むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

いよいよ今年もあと3日

2014-12-28 | 書道

朝夕がだいぶ冷え込んできました。

また、インフルエンザも流行っています。

あと3日でお正月です。

この冷え込みを利用して、氷のアートを作ってみました。

*これらの画像は、自分のブログにも紹介しています。

 

 

昨晩、大きな器に水を張り、草花などを投げ入れておきました。

出来ていました。氷のアートが・・・。

取り出そうとしたら、割れてしまいました。

まだ、薄氷だったんですね。

陽に照らされて、氷が輝いています。

 

 

南天?の実も半分氷に浸かっています。

きれいですね。

 

 

気温も上がり、氷が解け始めてきました。

止まっている画像ですが、動きを感じますね。

書道にも同じことが言えるのでしょう。

筆使いなどや濃淡、強弱・・・。と想像させる作品には動きを感じます。

 

 

つつぅ~と水滴が。

 

 

更に、長く落ちる水滴・・・。

こんなイメージが書との共通点かも知れません。

 

 

「むさしの墨友会」のメンバーに石合仁鶴さんも加わり、ますます楽しく賑やかになります。

また、お酒の量も多くなるかと思います?!

11月7日~9日までの間、第3回むさしの墨友会書展を開催いたしました。

大勢の方々にご高覧いただき、心より感謝申しあげます。

年が明けて3月5日~8日にかけて、奈良誰々展が開催されますが、墨友会も見学も予定しております。

このように歩幅は小さいのですが、活動を通して会員の親睦を深めております。

この一年「むさしの墨友会」の拙ブロクに大勢の方々にお出でいただき、心より感謝申しあげます。

本来なら、書道中心の格調高い内容にすべきかとも思いますが、まだそこまで実力・技量も伴っていない部分もありますので、このような内容であることをお許し頂ければ幸いです。

来年もまた、「むさしの墨友会」をご支援、ご教授下さいますようお願い申しあげます。

みなさまにとって、良き年になりますようお祈り申しあげます。

 

(萬 鶴)


軸の付け替えと反省会

2014-12-25 | 書道

私たち「むさしの墨友会」では、メンバーが市内3箇所の福祉施設のテンミリオンハウスに書をかけさせていただいています。

私のエリアは、武蔵境南口に所在する「花時計」と言う施設です。

この施設は、大久保宗鶴さんと秋山彩翠さん、そして萬鶴が担当しています。

昨日(24日)の午前中につけかえてまいりました。

 

 

今回は大久保宗鶴さんの作品です。

このような床の間で飾るのことができるのも少ないですね。

 

 

そして、手作りの美味しいケーキとコーヒーをいただきました。

ほかの部屋では、イベントかな?聖歌が聞こえます。

 

 

私からは、枡を重ねて作った木鉢をプレゼントいたしました。

100円ショップで買った飾り物も、正月らしく付けてです。

 

 

 

 


明鏡止水と餅つき

2014-12-21 | 書道

昨日(12月21日)、山崎鶴嶺さんの会社で、社員とそのご家族や関係者が100名近く集まって、恒例の餅つきが行われました。

私も9時過ぎに伺わさていただきました。

 

 

すでに威勢の良い掛け声で、餅をついています。

そこにはお神酒として明鏡止水もありました。

*すでに空になっていましたけどね。

美味しくいただき、餅つきに弾みをつけたのでしょう。

 

 

この日は米120キログラムを準備しているとかです。

壮観です。

3段重ねの蒸し器が2箇所で行われています。

 

 

美味しい餅を作るには、それなりの準備も必要とのことです。

一番臼は十分に温まっていないことから、お供え用の餅にするそうです。

二番臼から本格的に撞き、のし餅やつきたての餅が振舞われます。

どうしても、ぺったんぺったんと搗く場面がありますが、重要なのはこねることで8割は終わっているそうです。

このこねで美味しい餅ができるのです。

*そう、餅を搗くの、搗くってこんな字を書くのですね。

 

 

縁起物ですので、私も搗かさてていただきました。

毎年、これをやらないと正月が来ないような気がいたします。

 

 

社員やお客さんもかわりばんこに搗いています。

この日は100名近く集まったのではないでしょうか?

あちこちで歓声が上がっています。

 

 

搗きたての餅は美味しいですよねぇ~。

あんこ・きな粉・からみ餅・・・。

美味しくいただきました。

 

 

 

炭の火起こしが始まりました。

 

 

鶴嶺さんは巨大な塊の肉を焼き始めました。

焼き加減も良く、塩コショウの味加減もばっちしで美味しいですよ。

 

 

そして、煮込みや豚汁も美味しくいただきました。

 

どこでも見かけた餅つきもいまや風物詩的になっていますが、毎年大勢の方々が楽しみにしている行事なのでしょう。

準備も大変かと思いますが、人が喜んでくれる姿が嬉しいと鶴嶺さんがおっしゃっていました。

その気持ちが十分に伝わります。

まだ陽も上っていない朝6時前から(準備は昨日から)スタートしているそうです。

何百人もの社員を抱え、社員に信頼され愛されている鶴嶺さんの気持ちや心いきを感じる餅つきでした。

 

