むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

吉野大巨先生の稽古場は...(東鶴)

2010-11-30 | 書道
吉野大巨先生の稽古場は、私が習い始めたころは
お弟子さんは正座をして習っていました。



もちろん座布団はありました。

でもいつの日からかなぜか
吉野先生が率先して椅子とテーブルに変えられました。

良かったですぅー。
こちらとしては足がしびれなくなって。

先生は例によってお話好きなので
お稽古中でもいろいろ話があちらこちらに飛ぶことがあります。

時には順番を待っているお弟子さんとの会話がはずみ
習っているこちらが足のしびれが切れかけているのに
延々とお話が続いていることもしばしば...。
「ギョエー、なんとかしてくれー...。」






なにごとも阿吽の呼吸が大事です。
椅子に座っていればその心配はありませんね。お互いに。

「そうだろ、みんなーっ。」
と叫んで一人でやっているギター芸人の朝日太郎という人がいましたね。

「そうだろ、みんなーっ。」


見えないところを楽しむ...(東鶴)

2010-11-28 | 書道
法帖によっては、なんて書いてあるのか
全然見えない、読めないことがありますよね。

吉野大巨先生は「心で見るのだ」、とおっしゃって
読み下し文などを参考にしてすらすらとお手本を書かれます。


でも、先生がたまに書き飛ばされたところがあったりすると...

さて、どうしようか...?
先生に書いていただいたとおりに飛ばして書くか...?





これは少し前から私が習っている「晋祠銘」の一部です。
左側のページは半分以上見えません。ふぅー。

先生が飛ばされたところを書いてみました。
下の半紙では「神」の字がそうです。



この場合、「晋祠銘」のほかの部分から「神」の字を見つけて書いてみました。
さてつぎはこれです。




この二文字「珍羞」は見つからなかったので
そういう時は強い味方の

のお出ましです。

「晋祠銘」を書いた唐の太宗皇帝は王羲之の字をとても尊重していたので
私としては、とりあえず王羲之の書いた「珍」と「羞」をさがし、
自分が太宗皇帝になったつもりで、おおらかな気持ちで書いてみることに。

いやー、でもなかなか思ったようには書けないものです。
当然ですよね、皇帝じゃありませんから...。





行きつけ(桃太郎)

2010-11-27 | 書道

萬鶴さんから皆さんの行きつけをアップしましょう、との書き込みが以前に

ありましたので、今日は私の行きつけをご紹介いたします。

八王子市北野にあります卸売り市場です。

いろいろなお店があるのですが、このお店(三倉)は地元のお鮨屋さんなどが仕入れにやってくる

築地より直送の天然物を扱っているお店です。

手前左から「金目鯛」「かます」「ヒラメ」「キス」

奥左から「鰆」「太刀魚」「イシガキ鯛」「真鯛」「コチ」「キンキ」と魚種も豊富です。

他にも沢山の魚が並んでいるんですよ

「はかりめ」あなごです。

「サヨリ」です。

そして、市場からの帰り道で立ち寄るのがここです。

道の駅滝山です。

都内では唯一の道の駅だそうです。

毎朝、地場の新鮮な野菜が豊富に並べられています。

見てください。この大根や蕪の葉っぱを。

この大根葉を炒めますと絶品なんです。

たまごも滝山街道沿いの山の上で、元気に飼われている鶏たちが

生んだもので、割ってみると白身が盛り上がっています。

そして、本日は丸々と太った金目鯛を購入し、これから捌くことに。

夜にはお刺身に変わる予定です。

本日は私の行きつけ?と言いますか、予定の無い土曜日の行動パターン

をご紹介いたしました。

午後から書に没頭し、夕方6時ころからお料理を始めます。

お料理も趣味の一つです。


話のネタ...(東鶴)

2010-11-27 | 書道
吉野大巨先生から話のネタをいただきました。

吉野先生が還暦なのは以前のブログでご紹介済みですよね。
そして60歳を「耳順」ともいうこともご紹介しました。

さらに吉野先生は北海道の苫小牧出身でいらっしゃいます。
つまり北の「おきな」、「北叟」です。
北の翁がほほ笑むで「北叟笑」(ほくそえむ)
ここまでをどうか頭の中にお含みおきください。



よろしいでしょうか?


