むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

新年を迎える準備(萬鶴)

2010-12-31 | 書道

本日は大晦日です。

あと12時間で2011年(平成23年)の幕開けです。

今年も予測がつかないことが、いろいろとありました。

来年こそは、平らで穏やかな年にしたいものです。

そんな願いを込めて毎年、新年を迎える作業に取り掛かっています。

 

 

 

それは半年前からの準備です。

庭のプランターに田植えをして、稲を育てます。

↑の画像は稲を切り取った跡です。

 

 

今年の夏は暑かったですねぇ~。

食用でないので、青いうちに刈り取り保存しておきます。

庭で稲穂を見ることが出来るのは贅沢かも知れません。

 

 

 

そして、昨日 しめ縄づくりに取り掛かりました。

例年ならもう少し早く着手するところでしたが、何故かこの日になりました。

縁起ものですから、何人かの方に差し上げていましたが、今年はスミマセン・・・。

 

 

田植えから始まった「しめ縄」も完成し、自宅の玄関に飾りました。

 

そして・・・。

 

 

今度は門松づくりです。

角松には神が宿るとも言われ、竹などは魔よけにもなるとか・・・。

 

 

我が家の玄関に飾った創作の門松です。

 

竹を鋭く切り飾るのは武家で、これを武具にも使えるようにしたとか。

丸く切り落とすのが商人とも聞きます。

私はヤリのように鋭く切り落とし、そしてピン角を落としました。

これで、我が家の新年を迎える準備が整いました。

 

さて、この一年、吉野大巨先生をはじめ、多くの方がにいろいろとお世話になりました。

特に、「むさしの墨友会」のメンバーとは、楽しい、そして、大人の仲間づくりとお付き合いをさせていただきました。

本当にありがとうございました。

また、来年も相変わらず、よろしくお願いしたいと存じます。

みなさまにとって、良い年でありますようお祈り申し上げます。

 

(萬鶴)


「遊仙」な時間を楽しむ」その2...(東鶴)

2010-12-31 | 書道
「遊仙な時間を楽しむ」その2



普段は、まとまった時間がなかなか取れないので
休みの時ぐらい、たまには硯をつかって墨を磨ることに...。

でも、これって昔の人は普通にやってたんですよね。
ただ、私は小学校の「お習字」では墨を磨るだけで眠くなってしまったですけど。





用意するもの、水滴と硯
(あたりまえだろっ!。)


今回は、むさしの墨友会の春の研修旅行で、し・ら・ふの時に買い求めた「甲州特産 雨畑真石硯」を使いました。
肌がとてもきめ細やかで墨が氷の上を滑るように動きます。




まずはなにごとも、心をこめて「乾坤一滴?」
いや違った、「乾坤一擲」でした。

最初っから、どぼどぼそそがないのがコツです。







そして、少しずつ 少しずつ磨り続けていきます。
墨は書を始める前から持っていた「苔」という青墨を使います。

昔は「墨は病人に磨らせると良い」と言われたそうです。
力任せにごしごしと磨るな、ということなのでしょう。


硯の「おか」のところにたまってきた墨液は、自然と「海」に流れ込んでいきます。






使う量がたまれば出来上がり。






そこで、水墨画の時にも使う白い皿に水を用意します。
墨の持つ独特の濃淡を味わうため、水で薄めながら書いてみましょう。




まずは磨ったばかりの濃さで



この字は今まで何百回となく、書いたことでしょう...。
そしてこの先も、まだたくさん 書くことになるのでしょう。






左が水で薄めたもの...一画目などににじみが出ています。
右はさらに水を多く含ませたもの。

一番最初のものと比べると筆の運びの中にも、微妙な濃淡が...。


同じ墨でもこんなふうに色々試してみると
興味が尽きません。
(墨は指につきますけど...)