 

 社員が考えた標語のようです。

この精神が大事ですね。

 

(萬 鶴)


氷でアート

2014-12-20 | 書道

 

各地で大雪の模様が報道されています。

例年の5倍以上降った地域もあります。

この時期に金閣寺や名古屋城も雪景色になっています。

二日前ですが、東京地方も昨日は氷点下になるとの予報でした。

そこで、ふと思いついたことが・・・。

今年のはじめにも作ってみましたが、ボールに水を張り草花を入れ込んで置きました。

 

 

こんな風にです。

庭のパンジーや南天の実も・・・。

 

 

朝、確認しましたら、薄氷ですがバッチリ凍っていましたよ。

それをそうっとすくい出して、青空を背景にパチリしました。

もって30分間のアートです。

自分一人で楽しんでいました。

 

 

これに気を良くして大きな入れ物(キャリアカー)に水を張り草花を入れ込んでみました。

今日(土曜日)の午後からは雨模様です。(残念!)

そのうちに凍るかと思いますので、あと南天の枝などを入れて放置してみます。

いつかは大判の氷のアート?ができることでしょう。

雪などの被害にあわれている方には失礼ですが、東京地方で氷点下を楽しんでいます。

 そう、今日は鶴嶺さんの職場で餅つきが行われます。

縁起ものですので、杵を振り上げてきますよ!

 

(萬 鶴) 


年号との関わり

2014-12-16 | 書道

今回も私事多しでお許しください。

我が家だけの家宝?となっている日蓮さんの軸がボロボロになっていますので、廣悦堂さんに仕立て直しをお願いいたしました。

修復にかなりご苦労されたとのことです。

しかし、お安くやっていただきました。

 

 

昭和14年に模写された日蓮さんの姿です。

お姿をお経で表しています。

先代は功徳を積む方で、熱心な仏信徒のようでした。それにまつわる話です。

 

 

そして、この曼荼羅は、慶応3年(1867年)の記されています。

 

 

実に今から147年前のもので、先代の「市右衛門」との書かれています。

幕末から明治 初期の武士(幕臣)、勝海舟が( 1823~1899)の時代です。

へぇ~ なんでこんなものが我が家にあるの?です。

 

 

つぎに、明治5年と記されています。

142年前のものです。

ちょうど、比田井天来先生がお生まれになった年です。

みなさまご存知の比田井天来先生は、1872年(明治5年1月23日) - 1939年1月4日) 長野県出身の書道家で、近代書道家の父と言われています。

意外と存じ上げないのが、奥様である比田井 小琴(ひだい しょうきん)先生は1885年(明治18年) -1948年(昭和23年5月3日)です。

私の生まれた年に奥様はお亡くなりになたのです。

1900年、15歳で書道を志してかなを学び、翌年に天来先生と結婚した後は法帖の臨書に努めたとのことです。という事は16歳でご結婚されたのでしょう。

お若いご結婚だったんですね。 

巡り合いと言うのか、縁と言うのでしょうか、不思議なものです。

 

 

もう一幅は明治15年と記されています。

 桑原翠邦先生は明治39年(1906年)9月20日に北海道帯広にお生まれになりました。

いずれも明治時代です。

桑原翠邦先生においては、みなさまご存知のとおりです。

明治22年の話をさせてください。

この年は、4つの村および飛地が合併して武蔵野村となった年でもあります。

人口3,000人。

この年、甲武鉄道(現在のJR中央線)が開通し、境停車場(現在の武蔵境駅)が誕生いたしました。

新宿・中野・武蔵境・国分寺・立川の停車場だけです。

甲武鉄道とは、甲州と武州をつなぐ鉄道のことです。

余談ですが、武蔵境の地名も、武蔵の国と相模の国の境にあったので、その地名がついたようです。

事実、旧家の表札に神奈川県武蔵野村と書かれたものがあったのを記憶しています。

 

 

ここで言いたいのは、年号との関わりです。

我が家では慶応3年以前からの記録がありますが、私の知っている年号との関わりは明治からです。

祖父母が明治生まれでした。

父母は大正生まれです。

私たちや子供たちは昭和生まれです。

今は平成26年です。

平成生まれの方々も立派な成人になっております。

慶応の時代(今から約150年前)

勝海舟や坂本龍馬などが活躍した時代です。

坂本龍馬だったかな?黒船時代です「日本は限りなく明るく、明日への希望に満ち、そして……」との言があります。

あまり現在の状況は言いたくありませんが、個人的には来年の平成27年こそ、明るく、明日への希望に満ちた年になって欲しいと思っています。

 

雑談ぽくなりました。

お許しを!

 

(萬 鶴)


全書芸展 大作

2014-12-14 | 書道

先日お稽古に行きましたら、第43回 全書芸展の作品集をお見せいただきました。

 

 

吉野大巨先生の作品もご紹介されています。

3×10尺と記されたいます。

 

6×10尺とは・・・。

182cm×3030cmです。

凄い大作ですね。

どこでお書きになったのかたずねました。

スペースBeで書いたとのことです。

 

 

高石乾外先生の作品です。

この作品には3×8尺と記されています。

という事は、91cm×241cmです。

 

 

この画像はお稽古場の壁にピンナップされたものをパチリしました。

いろいろと想像します。

こんな大きな紙があるんだろうか?