つぎに何とこれがこのように変身するのです。





吉野先生の意匠で田中光悦堂さんが彫られ、
それを吉野先生が補って彫られたものだそうです。

素晴らしいですよね...萬鶴さん。





話は変わって



これはたまたま私が昨日吉野大巨先生からいただいた朱文字
「皆大好(みなおおいによし)」なのですが
これを「みなだいすき」と読んだひと...


高○K子さん、このブログをちゃんとご覧になっていますか?
ウンとかスンとかおっしゃってください、お願いします。




人事異動の内示が...(東鶴)

2010-11-26 | 書道
吉野大巨先生から人事異動の内示が出ました。

12月5日付大國魂神社で発令だそうです。


これからみなさん、書の奥深い階段を登ることに...。
でもこの階段の左側は「いせや」か?

A-真洋さんは「鶴城(かくじょう)」

中○T夫さんは「豪鶴(ごうかく)」

藤○ Iさんは「岑鶴(しんかく)」

Y-正貴さんは「鶴嶺(かくれい」」


これで鶴がまた四羽誕生です。
おめでとうございます。
そして、吉野大巨先生ありがとうございます。

鶴城さんは、いつ書くのかな_? これから「かくじょう」
豪鶴さんは何につけても「合格」?
岑鶴さんは「しんかく」高潔?
鶴嶺さんはどこに「かくれい」ているの?早く出てきて!



さむ_...どうも洒落が萬鶴さんのように枯れてしまっていけません。

ま、それにしても、吉野大巨先生の深いご配慮で
雅号をいただいたことは間違いありません!


あとは萬鶴さんにみんな雅印を彫ってもらいましょうね。(^O^)/

お尻に火が付いた! (萬鶴)

2010-11-26 | 書道

昨日書いた枚数をご想像下さい。

 

ちょっと早めの忘年会も迫ってきました。

まさに師走が近づいているせいなのか?追われている感じがします。

今月も終わろうとしている中、せめて宿題だけはと、やる気を出しました。

まさに、お尻に火が付いた状態です。

 

 

漢時代 「三老忌日記」を書いています。

難しいのは当たりまえですが、でも難しい!

 

 

先生からいただいたお手本です。

これは、奈良 誰レ展用のものです。

先月も今月も1~2回の教室通いでした。

 

三鷹駅北口(武蔵野側)のイルミネーションです。

 

この時期、もう一方の趣味?ダンスも忙しく、試合を前にしての練習。

年末の演技発表会への準備・・・。

ダンス関係は鬼?のパートナーがいますので、優先順位は決まっています。

 

しばらくは、この調子が続きますので、よろしお願いいたします。

 

(萬鶴)

 


動画(桃太郎)

2010-11-25 | 書道

今日、木曜日はお稽古日です

私が教室に到着するとすでに中〇さんがいらっしゃってました

その後、京さん、真さん、泉さんとそろい踏みです

今日は動画を撮ってアップするぞと勇んで撮影

唐 太宗 「晋祠銘」です。

そして「隷書」

最後に「楷書」だったのですが・・・・

動画をアップしようとすると・・・

ファイルの容量が許容範囲を超えているとのメッセージ

残念ながら動画はアップできませんでした

次回は画像の解像度を落として再度挑戦してみます

 

萬鶴さ~ん!

動画アップのお約束が果たせませんでした。

すみません。

                <追伸>

先生から、板戸に書かれた桑原翆邦先生の書?の研修会は?