このあいだは、植村花菜の「トイレの神様」を聴きながら「書」に励んでいました。
(我が家のトイレも綺麗にいたしましたっ。別嬪さんになるつもりはありませんっ! あったりまえだっ、気持ち悪いだろお前じゃっ!!)


今日は平原綾香の「JOYFUL,JOYFUL」を聴きながら...。


「皆さまにとって、2011年が喜びにあふれる、素晴らしい年となりますように!!」

「遊仙」な時間を楽しむ...(東鶴)

2010-12-30 | 書道
「遊仙」な時間を楽しむ...。



これからしばらくは、俗世界を離れて美の世界に...。
(年越しの準備に忙しい時に、何言ってんだっ、おまえは。)



これは、吉野大巨先生の稽古場にある桑原翠邦先生の「遊仙」。




今年は、新しく雅号を戴いた鶴が四羽も誕生しました。
雅号の次は雅印でしょう?

というわけで、今日はその「押し方」の一例を...。

まずは、印首印の位置決めから。



印首印を逆さに置いてみて位置の具合を確かめます。
一字目より上の位置でも、下の位置でも特に決まりはないようです。

ただ、ものごとの始まりを示すのでしっかりと心をこめて押しましょう。


次に雅印になります。





いろいろな位置が考えられます。

この場合、印を押す位置と落款の位置のバランス、字の勢いを
じゃましないことなども考えて位置決めをします。

で、結局これは





というような具合になりました。




ふつうは、次のような道具を使います。

左から「印矩(いんく)」...雅印の正確な位置決めに使います。なくてもOK!
真中が「印褥(いんじょく)」...雅印を押す時の下敷きになります。
一番右が「印泥(いんでい)」...いわゆる朱肉です。使った後は、付属のへらでよく
切り込んで盛り上げて空気に当ててください。


さあ、豪鶴さん、岑鶴さん、鶴城さん、鶴嶺さん!!

雅印を手にしたら、いろいろなものにどんどん押しまくりましょう。
団扇とか扇子とか...(夏物ばかりじゃないかっ。)



押した後は、使った毛遍半紙などで雅印をやさしくふき取ってあげるなど
手入れも忘れずにね。

カレンダー

2010-12-28 | 書道

♪  もういくつねると お正月 お正月には タコ食って?
酒を飲んで? 遊びましょう  はやく来い来い お正月 ♪

大変失礼しました!

ホント、あと3日でお正月です。

 一年って、なんでこんなに早いのでしょうか?

 

最近、ブログが毎日更新されていますので、何か題材を探して見ました。

そして、今日のお題は「カレンダー」にしてみました。

 

 (これはハガキサイズです)

お教室の稽古日が先生より示されますが、「むさしの墨友会」風にアレンジしてみました。

 

が付いているところがお稽古日です。

このデザインは東鶴さんと考えてみました。

東鶴さんはいつも指示するだけで、(師範ですから・・・)

やるのは、よろづや萬鶴です。

 

♪ 運転手は東鶴だ。車掌は萬鶴だ ♪ の掛け合いです。

 

 

2月5日・6日は、研修会in初島と記してみました。

2月~4月のお稽古日はまだ示されていませんので・・・。

 

一つの案ですが、こんなデザインのカレンダーを、特別に会員だけに配布したいと考えています。

太っ腹(腹が出ている訳ではありません)ですので無料です。

 

そう、東鶴さんは雰囲気や見た目に似合わず、面白いですよね。

年末の挨拶いに行ったときに、「鶴」のように首を長くして・・・

などと、さすが「鶴友」らしく、あちこちに鶴に関するジョークを入れます。

そんな中、突然、鶴はクレーンだよね。と・・・。

正確にはcrane(クレイン)です。
「クレーン車」は「鶴のように首を伸ばす起重機」で、同じ綴りです。

Rの発音に注意いたしましょう。(エッヘン!)

