むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

会計報告

2011-06-29 | 書道

八王子「戸吹鮨忠」さんにて、桑原翆邦先生直筆の板戸を訪ねる会をご案内いたしましたところ、遠路はるばる17名の方々にご参加いただき、まことにありがとうございました。

おかげさまで、楽しく有意義なひと時を過ごすことができ、心より御礼申し上げます。

みなさまの飲みっぷりに、幹事役としては一抹の不安もありましたが、吉野大巨先生からの差し入れしていただいた、御酒(蒲原)2升でぎりぎりセーフとなりました。

 

 

ここに幹事兼監査役として、会費が適正に執行されたことをご報告いたします。

しかし良く飲みましたねぇ~。

竹徳利に入れた「十四代」もおそらく2升は飲んでいたのでしょう。

 

 

生ビール・ワイン・十四代・蒲原・・・

割り算しても、お一人2~3合以上・・・・?

そんなにいただいた記憶はありません。

*記憶が無いと言うことは、それだけ飲んだのかも知れませんね。

 

 

ちなみに、繰越金は2,149円となっています。

何かの折に、支出させていただきます。

最後に、時計の忘れ物がありました。

お教室にお持ちすれば持ち主が現れると、鶴嶺さんがお持ちすると・・・。

直ぐに引き受け人?がおりました。

大殿(Y・○巨)でした。

 

鶴嶺さんには最後までいろいろと面倒を見ていただき、ありがとうございました。

この会計報告をもって、番人(足軽)を解任させていただきます。

これにて一件落着。

 

(鶴嶺・萬鶴)


大久保公神道碑 (岑鶴)

2011-06-27 | 書道

戸吹の研修会から一夜明けて、昨日は妻の家の方の墓参りということで、青山墓地に行ってきました。

いつもお墓側に大きな碑があるなと思っていたのですが、義理の姉がちょっと来なさいということで大久保公神道碑の前まで連て行かれました。

そこで色々と書いてあることについて、説明を受けました。

これが日下部鳴鶴の最高傑作の書であること、それが鳴鶴四天王(近藤雪竹、丹羽海鶴、渡邊沙鷗・比田井天来)に受け継がれているなど、今まで何度も来ているのにそんな話はしなかったのですが私が書をはじめたと聞いて説明をしてくれました。

 

 

 

 改めて書を見るとすばらしい字です。

王羲之の字に似ています。

こんな字はいつになったら書けるんだろなーーーーー。

(岑鶴)


不風?......(東鶴)

2011-06-26 | 書道

 

6月25日土曜日は、満を持しての「桑原翠邦先生の板戸」見学です。

八王子は戸吹にある鮨忠へ。

鈴木方鶴先生の書「昌楽」が店の意匠になっています。

佐藤昌翠さんご夫妻と東鶴妻は左右確認後、一目散に鮨忠へ...。

 

なんとも風情のある構えです。

さすが八王子、郊外でないとなかなか味わえません。

竹藪の向こう側(川)にはホタルも...(いたらもっといいのにな)

 

鮨忠のご亭主。

「華下一壺酒」を目の前にすれば、酒飲みにはたまりませんなー、飲まずにはいられませんね。

今度来たときは、づき台で...と密かに心に誓いました。

 

左から、鶴嶺さん、萬鶴さん。このたびは名幹事!!ご苦労様でした。 鶴城さんはじゃんけんに強いようです。

岑鶴さん、じゃんけんに弱いのもたまにはいいことありますね。

そして岸〇禮子さん、中野からバスに乗って吉野先生のおけいこに通われています。

 

皆さんお揃いの記念写真。

前列左から、石合仁鶴さん、佐藤能鶴さん、中田仙鶴さん、東鶴、吉野大巨先生、鮨忠のご亭主、遠藤史伯さん

東鶴妻の順子、鮨忠の奥様。

後列左から、三輪萬鶴さん、佐藤昌翠さん、大久保宗鶴さん、河野栖鶴さん、犬飼翠亭さん、荒井翠鶴さん

後ろが岸〇禮子さん、もどって安藤鶴城さん、藤井岑鶴さん、山崎鶴嶺さん。以上総勢19名の集合写真です。

 

 

6月27日は東鶴夫婦の結婚記念日に当たります。

桑原翠邦先生八十五歳の小品「不風」を吉野先生から記念に頂きました。

「得所」の「しょとく」ではありませんが、逆読みすると「ふうふ」?

