むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

正月よ来い! (萬鶴)

2011-12-31 | 書道

 今年は東日本大震災の発生で、生活のリズムが大きく変化した年でもありました。

夏も暑かったですよね。

まして、節電でエアコンの設定温度も高くなっていました。

例年のように新年を祝う気持ち(準備)にはなれませんでしたが、これも節目が肝心と思い動き始めました。

 

 

青竹や松・葉ボタン・南天・金銀の柳などを準備して、28日に作りあげました。

 

 

自宅玄関に創作の門松を置きました。

 

 

プランターに寄せ植え風にしてみました。

中々の出来栄えで自己満足です。

 

 

時は5月。

庭にプランターを用意いたしました。

 

 

お田植えです。

水管理も結構大変でした。

 

 

暑い夏には稲穂がたわわです。

 

 

まだ青いうちに刈り取って保存します。

 

 

12月27日にたっぷりと水に浸します。

注連縄を作るためです。

水に湿られ、これを叩きます。

編んでいる時に折れたりしないようにです。

 

 

結構手間ひまかかりますが、今年も稲から育てて作ったしめ飾りが出来ました。

半年にもおよぶ工程です。

今年は集中力が無く、あまり作りませんでした。

 

 

29日の吉祥寺です。

サトウのメンチも行列が出来ていましたが、それ以上に「こざさ」が長蛇の列です。

買えるには2時間近く並ぶのではないでしょうか?

 

 

武蔵野市の友好都市が出品しているアンテナショップ「麦わら帽子」にも行ってきました。

この日(29日)は南房総市から花の直売がある日です。

南房総の担当者からも連絡がありお伺いしましたが、もうほとんどが売り切れていました。

 

 

 

室内に鏡餅も飾り、あとは正月を待つだけです。

 

新しい年が素晴らしい一年になりますよう

心からお祈り申し上げます

 

多趣味の萬鶴でした。

 


横濱のメリークリスマス...(東鶴)

2011-12-24 | 書道

みなとみらいに宿泊して横浜小旅行を楽しみました。

クリスマスシーズンなのでTowers Milightと名づけられた

高層ビル群の夜景が楽しめます。

お馴染みのランドマークタワー 52階以上がホテルです。

手前に帆船日本丸もライトアップしているのですが、見えますか?

 

汽車道から見るビルの夜景です。思わずうっとり...。

 

コスモワールドの大観覧車もライトアップ。この色が次々と変化するのです。

しかも光がくるくると回って見えるのでこれは必見!!。

 

 

汽車道のライトアップ。さすが周りは若いカップルばかり。

中高年のカップルがいたのでお互いにシャッターを押し合いました。

 

珍しい桜色の電飾。 六本木通りの青と比較してどうでしょうか?

こちらも綺麗ですよね。

 

さて、ここからは、ツリーの数々。

さっきの観覧車の下にありました。緑の大きなツリー。

 

ランドマークプラザ内のビッグなツリー。

みんな写真を撮りまくってましたよ。

 

最後に東鶴夫婦が宿泊したランドマークタワー

ロイヤルパークホテルロビー内のツリー。

 

メリークリスマス!!

いろいろなことがたくさんあったこの一年も、過ぎていこうとしています...

皆様にとって、来年は良い年でありますように...。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今年最後のお教室 (萬鶴)

2011-12-17 | 書道

今年最後のお教室に行ってまいりました。

1月分のお月謝と墨華誌購読料(1年分)をお支払いするためです。

本来なら、宿題などをお出しすべきなのですが・・・。

お月謝だけです。

先生から毎年恒例の?カレンダーをいただきました。

 

“お好きなのを選んでくださぁ~い”

“選んだものによって昇段するかも知れませんよぅ~”???

意味分からず?

「老鶴 萬里の心」と書かれています。

「鶴」「萬」を合わせると「萬鶴」になります。

これにいたしました。

縁起が良さそうです。

 

もう一枚どうぞ!とのことで・・・

「天晴れ 萬花喜ぶ」

これは来年の私の信条?そうなりたいなぁ~と言う願望?に思えました。

有り難く、いただきました。

 

会話の中で「全書芸展」が開催されているので、ブログにアップして下さいと、お願いされました。

 

 

国立新美術館で、12月19日(月)まで開催しています。

 

 

これは大巨先生の作品です。

大きい先生ですが、小さく見えるくらいの大きさ(縦3m×横2m)の大きさです。

保存は仮張りとか言っていましたが、簡単に言うと剥がして横(2m)の大きさで丸めるとのことです。

また、作品として展示する時は張り替えるようです。

回数を重ねると、やはり傷んで行くよです。

 

吉野大巨先生のご出身地はご存知ですよね。

北海道苫小牧です。

 

 