 

ちなみに、首の長い鳥にダチョウがいますが、英語ではostrich(オストリッチ)と言います。

固定されている「クレーン」は「オストリッチ」と建設業界では言っています。

 

我が職場の仕事納めは、私と局長が出し合って、紅茶と美味しいケーキで〆ます。

嘱託さんの女性も多く、早く帰ってやることも多いのでしょう。

時代は変化していますので・・・。

酒も飲まずに帰宅しました。

そして、PCに向かい、暇にまかせてアップしてみました。

 

おあとが、よろしいようで・・・。

雑学も紹介する萬鶴です。


お餅つき・・・そして別世界(鶴嶺)

2010-12-27 | 書道

本年最後の土曜日は

私の勤務先の恒例行事となったお餅つきを行いました。

初めは、事務所に飾るお供えは自分たちで作ろうじゃないか!から始まりました。

そして何より、日本の古くからの良き文化でもありますので!

 

先ずはもち米を蒸します。(40分程で蒸しあがります)

お米は島根県産の仁多米です。

 

蒸しあがったもち米を杵でこねて行きます。

こねることで8割方お餅は完成し、仕上げのつきに入ります。

 

つきあがったお餅をお供え用に型作ります。

臼が完全に温まるまでのお餅は出来が良くないのでお供え用になります。

今日一日で100キロのもち米をつきあげました。

今年はお米の出来が悪いと聞いていたので心配しておりましたが

まずまずのお餅が出来上がりました。

 

そして・・・私はお餅つきの最中、途中でちょっとばかり抜け出して・・・別世界に。

 

このような所にお邪魔してきました。

そう、墨友会の重鎮、萬鶴さんの所属されているダンス愛好会の記念の集いです。

 

見てください。萬鶴さんの凛々しいお姿を!

そして何より奥様がとっても素敵でお綺麗なこと。羨ましぃ~!

*ダンスは二人で踊るものです。

リーダーが良いからパートナー(女房)が引き立つのです。 (加筆 萬鶴)

 

思わずツーショットをお願いしてしまいました。

しか~し。

萬鶴さんから、鶴嶺さんちょっと近寄り過ぎじゃないの?

とクレームが・・・・

*そんなことないですよ。気のせいでは? (萬鶴)

 

そして、奥様は衣装を変えて、会員の皆様を代表して

お二人だけでデモンストレーションです。

初めにお二人のご紹介とエピソードが紹介されました。

奥様の笑顔がとっても素敵です。

 

*何故、萬鶴がうつむきなのか? 昨日飲み過ぎ?練習不足の反省?(萬鶴)

 

  

そして、曲が流れお二人のダンスが始まりました。

お二人の息がピッタリと合っているのが画像からも分かります。

萬鶴さんもこの笑顔ですょ。

そしてとってもかっこいいんです。

書道での萬鶴さんは段位ですが、ダンスでは師範格のようです。

さすがは萬鶴さんです。

その名のとおり萬「よろず」のことを器用にこなしてしまうそのお姿、感服しました。

 そして私には想像もできない優雅な世界に、萬鶴さんのお姿はありました。

本日は噂には聞いていた萬鶴さんのもう一つのお姿をご紹介させていただきました。

 

萬鶴さ~ん。奥様には内緒でアップしてしまいましたがよろしいですか~?

加筆、訂正、等々よろしくお願いいたしま~す!

 

*うっ!怒られるかも?女房にはナイショにして置きます。

リーダー(男性)はパートナー(女性)の3倍の努力が必要だと言われています。

3倍の努力を書道に注げば・・・。

そして、仕事も3倍の努力・・・?

酒は3杯まで!

バカなことを加筆している萬鶴でした!

 

 

 

 

 

 


ご近所のパン屋さん...(東鶴)

2010-12-26 | 書道
ご近所のパン屋さんをご紹介します...。


成蹊通りと五日市街道の交差点の西寄りに
おいしいパン屋さんがあります。

南向きの日当たりが良い暖かなお店です。


本日の私の最大の?「課題」である車の洗車が無事終わったので、
妻と2人で買いに行くことに...