と思っていたら、吉野先生からあれは「平安」である、とのファックスが萬鶴さんに。

萬鶴さんからは私にその旨、メールをいただきました。

失礼をいたしました。

どうもありがとうございました。

 

そして、記念に皆様から頂いた綺麗なお花。

吉野大巨先生を始め、鶴友会、むさしの墨友会の皆様、

昨日はたいへんありがとうございました...。


桑原翆邦先生直筆の板戸を訪ねて

2011-06-26 | 書道

 

平成23年(2011)6月25日(土)

八王子「戸吹鮨忠」さんにて、桑原翆邦先生直筆の板戸を訪ねる会が開催されました。

 

 

多くのみなさんは立川駅に集合し、青梅線から五日市線に乗り換えて、秋川駅(最寄りの駅)に降り立ちました。

梅雨の合間だけあって少し湿度も高く感じますが、桑原翆邦先生の作品にお会いできると思うと、気持ちもワクワクします。

タクシーに分乗し、10分ほど・・・

突然、大きな壁面が表れました。

そこが目的地「戸吹鮨忠」さんです。

 「昌楽」と書かれています。

「昌楽」とは “さかんにして たのしい” の意味です。

 

 

 

ご主人と女将さんが愛想よく出迎えてくれました。

 本日の参加者は鶴友会とむさしの墨友会のメンバーが中心となる17名です。

墨華書道会 大巨支部の一大イベントにも感じます。

 

 

吉野大巨先生より、この板戸が書かれた過程や当時の状況、翆邦先生の息づかい、余った墨で条幅を書かれた模様まで楽しそうにご紹介されていました。

詳しくはこちらをクリックしてください。

当時のことを思い出したのでしょう。吉野先生も真剣な眼差しの中にも笑顔が見受けられました。

 

 

鮨忠さんのご主人と女将さんに、桑原翆邦先生が88歳の時に書かれた額装をプレゼントされました。

この板戸は9月?に開催される、雙暢展に飾る予定だとお聞きしています。

この地まで来られなくても、大作が身近に拝見出来ることは素晴らしいことだと思います。

 

「山中に食・書・情在り」

しかし・・・時間をかけて、山ふところにだかれる戸吹で、食を楽しみ、書を賞でて、こだわり人間の心を味わう。

まさに山中に食書情け在りが本来なのかも知れません。

 

 

 

 吉野大巨先生のご説明も一とおり終え、乾杯に移りました。

各先生方も大盛り上がりです。

みなさんより30秒コメントで、書への思いなどを語っていただきました。

 

 

そして、美味しい食も楽しみました。

ほんと、美味しかった!

 

 

 

 

吉野先生からみなさんに記念として、筆がプレゼントされました。

更に!!!

桑原翆邦先生の書が2枚。

ジャンケン大会で決めるとのことです。

二つのグループに分かれての決選です。

一番弱い方(負けた方)へのルールです。

結局、一番弱かったのは、大久保宗鶴さんと藤井岑鶴さんでした。

 

宴は切なく続きます・・・。

帰りの車も準備(到着)しました。

 

 

 恒例の中田仙鶴先生の〆と集合写真をパチリしてお開きとなりました。

参加されたみなさま、本当にご苦労さまでした!

 

山崎鶴嶺さん、関所の番人や事前の調整、荷物運びなど、お疲れさまでした。

殿や姫様もお喜びの様子でしたね。

これで今回の「足軽業?」を解任いたします。

 

(萬鶴)


題材を探して

2011-06-22 | 書道

題材を探しアップします。

土曜日、朝一番のお教室です。

 

 

大先輩の女性の方が、作品だけ置いて帰られました。

教室の下で(車に)、ご主人が待っていらっしゃるとか・・・。

「月に跳ねる兎」

拝見してても、楽しいですねぇ~。

 

 大巨先生より加筆がありました。

月 中之 兎

(ゲツチュウ の ト) と書かれていました。 

 

 

 

中田仙鶴さんと先生

お勉強なのか、会話が弾んでいます。

 

 

ちょっとこちらを向いていただきパチリです。

勉強しながら、お話しながらの時間も楽しいものです。

 

 

桑原翆邦先生の書を軸装したとか。

東鶴さんより “桑原翠邦先生の筆ではなく比田井天来先生か
川谷尚亭先生のものではありませんか?”
とおたずねがありました。

そうかも知れません。比田井天来先生だと思います。

確認してみます。

東鶴さん、ありがとうございます。

先生に“面白い書体ですね”と尋ねると・・・。

 

 

隷書と草書との間に、章草体(しょうそうたい)があるとのことです。

へぇ~です。

知らないことばかりです。

 

 

不真面目な萬鶴も、認定書をいただきました。

いつも一発屋で、昇段試験や雙暢展・墨華展くらいしか、作品をお出ししていません。

それがたまたま賞をいただくので昇段していますが、まさに時の運?一発屋?です。

 

先生曰く(慰め?)