とのお言葉がありました。

研修会のことでしたら先ずは萬鶴さんに相談しませんと、とお答えしておきました

 


武蔵野界隈の秋 そして・・・

2010-11-25 | 書道

 

もう、11月も25日となりました。

今年もあと36日です。

 

今日は武蔵野界隈の秋。そして・・・をご紹介します。

総合体育館入口脇の雑木林。

向こうに市役所が見えます。

 

秋ですね。

 

 

クリーンセンタ―のイチョウの葉も色づき始めてきました。

例年よりちょっと遅く感じます。

 

 

クリーンセンター北側からパチリしました。

私にとってはいろいろと思いのある施設ですが、こうして見ると絵になりますね。

 

 

そして・・・

 

 

ある方(桃太郎さん)の社長室です。

先日お伺いした時にパチリしました。

「貴幸満須」内田藍亭先生の書です。

貴は桃太郎さん、そして須は奥さま。

意味は加筆をお願いします。

社長室にお二人の字が入っている額を飾るって、素敵ですね。

 

 

沢山の功労賞や認定書、感謝状などが並んでいます。

桃太郎さんの真面目さや謙虚さ、そして、大事な指導力・経営力が伺えます。

 

内容がアンバランスかと思いますが、とりあえずアップさせていただきました。

 

(萬鶴)


増える書籍 (萬鶴)

2010-11-24 | 書道

 

書道は始めて、2年数か月経ちました。

気が付くと書棚には、書道に関する書籍が増えています。

 

特に、古代文字の篆書を好んでいることから、それに関係する本が多くなります。

 

 

その中でも、“白川静博士”の「漢字の世界へ」が大変気に行っています。

とても分かりやすい解説です。

何故ならば、小学生向けの漢字解説本だからです。

今の私にはピッタリです。

 

 

「感じの漢字」は面白い本でした。

確か?ネットで買い求めたモノです。

 

これも古代文字ですかね?

説明がまた面白いのです。

 

 

自分の「自」は鼻だったんですね。

たしかに、自分は・・・と言う時には、鼻に指をあてます。

古代文字(篆書)は面白い!

 

「感じの漢字」をご紹介した、なにかと幹事?の萬鶴でした。


書けるときに書く...(東鶴)

2010-11-24 | 書道
書けるときに書く...

全書芸12月号の半紙の競書は
唐の時代の顔真卿の「争座位稿」と後漢の時代の「西狭頌」の臨書です。

少しでも時間のある時に書いておこうと休日の今日はそそくさと
朝食を済まして半紙に向かうことに。


でもやはりBGMが欲しい_



そこで活躍するのがウォークマン充電機能付きスピーカースタンドです。


なぜか今回はカラヤン指揮ベルリンフィルの第九
を流しながら書くことに...歳の瀬感たっぷり...。





第四楽章の合唱が始まる前までになんとかそれなりに...。

あとは無事に12月5日の大國魂神社を迎えるだけ?







あ、そうそう忘れていました

私の長野の家のそばにある、とあるひとの家のことを。
今は、その方の事務所が持つ山荘になっているようです。



さっきこのひとのアルバムを聴いていて思い出しました。
「恋人がサンタクロース」「ダンデライオン」などたくさんのを歌っていたひとです。

我が家より少し後に建てたようです。



いろいろな紙を楽しむ...(東鶴)

2010-11-23 | 書道
いろいろな紙が私の家にあります。

今回はそれらを使って同じ字を同じ調子で書いてみることに...。

12月号の全書芸の巻頭辞に「一生懸命」の題で堀 天鶴先生が
「実践を積み重ねてきた価値のある大変奥の深い言葉」として書かれている
「礎」を参考題材にさせていただきました。



まずは、蓼科の陶仙房で求めた竹を材料とした和紙
筆ざわりはごわごわしていて、毛邊半紙と同じような色をしています。



こちらは小国和紙
なかなかの個性の持ち主で、結構書き初めのうちに墨を取られる感じがしました。
でもさすが北国の和紙、とても丈夫そうです。




左:厚手の半紙で師範試験の時の小文に使いました。結構墨ものばしてくれます。
下の娘の退職願などもこの紙で私が書きました。

中:玄楽画仙紙(半切の四分の一)これも厚手で「牛橛造像記」を全臨するときに下敷きとして使いました。
厚手なので安心して下敷きに出来るのですが、折り込みに弱く、特に折り目が消耗します。

右:市販の普通の色紙です。この三つの中では一番墨をのばすような気がしました。
(これは何かに転用できそう......)