" aoi " というパン屋さん

吉祥寺のATREにもお店を出しています。
皆さんご存知でしたか?


看板には...

「aoiではひとつひとつ丁寧に焼き上げたパンやお菓子をご用意しております。」

とあります。期待できるっしょーっ。



我が家が買いもとめたのは、「パンドミ」というじっくり低温発酵させた食パンとフランスパン。



そして......





その名も「吉祥寺キッシュ」のほうれん草とベーコン、
ブロッコリとアンチョビとドライトマト。



え、でも、もうないじゃないかって?

大丈夫、ちゃんと次から次と出てまいりましたよ。






武蔵野地粉うどん、aoi の吉祥寺キッシュ、etc.etc. と地元の名物がつぎつぎと生まれるといいですよね...。

(またまた武蔵野商工会議所になりかわって観光PRに努めている東鶴がお送りしました。)







植村花菜の「トイレの神様」を、聴きながら今年最後の日曜日を過ごしています...。

♪♪ トイレには それは それはきれいな 女神さまがいるんやでー...。♪♪


((;一_一) それで思い出した、29日には我が家のトイレ掃除しなくっちゃ。これも私の年末の課題の1つです、ハイ。)




やっと年賀状にたどりついた...(東鶴)

2010-12-26 | 書道
やっと年賀状にたどり着きましたーっ。

体調も少しは戻ってまいりましたーっ。

(別に戻らんでもええのに...。)




やっぱりこれが原型になりまーす。
お馴染の毛邊半紙に書きました。






ああでもない、こうでもないと粉飾を施しても...
これは色がみどりっぽくって、日光のとなり? (答え: いまいち)!!







これはあまりにもドハデー。
なので、私のおふくろに出すことにしました。



というわけで、最終版は未定なのでーす。
お手元に届いてのお楽しみ!!






鶴嶺さん、年末のお忙しい中、昨日はわざわざありがとうございました。
(家族全員でこの日をお待ちしていました。(*^。^*))

なんのこっちゃ?



ブラショフからのクリスマス便り(東鶴)

2010-12-25 | 書道
ルーマニアのブラショフからクリスマスの便りが届きました。




ブラショフ市の旧市街にある市民広場です。

時計台のある白い建物は、昔市庁舎として使われていました。
まわりは石畳の広場で天気が良いとさまざまなイベントが繰り広げられます。



このたよりを送ってくれた人は......。



ブラショフでキリストの生誕に唯一立ち会った人...?
んなわけありませんよね。


イリーナさん、といえば皆さんおわかりでしょうか?

このブログの10月31日版「習字から..(三河村の真洋)」に登場しています。
吉野大巨先生とジョルジアナさんの間に座っていた人どぇーす。

ふつうは、「メリークリスマス!!そしてハッピーニューイヤー!!」なのでしょうが
彼女は立派な日本語でメールを送ってくださいました。

以下、一部を原文のままお伝えします。

"今年、武蔵野・ブラショフ市民の会の研修生でございます。

ご機嫌いかがですか。

 謹んで新年のお喜びを申し上げます。

雪のブラショフの写真とビデオをお送りいたします。

市長と武蔵野市役所の皆様によろしくお願いいたします。

今年中は、格別のご支援ご愛顧を頂き誠にありがとうございました。

新しい年が、皆様にとって健やかで希望に満ち溢れた一年

になりますよう、心からお祈り申し上げます。

お元気で!

 

イリーナ・クリスタリィ"

 

どうです、みなさん。
素晴らしい日本語でしょう。

武蔵野市が今まで10年以上にわたりブラショフ市と協力して
日本武蔵野センターを現地で運営し、大久保宗鶴さんが所長として尽力され、
挂虹(ジョルジアナ)さんや日本語教師の内村さんと頑張ってやってきた甲斐があったというものですよね。

そういえば宗鶴さんはこの12月一杯で所長を退任され、武蔵野市に帰国されます。
なので、墨華の方にますます磨きがかかるのではないか、と思います。

むさしの墨友会にもぜひお誘いしましょう!!


