むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

創作 「門松づくり」

2013-12-29 | 書道

自分のブログで、毎年 創作の門松づくりをご紹介しています。

今日はコピーして同じものをご紹介します。

正月飾りは、29日(苦にち飾り)にならないように、28日までに飾るのがしきたりです。

作るのは昨日(28日)しかありません。

材料を揃えて、竹を切り縁起物を植え込みます。

 

 

私は簡単な創作「門松づくり」ですので、鉢植えを利用します。

鉢の真ん中に青竹を一本植え込みます。

先を鋭角にするのは昔 武家屋敷などで飾れていたようです。

それは、鋭角な切り口が武器にも使用できるとか?

今では鋭角な先をちょっと平らに削っているのを見かけます。

商人は丸く輪切りにするとか・・・?

(定かではありません)

 

 

デパートなどでは竹の先端を鋭角にしているのは、見栄えなのかな?

竹の周りに松や明るい草花を植え込みました。

 

 

笹や金銀の柳を植えました。

一応向かって左に金を右に銀を植えます。

何ごとも左が優位として考えられているからです。

 

 

草花は松飾りを外した後に使えるものを選びました。

庭の南天(難を転ずると言う意味から)も植えます。

 そう、縄などを巻くときは、奇数にしています。

3回巻き・5回巻き・7回巻きと言うようにです。

 

 

先ずは、隣の実家用です。

こんな感じになりました。

扇状に植え込みました。

末広がりの意味も込めてです。

 引首印を押す時と同じような意味合いです。

 

 

我が家です。

同じ感じのものです。

所要時間2時間くらいですかね。

来年はどんな年になるのかなぁ~。

 

 

私にとっては変化のある年(歳?)になることでしょうね。

来年こそ、シッカリと筆を持つ時間を長く取りたいものです。

昨日も荻窪の廣悦堂さんに行ってきました。

気持ちだけはやる気になっています。

みなさまも良い年をお迎えください。

 

萬 鶴


これで正月がやって来る

2013-12-23 | 書道

12月21日(土) 山崎鶴嶺さんの経営する会社の餅つきにお伺いしました。

前日からもち米砥ぎから始まり、当日は早朝6時前からスタートしたとのことです。

これに参加しないと正月が来ないような気がして、毎年伺わさせていただいています。

 

 

いいですねぇ~。

この湯気が何とも言えません。

↑ で前日から準備と言いましたが、どんなもち米を使うかはかなり前から考えていたのでしょう。

先生方の揮毫も同じかも知れません。

だいぶ前から案をあたためて、出来上がった作品を想像しながら、時を待つのでしょう。

きっと鶴嶺さんも同じ考えだと思います。

 

 

臼を温めたり、かなり繊細な部分もあるようです。

一番臼は食べるには、餅本来の味では無いようです。

お供え用の鏡餅にするそうです。

コネてなんぼ。

熟練の技からスタートします。

 

 

ある程度出来上がると、参加者が杵を持ちつかせてくれます。

今年一年の思いを込めて、来年が良い年になりますよう願いを込めて・・・。

 

 

みなさんの掛け声で、盛り上がります。

社員や家族の方々と一体感が生まれます。

これも鶴嶺さんのお人柄なんでしょう。

 

 

 

鏡餅・のし餅・絡み餅と出来上がって行きます。

みなさんお酒も入りながら、年の瀬を楽しんでいます。

残念ながら、私は車なので、ノンアルコールでした。

 

 

今年、初デビューの大きなブロックです。

塩コショウもほど良く美味しくいただきました。

この仕入れや下ごしらえも、鶴嶺さんは来られる方々の笑顔を想像しているのでしょうね。

 

 

入口付近で、炭火担当をしていました。

筆を持つのと同じように・・・?丁寧に焼いていました。

このような社長(鶴嶺さん)がいるから、社員は元気で明るく、誇りをもって働いているのでしょうね。

さすが、組織をまとめるのが上手い方です。

書道を始めたのも、社員への表彰状を直筆で書くことを目的で入門されたと聞きます。

 

 

まだまだ、蒸し器にはもち米が重なっています。

多くの方々に、良い年を迎えていただきたいとの気持ちなのでしょう。

あと10日で正月です。

先生の年賀状書きもスタートしたかと思います。

今年は何日に届くかな?

