むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

ここはどこ?+ エトセトラ

2012-01-26 | 書道

さて、ここはどこでしょう?

お部屋の角には、花が生けられています・・・。

 

 

アッ 桑原翆邦先生のお写真が・・・

 

そうです!吉野大巨先生のお教室です。

昨日(22日)に、鶴城さんと同じく今年初めてのお教室に行ってまいりました。

大事なお月謝を納めにです。(それだけです)

すぐに失礼しようかと思いましたが、先生から“中にどうぞぅ~”と声がかかりました。

やにお部屋の片隅がきれいになっています。

何か心境の変化があったのでしょうか?

 

 

千羔先生からお茶をいただきながら、雑談です。

話題は各新聞で取り上げられている「教育ルネッサンス」や「グローブ」になりました。

墨華誌の編集後記には、次のように書かれていました。

 

原文のまま一部抜粋です

「○昨年の暮の新聞・・・に書が取り上げられていることは斯界にとって有り難く、これを見た方、読んだ方からの反響はまだ伺っていないが、平成の書を仲間と共に牽引して行きたいと考えている主幹からは、意識が低すぎており、いかがなものかと考えます。

・・・

○書が“古くさい”“堅ぐるしい”“伝統論すぎる”“精神論では”とこれらを外してよいのでしょうか。書が解る・書が読める・何と謂う字か判る位の、只技術論だけで芸術たる書の白旗を挙げて良いのでしょうか。・・・

○それより本物を見せ、これの魅力や本源を追求し合う事が重要ではないかと思います。・・・<主幹記>

スミマセン、全文ではありません。

次号に掲載されると思いますので、お読みいただければ幸いです。

短い時間でしたが、吉野先生が書に対する思いを熱く語っておりました。

 

さて、第一回 書史検 待望の「書道史検定」始まる をご案内いたします。

 

 

開催日:平成24年2月26日(日)

午後1時30分~4時30分

会場 武蔵野プレイス(JR中央線 武蔵境南口、徒歩2分)

お教室がきれいに見えるよう、(先生のお腹を隠すよう?)トリミングしています。

 

(萬鶴)

 

 


橘芳会書展と西新橋「笹田」...(東鶴)

2012-01-22 | 書道

1月21日(土)の夕方、銀座 大黒屋ギャラリーで開催されている橘芳会書展に行ってまいりました。

代表の高市乾外先生の作品「落花流水」

ちなみにその左は会沢芳先生の遺墨「有志事竟成」です。

浅沼一道先生の特別出品、吉野大巨先生の賛助出品、山本冨美子先生の参考作品も展示され

20人ほどの会員の方々の力作もあいまって、見ごたえのある書展でした。

遠藤翠蘭先生もほぼ同時に見えられ、電動の硯の使い方など

東鶴に詳しくお教えいただきました。

今度ぜひ、挑戦してみたいと思います。

 

さて、その後、友人夫婦と西新橋にある小料理屋さん「笹田」へ。

2009年のミシュランガイド和食部門で1つ星、2011年には2つ星の評価を獲得しているお店です。

東鶴の友人が内装を手掛けて、昨年の12月に新装開店したばかり。

香箱蟹(兵庫県産)。 美味、美味、美味!! 勢子蟹とも言うそうです。

 

 

京野菜のおでん。軍鶏の皮が串に。

絶品!!

 

「開運」の二合徳利。いやーもうたまりません!!

この他、全部で10種類ほどの「おいしいものずくし」をいただいて

友人夫婦も東鶴夫婦も大満足!!

 

「笹田」の大将と女将に見送られて、

寒かったけれど、書の文化とグルメを十分堪能できた一日でした。

 

 


アナログの時代 (萬鶴)

2012-01-15 | 書道

漢字が生まれたのは、今から三千三百年前(約紀元前1300年)の中国、殷王朝の時代であったとされています。

まだまだ駆け出しですが、その歴史に浸りながら、墨の香りやお手本を見ながら書くことに楽しみを感じています。

紙の滲みやバランスなど初心者ながら、アナログの世界を楽しんでいます。

最近はデジタル社会になり、携帯電話は吉野先生もお持ちです。

私たちは、書道仲間でブログを立ち上げ、フェイスブックも開いています。

親睦会(飲み会)や旅行会のお知らせもパソコンを利用しています。

 

 