ご卒業された「苫小牧市立光洋中学校50周年記念誌の題字を書かれています。

本名 吉野恒夫 4期生

右側は吉野先生が投稿された「光洋中学校の思い出」です。

書道を始めたきっかけは、「同校全員による書道コンクール」への作品提出からのようです。

書道の前は柔道部に入部していて、スポーツ少年でした。

ある日、書道コンクールの成績が発表され、第一席・二席・三席と、恒夫少年の作品は入いるはずも無く、気にしていなかったようです。

その後、先生に呼ばれ「吉野の作品はとても良かった。君には才能があるぞ・・・。」と仰ったそうです。

この「囁き」が恒夫少年の心にずっと引っかかっていく事になりました。

そして、高校生になり書道部に入部してから、いろいろな出会いがあり現在に至っているとのことです。

桑原翆邦先生の出会いなどは、お教室でお聞きください。

 

いずれにしても、「萬鶴さん、君には才能があるぞ!」と言っていただければ、もう少し頑張っているかも知れません。

まだ、誰からも、心に残る「囁き」(ささやき)はありません。

 

来年も鶴城さんとブービーを争いながら、筆を持つことをお誓い申し上げます。

私の役割は、なんとなく幹事が似合っているのかな?

 

(萬鶴)


こどもの書展...(東鶴)

2011-12-10 | 書道

「こどもの書展」に行ってきました。

東鶴の家の近く、武蔵野ビューハイツ集会室で明日11日まで開かれています。

まず目を引いたのは「始平公造像記」の臨書です。

迫力ありますよね。

 

そして集王聖教序の「微」の字一字の臨書

書き手の方はこの字が一番気に入っているのだそうです。

 

中学三年生二人の破体の合作「風神、雷神」の一双

屏風の表装は指導者の出川聖波先生。

 

 

14人のこどもたち、お母様方、卒業生も加わってみんなで書いた「般若心経」

大迫力です。

 

こちらは「小克鼎」の中から「三年九月」の「三年九」までの臨書。

「三年九」でやめちゃうのが素晴らしい!

 

私が一番気に入った作品がこれです。

「おちゃらか ほい」

白い空間どりの見事さ、リズム感あふれる字体、すごい....。

 

 

 

こちらは指導に当たっていらっしゃる出川聖波先生の作品「しぐれ板屋」

枕草子の「降るものは...」の「時雨・あられは板屋」から取られたそうです。

臨書が多いので、出川先生にお話を伺うと、

なんと先生は桑原呂翁先生に書を習われていたとのこと。

吉野大巨先生のこともご存知でした。

不思議なことにここでも、つながりが発見できました。

 

むらさき育成会・むらさきこどもクラブの書道サークルの作品展をご紹介いたしました。

むさしの墨友会も今年はともかく、とりあえず、来年は負けないように頑張りましょう!!

 

 

 

 

 


武蔵野市内のイルミネーション(萬鶴)

2011-12-10 | 書道

今年もあと21日になりました。

昨日も武蔵野地区では雪がチラつきました。

段々年の瀬が迫って来たなと感じるようになりました。

さて、今日は武蔵野市内のイルミネーションをご紹介いたします。

 

 

吉祥寺北口広場のイルミです。

毎年、同じようなデザインです。

これだけ見ると立派ですが、周囲のネオンサインなど街の明かりに消されているような感じですね。

来年は面的と立体のあるデザインを期待したいものです。

周りのビルも協力するよう方法は無いものでしょうか?

 

 

三鷹駅北口広場付近のイルミです。

これは圧巻ですよ。

このシーズンに一度は見に行っても良いのでしょう。

 

 

警察前辺りか、駅方向の街路樹に電飾されています。

年々盛んになっています。

全てLEDだと思います。

立体感がありますね。

 

 

武蔵境南口のプレイス前広場です。

今年から始めた場所(プレイス前場)ですが、青白いLEDが幻想的な雰囲気をかもし出しています。

まだ、木々が高くないものですから、ちょっと平面的ですが来年以降が楽しみです。

 

 

西武鉄道高架下の店舗も既に完成しており、落ち着いた駅前を感じさせてくれます。

あと何年かすればJRの高架下も完成し、長かった鉄道高架事業も完了することになります。

事業が動き出した頃の担当もしていました。

個人的にも思いのある事業でした。

 

そして、一番落ち着くイルミネーションをご紹介いたします。

 

 

ハモニカ横町のイルミネーション?です。

365日、この電飾は変わりません。

しかも香り付きです。

焼き鳥の、あの煙が漂っています。

 

 

良いですねぇ~。

パスタもあり、やきとりもあり、ラーメンも・・・。

これは店こそ変われど、65年続いているイルミです。

 

ふと思い出した詩が・・・

雨にも負けず 風にも負けず 雪にも 夏の暑さにも 負けぬ

慾はなく いつも静かにに笑ってゐる 一日にビールまたは酒・焼酎をいただき

焼き鳥と煮込みがあれば・・・

ちょっとやらないかと言われればついて行き

付き合いは良いが

みんなに筆を持っているのかと言われ

先生に褒められもせず

でも続けている

そう言うものに

私はなっている

(萬鶴)

 

*この画像はフェイスブックにも紹介したものです。


大巨書道会早めの忘年会...(東鶴)

2011-12-04 | 書道

12月4日(日) 府中市大國魂神社結婚式場で、恒例の大巨書道会の早めの忘年会が開催されました。

府中本町駅で大巨先生が待ち構えていました?

