むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

桑原翆邦先生作品 常設展示室開設 (佐久市茂田井)

2014-10-31 | 書道

長野県佐久市茂田井の大澤酒造 「明鏡止水 名主の館書道館」に桑原翆邦先生作品常設展示室が開設されました。

桑原翆邦先生がご逝去されたのが、平成7年でそれから20年が経ちました。

桑原翆邦先生の作品の常設展示室を、大澤酒造さんのご好意で開設しております。

今後も仲間の協力を得て、展示掛替えで充実させたいと存じます。

吉野大巨

 

 

刈り入れも終えた佐久平です。

(田中廣悦さんが撮られた写真です)

 

書道館の一室を“桑原翆邦先生作品常設展示室”としてリニューアルする為のニ十点余が飾られています。

 

 

常設展示室はご覧のとおりで、中央には酒樽の上部を利用した大きな円形テーブルがあります。

語らいながら、自由に先生の作品を鑑賞していただいたいとの工夫です。

落ち着いた趣のある展示室になっています。

 

 

 

このような場所で書との出会い、人との出会いができればと幸いと思います。

この展示場は平成26年10月26日から年中無休で開設しております。

是非、お足をお運びいただければと思います。

きっと、思い出に残る場所になることでしょう。

 

 

今回展示されている作品です。(パンフレットより)

 

 

ここにも出会いがありました。

比田井天来先生の家を守られている方です。

久しぶりにお会いし、ご一緒に写真を撮らさせていただきました。

 

写真は全て田中廣悦さんのご提供です。

 

(萬鶴代筆しました)


推挙と認定 そして書展開催の打合せ

2014-10-26 | 書道

昨日(土曜日)のお稽古場です。

いつものとおり彩翆さん・東鶴さん・私(萬鶴)・鳳春さん・仙鶴先生の順です。

 

 

今回、我がむさしの墨友会のメンバーから同人が生まれました!

会田東鶴さんが、めでたく同人に推挙されました。

吉野大巨先生より「推挙状」が読み上げられ手渡されました。

凄いことです。

おめでとうございます。

 

 

また、私(萬鶴)には準師範の認定証をいただきました。

墨友会メンバーの多くも昇級しました。

私においては、実力でなく期待からいただいたのかな?と思います。

また、私ごとですが最近慌ただしく動きまわっていますので、落ち着きがありません。

体調もイマイチです。

忘れ物も多くなり覚えや集中力も欠けてきました。

実はこの時いただいた認定証や書いていただいたお手本も教室に忘れてきてしまいました。

こんな事じゃだめだなぁ~と思います。

さて、むさしの墨友会の第三回書展が、平成26年11月7日~9日まで、三鷹駅北口より徒歩3分の「かたらいの道 市民スペース」で開催いたします。

その下打合せ会を行いました。

 

 

入口付近にはこのようなご案内が掲示されると思います。

そして、打合せが始まりました。

 

 

第二回の時の記録集には展示された状況やレイアウト図なども収録していますので、これを見れば全体が分かります。

 

 

それぞれが役割を決めて、動き出しています。

情報はグループ専用のフェイスブックを使用しています。

 

 

10名の小さな仲間で不慣れですが、これもまた面白く楽しいものです。

また、書展の詳しい内容はアップいたしますので、ご高覧いただければ幸いに存じます。

 

(萬 鶴)


書道とは全く関係ない内容です

2014-10-22 | 書道

今日は書道と全く関係のない内容です。

先週から昨日にかけて、いろいろな場所でいただいた昼食をご紹介します。

 

 

先週の火曜日は、長野県の上田市で昼食です。

長野と言えば蕎麦ですね。

墨友会でも何回か「草笛」でいただきました。

チェーン店ですが、どの店も美味しいですよ。

 

 

木曜日、秋田空港での昼食です。

「はらこ飯とそば」850円です。

美味しい!

 

 

これは山形県酒田市の夕食でした。

東鶴さんには「初孫」。豪鶴さんと宗鶴さんには「上喜元」。

岑鶴さんと鶴嶺さんには「秘伝」。が似合うと思います。

鶴城さんと私は、なかなか手に入らない「十四代」かな?