どんな筆をお使いになったのか?

一字から全体のバランスをどう考えたのか?

一字が先生の横幅より大きものですから・・・。

先生が横にお立ちになり、全体の大きさが分かりました。

凄いの一言です。

 

(萬 鶴)


明鏡止水が飲める店

2014-12-12 | 書道

 

もう12月も半ば近くになりました。

以前に比べて、忘年会的なものが少なくなっています。

 

 

さて、今日のタイトルは「明鏡止水」が飲める店です。

しかも我が家の近くでです。

場所は武蔵境西口から歩いて1~2分のところです。

お店は「竜の字」と言う焼き鳥屋さんです。

オープンは午後6時からなんですよ。

普通の焼き鳥屋さんなら5時からなんですが・・・。

 

 

この日も友人3人と一杯やりました。

前日にとりあえず予約を入れておきました。

30分後には満席になっています。

 

 

注文しましたよ。

長野大澤酒造の「明鏡止水」です。

みなさんご存知のラベルは吉野大巨先生の揮毫です。

うん美味い!

 

 

焼き鳥はおまかせで注文いたしました。

塩加減も良く、すごく美味しい焼き鳥です。

 

 

やはりこのシーズンはお燗も良いですね。

二合を何回頼んだのか覚えていません。

注しつ注されつです。

これが日本酒の良さですね。

 

 

ホタルイカの沖漬けも、日本酒に合いますね。

やはり友人と気を許して飲む酒は美味しいものです。

 

 

お勘定を済ませる時でも満席が続いていました。

やはり「明鏡止水」が飲めるからかな?

 

(萬 鶴)


気がつけば お月さんウオッチャーになっていた

2014-12-06 | 書道

 

昨夜(5日)の満月です。

夕刻6時頃ですが、まだ東の空の低いところにありました。

空気が澄んでいるのでよう、この時期は綺麗に見えますね。

はやぶさ2号はどの辺まで飛んでいったのでしょうか?

帰還する6年先は生活環境はどのようになっているのかな。

仕事はしていない。

書道に没頭している。

ダンスを続けている?

カメラと園芸をそれとなく楽しんでいる?

この世にいないかも・・・。

 

 

一昨日(4日)は雨と曇りでした。

したがって、一昨昨日(3日)のお月さんです。

 

 

やの一昨日(2日)のお月さん

楽しいですねぇ~。

身近な天体ショーです。

 

 

早い時間(明るい時間)のお月さんは青い。

これもまた絵になります。

 

 

春先に植えたほうき草(コキア)も晩夏から初秋にかけて赤くなり、今は枯れ枝になりました。

そしてこのほうき草から箒を作ってみました。

軽くて、目が細かく、使いやすいですね。

しかし、使い方によっては1週間くらいしか持ちません。

昔なら、使い終わったあとは竈の焚付に使ったのでしょう。

自然と共に生きる知恵があったのでしょう。

便利さと快適さ?が生活環境を変えてしまいました。

 

 

庭でも晩秋を感じます。

この感じることが大切なのでしょう。

 

 

そして、半坪菜園です。

福井の友人が「源助大根」の種を送って来てくれました。

それがここまで成長いたしました。

育てる楽しみです。

庭の置き物も下の老夫婦が私たちの姿です。

月を見ながら何かを感じることも良いですね。

明日(7日)は、墨華の忘年会が大國魂神社で開催されます。

いろいろあった年ですが、忘れることも大事なのでしょう。

忘年・・・

残念ながら、私は都合があり、お仲間入りができません。

楽しそうな雰囲気が想像できます。

みなさん楽しんでくださいね。

 

(萬 鶴)


墨の色を離れて (師走)

2014-12-01 | 書道

墨の色を離れて、街の色に触れてみませんか?

吉祥寺駅前はイルミネーションが点灯いたしました。

 

 

吹き溜まりや手すりなどに枯葉が舞っています。

師走ですね。

 

 

イチョウの葉も黄色く色づき、ほとんどが散り始めました。

師走・・・

師が走る・・・

吉野先生が走ったら・・・?

7日には大國魂神社で恒例の忘年会が開催されます。

きっと、各先生方の美声をお聞きすることができるのでしょう。

そうかぁ~ 吉野先生は各テーブルを走りまわるので「師走」と言うんですね。

 

 

街の花屋さんにはシクラメンが並んでいます。

 

 

印泥にもいろいろな色がありますね。

以前、色を変えて雅印を押していただいたことがあります。

 ちなみに、

「箭鏃朱砂印泥」 黄色っぽく鮮やか高級、「光明朱砂印泥」 赤みを増、美麗朱砂印泥」 さらに濃い赤

があるようです。

 

 

このフリル柄は書で言う濃淡なのでしょうか?

花を見ながら書に結びつけています。

今週のお稽古日は4日・5日・6日です。

ちなみに年内は、11日・12日・18日・19日・20日です。

うむぅ~、私はいつ行けるのでしょうか?

 

(萬 鶴)