左が皆さんおなじみ毛邊半紙、右は兄弟分の白蓮半紙です。
この二つ、特に毛邊は書きなれているせいもあって、墨ののびも良く
気持ちよく書ける気がしました。

********************

たかが紙、されど紙の感を深くした一日でした。

さて、皆さんもお家にあるいろいろな紙を使って、書き味をお試しになって
その感想をお聞かせください?





倣書の面白さ...(東鶴)

2010-11-22 | 書道
全書芸の12月の競書を書いてみました。
今回は臨書ではなく「倣書」です。


12月の課題は皆さんご存知の朱熹の「少年易老学難成、一寸光陰不可軽」。
私は虞世南の「孔子廟堂碑」の書風に倣って書くことにしています。



法帖に付箋がつけてあります。
これは先ほどの朱熹の「少年易老学難成、一寸光陰不可軽」
の中の同じ文字を探して見つかったものなのです。

今回は14文字中たまたま6文字程度がヒットしました。
これでも多い方でしょうか。



これはたとえば「年」という字のところ。
(右から3行目)

こんな風にして、書いていくと



となります。

「孔子廟堂碑」を吉野大巨先生に習い始めて2年以上経っていると
思いますが、全書芸の月例の倣書のたびに字を拾い出すため
法帖の最初から最後まで目を通すことをやっていると、2年間で
結局24回もこの法帖を見ることになるのです。

そしてそのうち

自分がいつのまにか虞世南になっていることに....。

なーんちゃって、これは夢かもしれませんね。


いちょう祭り(桃太郎)

2010-11-21 | 書道

今日は地元で恒例の八王子いちょう祭りに行ってきました。

今年で31回目となりますが、2日間の開催で両日とも晴天だったのは

今年が初めてとのアナウンスが流れていました。

 

 

甲州街道を高尾に向かってのいちょう並木です。

毎年八王子市役所の駐車場にクラシックカーが集結しパレードが開催されます。

 

 

出発前のご挨拶。

なぜか?八王子芸者のお姉さま方もお見えになり

 

 

先頭を走る車に、黒須市長さんと同乗。華を添えます。

 

 

東洋工業 コスモスポーツです。

 

 

ダットサン フェアレディSR311

 

 

こんなボンネットバスも

今日はお客さんを乗せ、車掌さんも当時の姿で

発車~オオラ~イ。

 

 

ダイハツ ミゼットです。

墨友会の皆様には、当時を思い出す懐かしい車ばかりではないでしょうか?

クラシックカーばかり283台がパレードに参加されました。

肝心のいちょうはと言うと、例年に比べ今一歩と言ったところでしょうか。

マンションの陰となってしまっている所と、日当たりのよい所

街路灯のある所等々、場所によって紅葉にも差があります。

そして例年はコートを手放せないのですが、今年は上着1枚でOK。

今日も気候の異変を肌で感じたような・・・

今日は地元八王子のお祭りをちょっと紹介させていただきました。

 


西狭頌を書いてます(東鶴)

2010-11-20 | 書道
今、全書芸の競書は西狭頌を習っています。
12月号の古碑法帖研究の部分です。






この臨書をしているとおおらかな漢の時代に息をしているような感じがします。









吉野大巨先生に3枚までで留めておくように
と言われ続けて、ようやく止まるようになりました。


あとは、野となれ山となれ...。

桃太郎さん、たくさん書いていらっしゃいますかぁ~。