この手に入らないと言うのは、お教室滅多にお会いしない?人を言います。

要するに、お稽古をしないのがこの二人です。

なかなか手に入らない(なかなかお稽古をしない)酒でしたので、この日は飲めませんでした。

 

 

金曜日、酒田市のスタミナワンタンメン。

来週、駒沢オリンピック広場で開催される全国ラーメン大会に出場します。

 

 

昨日の火曜日ですが、築地市場でいただいた、三味盛り丼。

どれも非常に美味しい昼食でした。

さて、吉野先生よりファクスが入りました。

お稽古日についてです。

今週は10月23日(木)・24日(金)・25日(土)と稽古がありますが、25日(土)は夕方に府中の大国魂神社で集まりがあり、土曜日は午後3時まで終える予定とされています。

土曜日のお稽古日の方は早めにとのことです。

事務連絡でした。

 

( 萬 鶴 )


10月11日 土曜日のお稽古場とブログの力

2014-10-12 | 書道

 ブログの力

拙むさしの墨友会のブログに多くの方々にご笑覧いただいております。

内容は決して専門的ではありません。

何故なら楽しみながら書道を趣味にしている仲間が多いからです。

もちろん、同人・準同人・師範の方々もメンバーの中心的存在ですが、ほとんどの方が書道を始めて5~6年未満のいわゆる初心者の仲間です。

その辺をご勘案の上、お読みいただければ幸いです。

さて、拙ブログにコメントをいただきました。

その方は、宮本甲子〈旭水)の甥様で、米国にお住まいのkazu miyamotoさまでした。

「突然ですいません。 懐かしく40年ちょと前を思い出しました。
’墨華誌’はまだ続いてますか?第一刊に載せるため、桑原先生の話をテ-プに取るように頼まれて取るにはとったんですがバッテり-が弱く良く言葉が聞き取れずに苦労したことなど思い出します。
私は宮本甲子〈旭水)の甥です。」とのコメントです。

早速返信させていただきました。

「宮本先生
拙ブログをご笑覧いただきありがとうございます。
また、“墨華誌”に関するコメントをいただき感謝申し上げます。
墨華誌も現在522号が発刊されております。私は書道を始めてまだ7年しか経っていません。たまたま、武蔵野の地に関連する仲間たちが「むさしの墨友会」を立ち上げ、日常的な?素人なりの?話題をお出しできればとブログを始めました。
内容は専門的なことを書ける筈も無く、書道の楽しさなどが伝わればと、軽い気持ちで書かさせていただいております。
内容は先生方には、失礼の数々お有りかと思いますがお許しください。
先ずは、宮本旭水先生の甥様よりコメントをいただき深く感謝申し上げます。」

更に宮本先生より返信がありました。

墨華誌 萬鶴先生、ご丁寧に有難うございます。522号ですか...そうですか。
萬鶴先生のプログこれから楽しみにしてます。昔の叔父を思い出してます。私も昨日誕生日で69歳になりましたが全然シニアとは思いませんが在米44年でこの歳になると日本の季節、情緒懐かしいですね。kazu miyamoto」

 
 
海外の方もお読みになっていただいている拙ブログです。充実した?内容のある?ブログにしなければなりません。
 
 
 
 

 

そして、吉野大巨先生から「松下幸之助塾Vol.19」を紹介されました。

16ページ目には和地 孝 先生が「使命感が働く喜びを生む」と題しての特集でした。

先生の履歴や本書の内容は詳しくはご紹介しませんが、お稽古場でお読みいただければ幸いです。

何故、ここでご紹介するかは、和地先生は坂之上翆邨先生の硯友会の墨華会員です。

いろいろな場面でご活躍されている墨華会員の和地翠湧先生をご紹介いたしました。

 

 

墨華秋期検定試験結果の通知がありました。

何故か、私にも昇級通知が入っていました。

実力を付けて頑張れと言う、期待度だと思います。

そして、東鶴さんが同人となりました。

凄いの一言です。

むさしの墨友会メンバーの多くも昇級しています。

みなさまおめでとうございます。

 

 

同人の方のお稽古は迫力がありますね。

私は誰々展のお手本をお願いいたしました。

 

 

 

今回も難しい作品(お手本)です。

頑張れねばと思います。

それにしても・・・。

 

 

先生も筆を止めて、明治元年・・・の拓本をご説明いただいています。

これが土曜日のお稽古場の雰囲気でした。

 

(萬 鶴)


秋を聴く 月を聴く

2014-10-09 | 書道

 10月9日です。

1か月前は猛暑!酷暑!の夏でしたが、あの暑さはどこへ行ったのでしょうか?

朝夕はだいぶ涼しくなってきました。

また、台風19号が発生し、その進路も気になるところです。

 

 

秋・・・

桑原翆邦先生の書「鶴」

高橋蒼石先生の書「散懐」

 

 

内田藍亭先生が書かれた「聴月」です。

今回は秋を聴く 月を聴くを題にさせていただきました。

 

 

庭の小判草も緑色から黄金色になりました。

 

 

近所の生産緑地では、栗も収穫の時期を迎えています。

 

 

今年は柿の当たり年なんでしょうかね。

少し小ぶりですが、沢山の実を付けました。

それを毎年干し柿にしています。

自然の甘みとはこのことなのでしょうね。

そう、昨日ちょっと用事があって、山崎鶴嶺さんところへ伺いました。

 

 

 

