むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

水ぬるむ春・・・

2014-03-29 | 書道

水ぬるむ春になりました。

花粉症に負けずに庭仕事しています。

本当は筆を持たなければなりませんが・・・。

 

 

水槽には昨年から越冬したメダカが6匹泳いでいます。

可哀そうなので、20匹ほど仲間を追加しました。

ほてい草も二つ買い求めました。

 

 

ホームセンターで買い求めたイチゴです。

一株が425円でした。

収穫できるかどうかは分かりません。

買った方が安いのでしょう(元は取れないかと思います)。

 

 

そして、赤カブ(二十日大根)の種を蒔きました。

気が短いものですから、早く出来るものも良いですね。

収穫が楽しみです。

 

 

絹サヤやスナックエンドウなども大きく成長し、白い花を付けています。

初収穫も間近です。

 

 

いつもの木鉢も6個ほど作りました。

これからガスバーナーで焼いて木目を出します。

何を植えようかな?

これも楽しみです。

 

 

庭の草花も元気です。

 

 

マクロレンズで撮ってみました。

 

 

 

 

君子蘭も最盛期。

君子危うきに近寄らずと言いますが、教養があり徳がある者は、自分の行動を慎むものだから、危険なところには近づかないということ。と説明がありました。


私には似つかない言葉です。

何でも近づくのが好きです?!

一般的に「君子」は、学名「nobilis(気品のある、高貴な)種」に由来し、その姿から「君子蘭」と名付けられたとのことです。

別名「clivia(クリビア)」は、イギリスのクライブ家出身の高貴な公爵夫人を讃えて名付けられたと書かれていました。


縁遠い語源です。

この辺で書に係わる話をしなければなりませんね。

写真を撮る時に、全景にするか接写にするかを考えます。

特に接写は何にピントを合わせるかです。

お稽古に行くと先生は良く、強弱とか濃淡、バランス、字が浮き出る、背景、ぼかす・・・と、いろいろとアドバイスいただけます。

写真も同じかも知れません。

レンズを付けかえることは、筆を変えることにもつながります。

弘法さんも筆を選んでいたのでしょうね。

でも、どんな筆にも愛着?があったのかと思います。

桑原翆邦先生も、糸で縛った筆をご愛用だったとも聞いています。

 草花も勢いづいてきました。

私も筆勢に励まなければなりませんね。

 

(萬 鶴)


やっと

2014-03-27 | 書道

 

昨年の11月に開催した、「第二回 むさしの墨友会書展」の作品集(記録集?)がやっと、やっと完成しました。

この作品集を作る担当は私(萬鶴)です。

言い訳はたくさんありますが、4月にはお披露目できるかと思います。

 

 

私どもは書道を始めて間もない人が多く、書展も全て手づくりです。

先輩先生方の書展を見よう見まねで、開催するものです。

今回は三鷹駅北口近くの「かたらいの道 市民スペース」で開催いたしました。

 

 

奈良誰々展にお出しした作品コーナーも設置いたしました。

非常に評判良く珍しい試みかと思います。

 

 

9名が書いた作品を21点を展示させていただきました。

 

 

記録集には大勢のお客さまが来場していただいた模様も掲載されています。

作品だけでなく、その時の雰囲気も伝えたかったからです。

 

 

そして、打合せ会や数多くの?打ち上げなども紹介しています。

これらは多くの方々にお配りすると言うより、メンバーの思い出(記録)として紹介したものです。

 

 

設営状況も重要な記録ですね。

 

 

更に会場の状況やレイアウト案も納めています。

あまり見かけない作品集(記録)ですが、これも墨友会らしいものになりました。

何かの機会にご笑覧いただければ幸いです。

 

(萬 鶴)


第14回 靜藍社書展

2014-03-16 | 書道

第14回 靜藍社書展にお伺いいたしました。

お若い内田藍亭先生の書展です。

 

 

場所は例年のとおり、銀座大国屋ギャラリーです。

この日は家内の時間もありましたので、一緒に伺わさせていただきました。

 

 

木簡八幅対は壮観です。

一度墨をつけて10文字くらい書いています。

(素人的な表現ですみません)

よく墨が持つなぁ~と感心します。

 

 

ご丁寧にご説明いただきました。

私にはチョット難しい内容です。

 

 

安藤鶴城さんもいらっしゃいました。

山崎鶴嶺さんは昨日(土曜日)にお出でになられたようです。

 

 

そして、大黒屋ギャラリーからほど近い、行きつけ?のお鮨屋さんでランチです。

 

 