 

それはともかく...





誰ですか、ブラショフのクリスマスもいいけど、あつい「そばがき」で一杯やりながら
年越ししたいなんて言ってる人は.....?

"信州しなのの新そばよりも、あたしゃあなたのそばがよい"っとくらぁ。ウィーッ。

(だめだこりゃ。)



年賀状づくり(萬鶴)

2010-12-24 | 書道

年賀状をお書きになりましたか?

年の瀬ですねぇ~。気忙しくなってきました。

吉野大巨先生は何百枚もお出しになるとか、おっしゃっていました。

東鶴さんからも直筆の干支でいただいています。

 

書を始めて二年ちょっと・・・。

今年ぐらい筆を持って!?と意を固めましたが・・・難しいものです。

そこで、こんなものにしました。

 

「豊」と言う字です。

これでも20枚くらい下書きしました。

そして、ウサギに見えたらおなぐさみです。

これも20枚くらい練習しました。

 全て、真似っこです。

 

結局こんな感じになりました。

  

下段には“豊かと言う字は、高台がついている盛皿を表し、そこに沢山の収穫した穀物を盛り、神様に感謝してお供えしている様子”と注釈を入れています。

まだ完成ではありません。

出すまでは、もう少し時間がありますので考えてみます。

 

来年は、全部を筆で(達筆に)書きたいものですが・・・。

 

(萬鶴)

 

 

 

 

 

 


秘蔵のビデオ3巻(鶴嶺)

2010-12-23 | 書道

本年最後のお稽古の際に吉野大巨先生から

秘蔵のビデオ3巻をお借りしました。

ビデオを長期保存するためにデジタル化(DVD)をお願いされましたとのことです。(萬鶴加筆)

 

 

1986年、1987年当時のビデオでした。これは木板に書かれているシーンです。

今から25年くらい前のことです。

 

箱書きでしょうか?

 

素早い筆さばき

 

桑原翠邦先生です。

 

兎に角ものすごい勢いで書いて行きます。

 

桑原翠邦先生のお姿を見る限り・・・普通のお爺様なのですが・・・

筆先の動きを見ていると、その年齢が信じられません。

私なんぞがとやかく言う資格など無いのですが、兎に角書かれているお姿を

ビデオで拝見すると、ぞくぞくしてきて引き込まれてしまいます。

 

 

 

そして最後に、桑原翠邦先生と浅沼一道先生のツーショットだと思います。

写真の右側の方はおそらく浅沼一道先生では?

桑原翠邦先生が書かれる木板を拭き上げたり、助手と言っていいのでしょうか?

そのようなことをされていました。

これから少々時間をいただいて3巻すべてをDVDに録画いたします。

そして、DVDのお化粧は前回と同様に萬鶴さんにお願いすることになっています。

萬鶴さんよろしくお願いしま~す。

今回も必見の映像と思われますので、是非皆様にもご覧いただきたいと存じます。

吉野大巨先生貴重なビデオをありがとうございます。

これでデジタル化にする任務が完了いたしました!(敬礼)

私にはまだ早いかも知れませんが勉強させていただきます。

 

あとの任務は私が遂行いたします!(敬礼)・・・萬鶴

 


神楽坂の「味扇」(東鶴)

2010-12-22 | 書道
神楽坂の「味扇」に行ってきました。
(萬鶴さん、良く見てくださいねっ。)