山崎鶴嶺さんの経営するお店「広東料理 吉祥寺翠蘭」の正月用のお節料理の試食を行っているところでした。

私もご正味させていただき、どれも大変美味しかったですよ。

食材を吟味して、心を込めて作られたのを感じます。

もう、このような準備をしているのですね。

これも秋を聴くと言えます。

 

 

そして、内田藍亭先生の書「聴月」です。

 

そして、昨日10月8日は皆既月食でしたね。

 

 

バスを降りて家に向かう途中、お月さんはもう欠け始めていました。

 

 

急いで帰宅し、お月さんがまだ低いので2階のベランダでパチリしました。

天体ショ―の始まりです。

 

 

秋の風も心地よく、赤く輝く月食を楽しみました。

 

 

こうして見ると、何気なく見ているお月さんも星だったんだぁ~と感じます。

 

 

 庭園灯も草花の陰で、素敵なオブジェにも見えますね。

まさに「月を聴く」と言う感じがピッタリです。

秋を聴く 月を聴くを題にいたしました。

 

(萬 鶴)


秋の訪れと台風接近

2014-10-05 | 書道

萬鶴です。

今日は秋の訪れと、台風接近を題といたしました。

一年は早いですね。

まして、一カ月前のことも何があったか直ぐに忘れてしまいます。

しかし、御嶽山の爆発で多くの犠牲者がでました。また各地での自然災害も発生しておりますが、私たちの手ではどうすることも出来ないような気がします。

いろいろなことがあって一年が過ぎて行くのかも知れません。

 

 

あの暑かった夏もどこへ行ったのでしょうか?

9月の下旬は秋の気配でしたが、10月に入って暑さがぶり返してきました。

一昨日は(東京地方)30度近くの気温になりました。

 

 

自宅の品々も片付けなくてはなりません。

麦わら帽子、蚊取り線香、うちわ、扇風機もです。

 

 

昨夜のお月さんです。

 

 

秋の味覚も増えてきました。

 

 

今年は柿の当たり年でしょうか?沢山できました。

放置したままの柿の木ですので、今年は小ぶりです。

夜なべして、干し柿を作っています。

手づくりの干し柿も愛おしく、美味しく感じます。

 

 

さて、台風18号が関東地方に接近してきました。

このブログは10月5日(日)の夜7時半ごろに作成しています。

明日はかなり接近しますので、どのような状況になっているかが心配です。

自宅で様子を見ています。

 

 

今朝、雨に打たれた草花をパチリしてみました。

水滴があるとまた違った動きを感じますね。

これも書の世界に通じるかも知れません。

 

 

小判草です。

9月までは青々していましたが、急に小金色してきました。

まさに小判のように見えますね。

 

 

アブチロンと言う名の花です。

アートぽく感じますね。

書は墨の世界ですが、その墨も想像で色が出てくるような気がします。

明と暗

静と動

太いと細い

広と狭

・・・・

 

 

これは“のらぼう菜”と言って五日市方面で良く作られている葉ものです。

いただいたのらぼうから種を採り、先日蒔きました。

普通の野菜ですが、画像としては動きもあり好きな一枚となりました。

こんな質朴な書をかきたいと思います。

明日は自宅に居ますので、筆を持って台風の過ぎるのを待とうかと思っています。

先ずは大きな災害無いように案じております。

 

(萬 鶴)


書道の愛好者は増える?!

2014-10-03 | 書道

昨日(10月2日)、NHK Eテレを見ていましたら、「書道~書を刻む」と言うタイトルが目にとまりました。

高校生への対象ですか?難しい話でなく分かりやすく説明されています。

 

 

今回は「篆書篆刻」がテーマになっていました。

 

 

篆書の歴史が紹介されています。

書道も趣味にしている私にとっては、大変勉強になる内容です。

一番は分かりやすさです。

 

 

落款や印首印の説明もあります。

そして、実際に篆刻に入りました。

 

 

みなさんはご存知の内容ですが、改めて映像を見ていると新鮮味もあります。

 

 

 

 

生徒たちは懸命に石を彫っています。

完成した作品はどれも立派で、みなさん大喜びでしたね。

書道(篆書)の歴史から始まり意味も含めて、書を楽しむ(学ぶ)。

私も篆刻がやりたくて書道を始めましたが、大いに刺激を受けましたよ。

 

 

そして、若者に有名なボーカリストが出演しており、言葉の大事さを語っていました。

筆を持つと、その時の調子が分かる。

ぜひ書を広めていきたいと・・・。

書道はどうしても年配者が多くなりますが、こうして紹介されると若い方の愛好者も増えることでしょう。

アップが遅延しています。

何か題材を探して、またご紹介いたします。

春日井市道風記念館では、平成26年度特別展「比田井天来の書」が開催されています。

また、書展の季節にもなりました。

台風18号の進路も気になりますが、被害が出ないことを祈ります。

 

(萬 鶴)