魚游(うおゆう)と言って、場所の割には夜も安い店です。

こみ込みで5000円で飲めますよ。

次回は是非みなさんとご一緒したいですね。

この日はランチですので、更にお得感があります。

 

 

お店の手違いで、ビールを2杯いただきました。(ラッキーです)

そして、今日は私のおごりでランチ懐石(3000円)にしました。

 

 

 

 

撮れていない画像もあります。

今日はたまたま?41回目の結婚記念日でしたので、良く続いたなぁ~と言うお祝いです。

ホント、家内も私のわがままを良く絶えてくれました。

感謝です。

 

 

家内が立ち止っています。

こんなところで知り合いにお会いしたようです。

このあとは、四谷の菩提寺にちょっと早いのですが、彼岸の墓参りをしてきました。

有意義な一日をおくらさせていただきました。

これも書道のお陰かと思っています。

 

(萬 鶴)


印面と雑談

2014-03-13 | 書道

3月13日までの提出〆切りの月例競書が、都合で間に合いません。

先生にお願いして、お稽古日でない時にお持ちしました。

お忙しい時に無理を言ってスミマセン!

 

 

早速、選んでいただき、その後雑談タイムになりました。

いろいろなことが出ましたね。

 

 

前回アップしたブログの内容にもなりました。

普段ですと、印影のみを見るのが多いのですが、印面(彫ったものは印面と言うのですね?)を見るのも楽しい!とのことです。

 

 

先生は突然大きな印を出してきました。

これな何寸と言うのですかね?

7cm角くらいあるかと思います。

ガリガリと彫る音が聞こえそうです。

改めて見させていただくと、生きもののようにも思えます。

 

 

凄い!

印面は面白い!が感想です。

印影から想像できない彫りが発見できます。

 

 

そして、記録の話に移りました。

先生がお出ししている作品を年別に記録していました。

この頃は若い書だったなぁ~

ある年はこの書体だったので、次の年はこんな風に書いたのですよ。

話はエンドレスで続きました・・・。

 

 

桑原翆邦先生を囲んで、若い時代の先生方が並んでいます。

書は奥が深いから(深すぎるから)面白いのでしょうね。

まだ、入門して6年目の私が言うのはおこがましいですが・・・。

書道家でなく、書道を趣味にするものとしての内容でした。

スミマセン!

 

(萬 鶴)


「缶翁印痕」 扶桑印社

2014-03-02 | 書道

昨日(3月1日土曜日)、荻窪の「廣悦堂 」さん行ってきました。

細楷や日記用の小筆を買い求めにです。

いつもカメラやブログの話になってしまいます。

そして、篆刻の話にもなりました。

実は時間が出来たら、篆刻を教わりたいとお願いいたしました。

 

 

そこから、いろいろな話に展開し一冊の本をお見せいただきました。

「缶翁印痕」 扶桑印社となっています。

見るからに高そうな本でした。

萬鶴さん、やはり良いものを見ることが大事ですよ・・・と。

 

 

 4と5頁です。

「安吉呉俊章」と説明があります。

印影だけでは分からない雅印が並列で紹介されています。

 

最初の紹介文には 

古来篆刻三法と稱(しょう)して、字法、章法、刀法の三を挙げている。

字法とは文字学のことであるなどと、一知半解のことをいふ人もあるが、今それはどうでもよい。

この三法の中、刀法を以てもっとも傅へ難い者としている。

それは字法、章法は理によって解明することができるが、刀法は技であり功であり、自得に俟つしかないからである。

・・・・。(後略)

 

 

私は以前より、篆刻がやりたいな?と単純な気持ちで書道を始めました。

先生からも、先ずは基礎ですよ。

書が上手にならないと、ただのハンコウですよ。と言われ6年経ちました。

まだまだです。

 

 

しかし、この本を見て、ドキドキ感がありました。

廣悦堂の田中さんも経験から、いろいろなことを話て(教えて)くれました。

 

 

 具体的な説明は出来ませんが、これらの彫り方に感動を覚えました。

凄い!の一言です。

この奥深さを少しでも体験したいとの気持ちにもなります。

 

 

 

ほんと、全くの素人がこのようなことを申し上げるのはおこがましいのですが、良い作品を見ることの重要さも痛感いたしました。

印影だけでは分からない部分が紹介されているこの本。

「缶翁印痕」

帰宅して、時が経つのも忘れて見ていました。

 

 

この本は私にとって宝物の一つになることでしょう。

本来ですと、高価な本をお安くお譲りいただきありがとうございました。

今日はアップするのに、2時間くらいかけてブログを作成していました。

日曜日ですが、午後から仕事です。

 

(萬 鶴)