神楽坂というと、武蔵野二中時代の友人が内装を担当した
「鳥茶屋」とか家族で両国の相撲見物の帰りに寄った「黒潮」など
しか行ったことがなかったのですが...。





こんな「和」の風情を味わうことができました。



お料理は7,000円のコースで飲み物は別になります。




カウンターの向こう側が畳敷きで、綺麗なお姉さんが
飲み物や食事の世話をしてくれます。

時間になると、女将の三味線にあわせて太鼓や唄などの芸が披露されます。

東鶴の亡くなった伯父、伯母が長唄のプロの芸人(伯父は杵屋佐升、伯母は杵屋佐扇)だったこともあり

演奏が終わっとき、おもわず...「日本人に生まれてよかったーっ」
「和風総本家」の「まめすけ」みたいなセリフが出てしまいました。


日本料理主体なのですがなぜか、〆は小ラーメンでした。

さっぱりしておいしかった(*^。^*)



花街「神楽坂」ならでは、の夜を十分に堪能いたしましたーっ!

(お財布もダイエットになりましたーっ)



武蔵野吉祥七福神(東鶴)

2010-12-21 | 書道
武蔵野吉祥七福神の切手を買いました!!


武蔵野のお正月恒例の「開運 武蔵野吉祥七福神めぐり」のご紹介です。
来年のお正月で五回目になりまーす。




武蔵野中央郵便局で1,200円もしましたっー。

(80円切手がなぜか10枚のセットなんですっー。)
(七福神なのになんで10枚なのかって、あんまり細かいことは気にしないでおいてください...)








武蔵野市内・周辺のお寺や神社6箇所で七つの福の神を巡ることになります。



井の頭弁財天   (弁財天)
杵築神社    (恵比寿神)
  延命寺 (毘沙門天と寿老人)
大法禅寺      (福禄寿)
武蔵野八幡宮     (大黒様)
安養寺             (布袋尊)

参拝時間は午前9時から午後4時まで。
おとその飲みすぎで夕方になってしまうとお参りが難しくなりますのでご注意ください。






元旦から10日までは吉祥寺駅北口駅前から
「七福神めぐりバス」も出ています。9:00から13:25分で約30分間隔です。




七福神めぐりでおなかがすいたら、「武蔵野地粉うどん」を召し上がれ!!
オレンジ色ののぼり旗のあるお店が目印ですよ。
早いおそば屋さんは1月4日からやってます。


......といった具合です。


いつもの状態にもどりつつある東鶴が「武蔵野商工会議所」になりかわりお伝えいたしました。




吉野大巨先生よりのいただきもの(カレンダー)

2010-12-20 | 書道

毎年、この時期になりますと大巨先生より色紙カレンダーをいただきます。

先日も、お稽古場のテーブルに所狭しと並べられていました。

 

先生より “どうぞ、お好きなものをお選びくださ~い!” と声がかかります。

 

私が選んだのは色紙に「作福」と書かれたものです。

福は来るものでなく、作るものだったんですね。

自室に飾らさせていただいています。

 

今年のカレンダーも残り1枚となりました。

1年が年々早く感じます。

正確にはあと11日です。

なにか追われ感があるのは私だけでしょうか?

 

スミマセン、何時いただいたものか忘れました。

しかし、気に入っている色紙です。

「平」・・・たいらであることって難しいですよね。

「絆」・・・むさしの墨友会のメンバーとも○○の絆?を感じています。

*○○はそれぞれに入れて見てください。

ちなみに、私は酒での絆かな?

 

 

吉野大巨先生からいただいた「楽」です。

軸装して飾らさせていただいています。

 

 

 

「嘉日」(よきひ)

桑原翆邦先生 八十二歳 の書です。

これも縁合って、大巨先生よりいただきました。

 

来年も先生よりいただいた「作福」のカレンダーを毎日みながら、自分だけでなく多くの方々に福を作るようにしたいものです。

更に、来年は「平」であることを望み。みなさんとの「絆」を大事にし、自分だけが「楽」になればなと思っています。(笑)

そして、来年はみなさまにとって、毎日が「嘉日」(よきひ)でありますことをお祈りいたします。

 

(萬鶴)


