とも呼ばれる最高裁判所の裁判官としてふさわしくないと思う人に「×」バッテンをつけて投票することでやめさせることができる権利を行使する機会です。
 「よくわからないので棄権」のつもりで、何も記入しないで投票すると、信任したものとみなされてしまうので注意が必要です。
 イラク派兵の張本人
 今回の選挙で審査される裁判官のなかに、竹内行夫という人物がいます。小泉内閣時代に外務省官僚のトップとしてイラク戦争を支持し、自衛隊の派兵をすすめた張本人の一人です。
 昨年4月17日、名古屋高裁において、自衛隊のイラク派兵は憲法9条に違反しているという判決が確定しています。ところが麻生内閣は、その憲法違反の責任者を「憲法の番人」に任命したのです。
 平和のための意思表示
 インド洋やソマリア沖に自衛隊を出し、近い将来にはアフガニスタンにも・・・。今後、竹内行夫氏のような人物が最高裁で影響力を持ったら、ますます平和憲法がないがしろにされかねません。
 こぞって今度の投票で、少なくとも竹内行夫氏にはバッテンをつけ、平和への願いを形にしてください。