“萬鶴さん、筆を持つことも勉強(書道)ですが、知識を得ることも勉強(書道)ですよ”

“毎日、筆を持つのも継続ですが、1週間ぶりに持つのも継続と言います”・・・と。

どうやら、私は知識を得る勉強(書道)派のようです。

 

さぁ~、今週の土曜日は八王子「鮨忠」さんで“板戸を勉強する会”があります。

みなさん、時間どおりにご参集ください。

 

関所番人を仰せつかっている萬鶴でした。

(こんな人もいないとね)


書象展 (萬鶴)

2011-06-19 | 書道

東鶴さんの声かけにより、国立新美術館に行ってまいりました。

当日6月18日(土)はあいにくの雨模様です。

 

正面入り口付近の天井です。

私は鶴嶺さんと待ち合わせし、中央線~丸ノ内線(2回)乗り継ぎ、六本木へ。

田舎者ですので、地下鉄は弱いですね。(方向が見えません)

やっとの思い?で国立新美術館に到着しました。

 

 

何度か来ているのですが、地下鉄は駄目ですね。

鶴嶺さんとの話は、書ではなく建物構造でした。

柱が無いが、この大きな屋根はどう支えているのだろうか?

壁柱と言って、ガラス壁が柱の役割をしているのか・・・?などです。

 

 

さて、集合時間に遅れたのは東鶴さんです。

このあと、一杯多めに注いでいただけましたので、これを許しました。

目的会場の「書象展」です。

中でも、上篠信山先生の大作を拝見するためです。

 

「執」

多くの作品を拝見しましたが、その迫力には目を見張るものがありました。

 

「花」 

ちょっとだけ書をかじる私にとっても、有意義な空間と時間でした。

 

 

入口付近には、信山先生の御子息でしょうか、“上篠です”と声をかけていただきました。

 

 

そして、一巡して再びメインパネルに向かうと、書象会理事長さんの田中節山さんにお会いできました。

井の頭公園近くにお住まいだったことなど、昔話をお聞かせいただきました。

田中節山先生は武蔵野市文化事業団の評議員として、武蔵野の文化にも関わっていただいている方です。

 

 

田中節山先生の作品を前にして、パチリしました。

会場の広さや作品が多く、ゆっくり拝見するにはもっと時間が必要ですね。

田中節山先生より、高価な?記念誌を4冊いただきました。

先生には、心より御礼申し上げます。

 

この他、日本の書展・日本水墨院展も拝見いたしました。

 改めて、書の奥行きの深さと広さ、宇宙観を痛感いたしました。

 

 

当然、六本木らしく洒落たビール屋さんで、近くで第1回目の反省会です。

都会ですね。

それだけ感じました。

 

 

周りは若い女性でいっぱいです。

お日柄が良かったのかな?そんな感じの方が多く見受けられました。

 

 

おじさんたちは、早々に第2回目の反省会々場?に移動いたしました。

2回目の会場?の雰囲気は後日、アップします。

 

午後7時ごろ帰宅できました。

ふぅ~。

 

(萬鶴)

 

 


桑原翆邦先生直筆の板戸を訪ねる会 実施要領

2011-06-16 | 書道

 

先日、「板戸を訪ねる会」を開催するにあたりご案内いたしましたが、実に17名の方々が参加することになりました。

“これは大問題ですよ。”(何かのCMみたいですが)

偉いことになりました!

墨華書道会 大巨支部の大きな事業?にもなりそうです。

 

“ 一定のめど”がたちましたので、下記のとおり報告いたします。

 

 

多くのみなさんは、美味そうな鮨につられたのでしょう。

参加者がこんなに増えるとは・・・。

もう一度、要領を確認します。

 

日時 平成23年6月25日(土) 午後5時~ 八王子の戸吹「鮨忠」

電話 0426-91-0230

集合は 立川駅(青梅行きホーム) 午後3時45分集合

立川を午後3時57分発の電車に乗ります。

秋川駅(途中、拝島駅で乗り換えて、五日市線の駅)に午後4時30分到着

タクシーに分乗し、5分程度でお店に到着

タクシー代は、どなたかが支払ってください。

参加費に含まれていません。(乗り逃げはしないでね!)

 

 

店内の入口付近に関所があります。

番人は萬鶴と鶴嶺です。

ここで、先ず入門料をお出しください。

入門料(鮨など御食料と御酒料)

姫さまは、飲み物代込みで 五千両

殿は、 七千両(御酒の量によっては追加料をいただきます)

*足りないかなぁ~? 番人の独り言

 

宴たけなわが続くとは思いますが、ころ合いをみはからって(一定のめどがつきましたら)、〆(解散)をさせていただきます。

駅までタクシーを用意しておきますので、分乗してご帰還ください。

*タクシー代はそれぞれお支払いください。

 

 

参加者の御名前(6月16日現在)

① 吉野大巨先生

② 遠藤史佰先生

③ 荒井翠鶴先生

④ 河野栖鶴先生

⑤ 中田仙鶴先生

⑥ 石合仁鶴先生 (少し遅れてご到着です)