第476回墨華審査会(東鶴)

2010-12-19 | 書道
第476回墨華審査会に出席させていただきました。
なにぶん初めてのことなので内心ドキドキ...。




会場はいつもの三鷹市の上五会館です。
わたしの妻の学生時代の同級生が女将をしています。
我が家からは歩いて25分、運動にも丁度良い距離です。






教育部担当の先生方







審査会の風景です。
総勢34人の先生方が参加されました。




そうこうするうちに、少し早目の時間にお昼となりました。
そば、うどん、カレーの三種類の中から選びます。
三鷹駅南口の「多加はし」というお蕎麦屋さんです。

小松先生から群馬県のおいしい野菜サラダや切干大根の煮漬けなどの差し入れをいただきました。

おいしかった...。\(-o-)/










やがて、審査会が終わると

恒例の忘年会で、まずは吉野先生のご挨拶








大川宇洲州先生の乾杯のご発声と続きます。






そして、めでたく、今年最後の「締め」と相成りました。
諸先生方、2010年の一年間、大変お世話になりました。

本当にありがとうございました。

12月22日は冬至...。
冬至をすぎれば一陽来復。

日一日と陽が長くなり、「春よこい」の季節はもうすぐです。
皆さまの今年一年はいかがでしたか?

来る年が皆さまにとってさらに良い年となるようお祈りいたします。

(きょうは、水分=アルコールたっぷりいただいたのにもかかわらず、真面目モードから抜けきらない東鶴がお送りいたしました。)



川谷尚亭先生(東鶴)

2010-12-18 | 書道
久しぶりに吉野大巨先生のところへお稽古に...。

丁度その場で、話のタネにと
吉野先生が新たに軸装をし直して求められた
川谷尚亭先生の掛け軸が開封されました。

(相当高額?な買い物のようでした...というのも、
一緒に入っていた請求書はただちに奥様に...)





もともと廣田岳洋先生が所有されていたもので
廣田先生の添え書きが...


昭和5年、廣田先生が旭川師範学校の修学旅行で大阪に行った時
その当時大阪にお住まいだった川谷尚亭先生を訪問。

その時45歳だった川谷先生が眼前で揮毫してくださったものだそうです。



「倚樹或聴流水韵、看書時坐古松陰」
だそうです。

樹によりかかり、あるときは流水のひびきに耳を傾け、
書を熟視するときは、古い松の陰にすわる、というような意味でしょうか?






川谷尚亭先生(明治19年~昭和8年)のお姿
(「川谷尚亭作品集」平成15年2月より)

川谷先生は明治19年(1886年)3月1日に高知県安芸郡川北村に生まれました。
川谷先生の25歳のころは一日で五合の墨を使われたそうです。

確か、もともと左利きだったのを、書は右で書くものと矯正された、と以前、吉野先生から
お聞きしたように思います。(違ったら教えてください。)

このころ、日下部鳴鶴先生からも注目されていたようです。


比田井天来先生が大正3年(1914年)に土佐に来遊された時、その人と才を認められ、
そののち日下部鳴鶴、丹羽海鶴、比田井天来、松田南溟先生などの大家から指導を受けられ
大正10年(1921年)には南画の研究も始められました。


昭和6年(1931年)慢性気管支カタルを発症...
昭和8年(1933年)1月29日大阪市東区味原町に48歳の若さで逝去されました。






川谷尚亭先生の作品は、しばらく「墨華」の月例競書の半切課題に
取り上げられていたため、吉野先生にいただいた「川谷尚亭作品集」を片手に
私も何度も何度も練習いたしました...。


いまだに、あの華麗な力強さには到底近づくことはできません。
看る者を引きつける独特の洗練の美は見あきることがありません。

皆さんもぜひ吉野先生のおけいこ場で実物をご覧になってください。


(水分(アルコール)不足?のため...真面目モードが治らない東鶴がお送りいたしました。)