パソコンやコピー機が無い時代は、ガリ版印刷や青焼き印刷でしたよね。

私が就職したころは、この二つが全盛期でした。

新人は青焼き担当です。次の新人が入るまで担当しました。

ダルマストーブから石油ストーブ。

これを扱うのも新人の仕事。

もちろん始業の1時間前くらい出勤していました。

灰皿を洗い、先輩の机を拭き、来た方からお茶を出す。

茶碗を覚えるのも大変でした。

その分、飲みに行けば全て先輩のおごりでした。

 

 

ガリ版専門用紙に鉄筆で書きます。

書き方を教わります。

出来上がったものを見て、誰が書いたか直ぐに分かります。

まさに、アナログの良き時代でした。

 

 

大量に焼く場合は青焼きでした。

感光紙とアンモニアの臭いがなつかしい。

 

その前がありました。

 

 

 

学生時代はそろばんと計算尺は必需品です。

まだ保存してありますね。

 

 

これを覚えていますか?

タイガー計算機です。

ではこれは?

 

 

各係に一台配置された電卓です。

 

 

友人がデジタル時計を購入しました。

当時、1か月分の給料くらいの値段でした。

 

ファックスが出回ったのが30年前。

25年くらい前にワープロが出回りました。

私もルポだったかな、何台か買い換えました。

そしてパソコンが普及し始めました。

最初に買ったのはマックです。

機種はパフォーマー(ブラックマック)です。

あまり使いこなせませんでしたね。

職場にもパソコンが導入されました。

ウインドウズです。

これを導入するにあたって、労働組合との交渉がありました。

人員削減になるとのことです。

今やその話はどこに行ったのでしょう。

そう言えば、名札を付けることももめましたね。

動労管理につながる?

これまでにパソコンは2~3年に一度くらいで買い変えています。

デジタルカメラも、携帯もどんどん新しくなっています。

書の意味もパソコンで検索すれば、ほとんどがわかります。

しかし、この歴史はまだ40年です。

到底3300年の書の歴史には及びません。

このデジタル時代は否定できません。

これからアナログとデジタルを融合しながら、時代を楽しむことも必要なのでしょう。

吉野先生にもパソコンを覚えていただき、メールで情報が来ることも近いことでしょう。

 

文が不完全で、何が言いたかったのか分かりません。

ある意味ではデジタルに振り回されている自分がいました。

 

(萬鶴)


「書の冒険」朝日新聞Globeより (萬鶴)

2012-01-10 | 書道

朝日新聞の日曜版にGlobe(グローブ)という別刷があります。

普段ですとチラリと見るだけなのですが、「書の冒険」というタイトルが目に止まりました。

 

 

・・・毛筆を握ったとしても、次の機会は来年の正月ー

そんな人が大半かも知れません。ちょっと古くさい?堅苦しい?

では伝統や精神論から少し離れて、「書道」から「道」を外してみたらどうなるのでしょう。

さまざまな新しい試みが起きています。・・・と書かれています。

 

 

紙面をめくると・・・

いつも目にしている、比田井天来先生の作品「龍跳」が紹介されていました。

文頭には、異分野との出会い「あなたにとって書とは?」との質問もあります。

              書×写真 “感情や動作を包含した美の結晶”

              書×インテリア “人生をクールに生きるための手段”

              書×パフォーマンス “自分のこころを映すもの”

              書×パソコン “文字の生命力を創造すること”

              ×インターネット “もっとも人間的な芸術”

              アラビア書道を語る “西洋とも日本とも異なる自然観!

              西洋カリグラフィーを語る “いかに美しく装飾するか”

 

 

文中、「書壇」と周縁の溝と題して、宮代栄一氏は次のように書いている。

書とは何か。決まりごととされてきたものをあげれば

① 墨を用いる ②文字を書く ③筆で紙に書く

今回の特集は必ずしも守っていない・・・

 

・・・確かに、書はただ自由に書けばいいというものではない。「好きに、楽しく書くというだけでは確実に限界がくる。書が実用でなくなった時代にふさわしい仕組みこそが問われている」と書道専門誌「墨」編集長の太田文子も指摘する。

長い時間をかけて培われた書の伝統。その良さを守りつつ、時代の変化にどう適応していくのか。その知恵が試されているのかもしれない。・・・結

 