 

正殿でお祓いを受けた後は、1667年に建築された本殿へ。

何はともあれ、これらは目を引きます。

 

新築なった正門の前で。

 

いよいよ宴会の始まりです。

 

吉野大巨先生の開会のご挨拶

河野栖鶴さんのご発声による乾杯と続きます。

 

 

総勢52人のパーティです。

途中、多くの方々のカラオケがあり、楽しい時間が過ぎていきました。

 

恒例の中田仙鶴さんのさんさしぐれ。

皆さんにお供物とお札をいただきました。

来年は良い年でありますように。

 

快晴の青空の下での早めの忘年会でした。

 

 

 

 

 


これを食べると書が上達する!? (萬鶴)

2011-12-04 | 書道

土曜日にお教室にお伺いしたところ、吉野先生より“りんご”をいただだきました。

毎年いただいている“天来りんご”です。

言い伝え、伝説、事実?よると書が上達するリンゴとして知られています。

 

 

“天来りんご”今年もありがとう

上京して42年、桑原翆邦先生のお陰にて“天来先生生誕地の望月町”みなさんとご交誼をいただいております。

生家の比田井昭三様より、毎年の様に裏山で採れたりんごを送っていただきます。

“天来りんご”を事務所を訪ねて下さる皆様に1個づつ差し上げ、「これを食べると書が上達するヨ」と言い添えます。

比田井天来先生そして昭三様のご好意に感謝し、墨華の皆さんと、更に勉強を深め、書道の発展に尽力したいと思っています。

ありがとうございます。

墨華を応援して下さい。

(主幹記)

 

リンゴと一緒にいただいた説明文をご紹介いたしました。

 

 

そして、我が家に戻り、いただいたリンゴを磨きちょっとの間、飾らさせていただきます。

偶然にも棚からぼた餅で賞をいただいていおります。

ご利益!ご利益?

 

ここから「リンゴを磨く」について、英語でのことわざがありますのでご紹介します。

「リンゴを磨く」 (apple polish) 

 *アップルポリッシュ

現在もこのような表現をしているかどうかは分かりません。

40数年前に米国に住んでいた時に使っていました。

[米国の児童が先生にリンゴをぴかぴかになるまでふいてからあげる風習があったことから]

]()()(米略式)(特におべっかを使って)(人の)歓心を買う,ごきげんをとる,ごまをする。

 

ゴマをするの意味でした。

先生の事務所にあるリンゴを全てピカピカに磨いてくれば良かったと思っています(笑)

座右の銘が「漁夫の利」とか「棚からぼた餅」ですので、今度は「リンゴ磨き」にでもしようかな?

 

(萬鶴)

 


浅沼一道先生 田原市「潮音寺展」  吉野大巨 (萬鶴代筆)

2011-12-01 | 書道

前段で・・・。

先日、奈良誰々展の出展作品をお出しするため、吉野先生の携帯電話に入れました。

何回かのコール音の後、「ハイ吉野です。今 渥美半島で大蛤を食べようとしているところですよ」とのことです。

そして、翌日には帰京されるとのことですので、お教室にお伺いしました。

そこで、先生より潮音寺特別記念企画展 「比田井天来から淺沼一道へ」のお話しをお聞きしました。

また、この内容をブログにアップしてもらえれば幸いとのことでしたので、お引き受け(代筆)いたしました。

 

平成23年11月27日(日)

愛知県田原市福江町 潮音寺檀信徒会館において、特別記念企画展が開催されました。

 

現代書道の父とよばれる書家、比田井天来と出子の作品を集めた企画展「比田井天来から浅沼一道へ」です。

比田井天来先生(明治5年~昭和14年)は、現代書道の黎明期に「書は芸術である」と主張し、学書の方法論を一新して現書壇の礎を築きました。

潮音寺には、比田井天来先生の高弟である桑原翆邦先生、又その高弟である淺沼一道先生 の三代の作品があり、この度表記の展示会が企画されたものです。

天来先生の屏風一双を中心に三師の作品が展示され、初日に淺沼先生による作品解説並びに講演会が開かれました。

そして 淺沼一道先生などによる「作品揮毫会」と続きました。

 

 

東海日日新聞(2011、11月28日)

講話参加者は100名を越え、東京からは遠藤史佰・井上素山・堂山駕龍・松井渓泉・仁平渓舟・長坂蒼苑・坂本江華・吉野大巨。

愛知からは清水竹水・岐阜から吉田玄峰・吉田聖生等が参加いたしました。(敬称略)

初日は淺沼先生が参加者の前で筆をとり、禅語などをしたためました。

 

いただいた資料から代筆させていただきました。(萬鶴)