楽しみです。

 

萬 鶴

 

 

 


日本酒の美味しい季節

2013-12-19 | 書道

 年末年始、お酒を飲む機会が多くなりました。

とは言っても飲み過ぎには注意いたしましょう。

自分に言い聞かせている言葉です。

吉野先生が揮毫されたお酒のラベルを並べて見ました。

 

明鏡止水 大吟醸斗瓶取り明鏡止水大吟醸斗瓶取り明鏡止水 純米大吟醸明鏡止水 純米吟醸明鏡止水 特選純米吟醸 ひやおろし明鏡止水 甕口「URUTRA7」純米吟醸明鏡止水 ALL NAGANO純米吟醸生酒明鏡止水 純米吟醸 生酒明鏡止水 ALL NAGANO純米吟醸

 

明鏡止水 めいきょうしすい

大澤酒造 ←ここをクリックするとホームページに入れます

長野県佐久市茂田井

明鏡止水を醸す大澤酒造さんは、長野県佐久市 旧中仙道に位置し元禄2年(1889年)より酒つくりする老舗蔵です。


明鏡止水の酒の名は、「一点の曇りの無い鏡、揺るぎの無い水面」を意味し、そのような心境で酒を造りをしています。

醸す酒のほとんどは、高級酒に使用される酒米を使用し精米歩合も高く、キメの細やかな味わいが特徴です。

(ネットより引用)



 

そして、前回お稽古場にお伺いした時に、一枚のパンフレットをいただきました。

こんなふうに、明鏡止水(大澤酒造)を紹介しているものです。

 

 

お酒は見るものでなく、飲むものです。

どんな味なのか、先生におねだりしてみようかとも思っています。

先生もこのブログをご覧になっているかと思いますので、気持ちが伝わるといいのですが・・・(笑)

 

 

 

昨年、先生から株分けしていただいた、ファイアーリリーの花が咲きました。

結構長い間、咲いています。(5月ごろまで)

 

今年もあと2週間切りました!

年内に片付けるモノ(作業)が多いかと思いますが、お互いに?頑張りましょう!

 

萬 鶴


筆の味

2013-12-14 | 書道

また、桑原翆邦先生の秘蔵作品が増えたようです。

先生が大事そうに箱を開きました。

 

 

書は読むものでなく、観るものとお聞きしました。

よかったですよう~。

読める字もあったり、そうでない字もありました。

桑原先生の30~40代の頃の作品らしいです。

それは雅号の書き方や雅印から判断するそうです。

 

 

この日は、競書の〆切りが間に合わないため、電話して突然お伺いしました。

先生も桑原翆邦先生の雅印集を作成する準備をしていました。

いつ出来上がるのでしょうか?

時間がかかると仰っていました。

“これは私の趣味ですよ。誰かが作らないとね・・・と”

きっと、無心で心穏やかな時間なのでしょう。

そして、筆の話にもなりました。

お稽古に使っている、朱の筆です。

 

 

新しいもの、使い古したもの・・・

新しいものは先が鋭く、繊細なものにはいいですね。

下の方は使い古した?ものです。

毛先は粗くなっていますが、味わいがあるんですよ。と

筆飾って置くものではなく、どんどん使ってください。

いろいろな味わいを経験して下さい。

これは自分に合っているとか、書き慣れているとかでなくてね・・・。

また、一つ勉強になりました。

いずれにしても、先ずは筆を持つ時間を作ることですね。

これ私だけの独り言です。

 

萬 鶴


こんな時期になりましたね

2013-12-11 | 書道

早!

もう、12月11日です。

もういくつ寝ると、お正月です。

バタバタとしてきました・・・。

 

 

いろいろとやることが重なり、土曜日のお稽古場に行くことが出来ません。

月例競書も〆切り間近です。

先生にお電話しました。

“お稽古場にいますよぅ~ どうぞぅ~”とのことでした。

お伺いし、月例競書と大事なお月謝をお納めいたしました。

 

 

吉野大巨先生は、桑原翆邦先生の雅印集を作っている最中でした。

細かい作業ですね。

桑原先生の作品がら雅印を写して、年代別に作るようです。

 

 

 

この話はまた別の機会にご紹介いたします。

さて、毎年 先生からカレンダーをいただいています。

 

 

“どうぞ お好きなものを選んでください”とのことでした。

私は「筆硯香」と書かれたものを選びました。

“奥さまにも・・・”と。

家内には赤い台座のものをいただきました。

 

 

忘年会と称して、飲み会が続きます。

昨日も今日もです。

また、花粉症の前兆でしょうか?鼻がズルズルしています。

みなさまも、風邪など引かぬようご自愛ください。

 

萬 鶴


このりんごを食べれば上手くなる?

2013-12-06 | 書道

毎年いただいている「天来りんご」です。

この時期、お教室に伺うと、書が上手くなると言われている「りんご」が飾られています。

いろいろあって、お教室に行っていませんでした。

 

 

その「天来りんご」を山崎鶴嶺さん経緯でいただきました。

食べる前に筆を持たないと上手には成れないことは理解しております・・・。

食べてから筆を持つか?

筆を持ってから食べるか?を思案中です。

 

 

先生から株分けしていただいた「ファイヤーリリー」です。

花芽を持ち始めました!

もう少しすればピンクの花が開花するのでしょうね。

 

 

こんなふうにです。(昨年の画像です)

植物はマメに手入れすれば成長しますが、私は施しようが無い状態です。

 

 

 

庭の渋柿を干し柿にしています。

渋柿でも工夫すれば、とっても甘い柿になります。

渋柿が干し柿になるように、人生も甘く送れると良いと願っています。

しかし、これって甘い考えなのでしょうね?

 

萬  鶴