「むさしの墨友会」は、現代書道の父 比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

この会の特徴は、団体行動が多いこと。研修?研究と称して飲み会が多いこと。展覧会なども誘いあって行動する。

不定期(かなり頻繁に)ですが、ブログを立ち上げていること。

仲間の多くはフェイスブックなどを活用し、頻繁に情報交換?を行っています。

したがって、書に向かう姿勢は個ですが、会としてはデジタルな発信を行ったり、団体(みんなで)活動することが多くあります。

ある意味では小さな「書の冒険」をしているのかもしれません。

毎日書くのも継続。1カ月ぶりに書くのも継続と言われています。

こうして挫折せずに続けられることは、励ましあい。足を引っ張り合う?仲間がいるからでしょう。

 

今日はちょっと目に止まった内容をご紹介いたしました。

 

何か普段と異なる文面ですね。

次回からはいままでどおりにします。

 

(萬鶴)


高尾山(鶴嶺)

2012-01-08 | 書道

本日1月8日は毎年恒例の高尾山参拝に行って参りました。

例年ですと七草前に参拝するのですが、今年は日程の関係で少し遅めの参拝となりました。

会社の仲間10名での参拝です。

 

3時半の護摩焚きに間に合うように2時にケーブルカーの清滝駅に集合です。

清滝駅の前では江戸大道芸を演じる2名が

獅子舞です。

鶴嶺もご祝儀を入れたところ獅子舞に頭をガブ!っと噛んでもらうことができました。

仲間の一人もガブ!

悪いところが良くなるとか。

この方はきっとフサフサな何かが生えてくることでしょう。

高尾山山頂駅です。

流石に三連休の中日。かなりの人出がありました。

昨年はこんなに綺麗ではなかったと記憶していますが・・・

薬王院までの道がすごく綺麗になってました。

ミシュランのお陰か?

薬王院までは15分ほど歩きます。

途中にある蛸杉です。

根の部分が蛸の足のような杉の木。

以前は触れたのですが、樹齢450年の巨木とのことで

病気にならないよう触ることができないように

フェンスが立てられています。

なむいずなだいごんげん。

この石碑を過ぎると108段の階段が

約一名は息を切らして・・・

高尾山の全景を説明している看板もありました。

参道を更に進み

見たことのある名前が。

北島三郎。そうサブちゃんの名前が。

北島三郎さんは高尾山のある八王子市在住なのです。

ようやく山頂の御護摩の受付所に到着です。

ここで御護摩の受付をし、休憩所で休憩し、新年にあたっての講話を聞きお神酒をいただいてから

本堂で祈願のお参りのはずだったのですが・・・

例年ですとこの入り口から休憩所に入るのですが、なにやら様子がいつもと違います。

お聞きすると1月7日まではこの新年の講話は聞けるのらしいのですが

その講話は7日までで終了とのこと。そのまま本堂に行くようにとのこと。

今までは七草が開けるまでには参拝していたので初めてのことでした。

高尾山からの景色です。

今年は空気が澄んでいたのか、スカイツリーもこの写真ではよく分かりませんが

肉眼ではバッチリ確認できました。

そして、右のほうに目を移すと横浜のみなとみらい地区がはっきりと見えました。

本堂他は残念ながら撮影禁止となっていましたので、写真はありません。

帰りに乗るケーブルカーです。

こんなに急な斜面を降りていきます。

31度18分の急斜面。

途中、中腹あたりでもう一台のケーブルカーとすれ違います。

やがて清滝駅に。

今年も皆元気に参拝できたことに感謝と喜びを感じます。

神頼み?いやいや毎年この様に神頼みの来られることがなによりのこと!

何かあればこの様に参拝にも来られませんので。

皆で参拝に来られることに感謝しつつ、この後は我が家で新年会。

美味しいお酒とすき焼きで乾杯させていただきました。

なんだかとりとめのないブログとなってしまいましたが・・・・

今年も皆で元気に、そして無事に参拝に出掛けられたことを嬉しく感じている鶴嶺です。

長文にて失礼いたしました。

 

 


新年おめでとうございます...(東鶴)

2012-01-01 | 書道

皆様、2012年の幕が開けました。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 

今年の5月にはむさしの墨友会第一回書展を計画中。

 

 

龍のごとく、勢いよく、変幻自在?にやってまいりましょう!!

(ちょっと画像が大きくてごめんなさい...東鶴)