⑦ 犬飼翠亭先生 (少し遅れてご到着です)

⑧ 会田東鶴先生

⑨ 会田 奥さま

⑩ 大久保宗鶴さん

⑪  佐藤昌翠さん

⑫ 佐藤 ご主人まさ

⑬ 藤井岑鶴さん

⑭ 安藤鶴城さん

⑮ 岸田○子さん

⑯ 山崎鶴嶺さん(番人1号)

⑰ 三輪萬鶴  (番人2号)

?どなたかを忘れているような・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

未定の先生方

⑱ 渡部半溟先生

⑲ 市乾外先生

⑳ 百済昊虬先生

21  崎谷明鶴先生

 

 

では、当日まで健康には留意してください。

時節ながらご自愛を!

 

(萬鶴)


足の踏み場......(東鶴)

2011-06-12 | 書道

今日は、朝から久しぶりの休日!

たまっていた課題に挑戦。

墨華と全書芸の競書と全紙版を書くことに...。

わが部屋はたちまちのうちに足の踏み場がなくなってしまいました。

早々に雅印を押してこのブログをアップする間に乾かして、たたみます。

 

全書版も吉野先生から送られた手本を頼りに

なんとかもう1つ書き上げました。ふぅー。あーっのどが渇いたーっ。

早く風呂に入ってビールでも飲もうっと。

*******************

何か画像フォルダーの中に明神岳とか前穂の姿がみえ隠れしています。

宗鶴さんー。早くアップして皆さんに見せてくださいなーっ。

 

 


桑原翠邦先生の大作を前に書の道を訪ねて、談論風発、斗酒をも辞さず!

2011-06-11 | 書道

今日は!宗鶴から初の投稿です。あそび惚けている内に何時しか日が経ってしまいます。三輪さんに刺激され、使わないデジカメを取り出して、長野県は上高地まで、野山を舞台にした写真教室に参加してきました。むさしの墨友会のHPのアクセスすると、いきなり桑原翠邦先生直筆の板戸を訪ねる会の案内が目に飛び込み、あ、あっ、レベルが高い!と自己嫌悪に陥りましたが、よく読んでみれば研究一割、飲み九割のいつもの酒豪連の集まりとわかり、安心するやら、嬉しくなるやらで、急に親しみを感じました。そしていまでは、翠邦先生の遺作を見なくては、という真面目な学徒魂を取り戻しております。 私も、是非末席にお加え頂きたいと思います。

梅雨前線のお陰か、この所すっかり蒸し暑い梅雨空が続きます。そこで、と言うほどのものでもありませんが、一服の涼をお届けすべく、上高地の風景と野草の一撮をお届け致します。   宗鶴


「桑原翆邦先生直筆の板戸を訪ねる会」のご案内

2011-06-09 | 書道

桑原翠邦先生直筆の戸板を訪ねる会を開催いたします。

 

 

開催日は平成23年6月25日(土) 午後5時ごろから

場所は八王子市戸吹の「鮨忠」さん

℡ 0426-91-0230

集合場所は、五日市線の秋川駅(南口)の午後4時30分

行く方法は、立川発14:57 青梅行~拝島16:08~五日市行に乗り換え~秋川着16:29

分からない方は立川の青梅線ホームに14:50分ごろ集合しましょう。

 

 

 

会費は料理代としてお一人4000円で予約しています。

飲み物代はその時(量)の割り勘とさせていただきます。

↑の鮨や刺身・・・美味しそうでしょ!

美味しいんです!!!

 

以下、鮨忠さんや席の雰囲気をご紹介します。

 

 

板戸をはめる鶴嶺さん(ご主人が指導)

結構、重いんですよ。

 

 

板戸を見ながら、話が弾む(切れない?)大巨先生。

こんな雰囲気で盛り上がりたいと思います。

 

 

ご主人と女将さんに挟まれて、やせ気味?なっている先生。

お開きの時間には、陽もどっぷりと暮れていることでしょう。

お腹は美味しい鮨やお酒でたっぷりでしょう。

清算はさっぱりと終えて・・・・。

解散となります。

 

 

先生のお顔のように、きっと満足できる会になると思います。

 

各先生方(鶴友の先生方も)は吉野大巨先生が取りまとめてくださいます。

むさしの墨友会は萬鶴までご連絡下さい。

 

当日、現地の関所番人は萬鶴と鶴嶺が行います。

通行料を払わない方は関所は通れません(4千両+?千両)

 

萬鶴がアップしました。

 


全紙書きの始めの一歩...(東鶴)

2011-06-05 | 書道

今朝は良いお天気。吉祥寺駅周辺の清掃に行ってきました。

帰宅後は、昨日からの懸案事項の全紙書きに挑戦。

畳に下敷きを敷いて書くと、半切と違い、脚を大きく広げたり、腕一本で体を支えたり

なかなか大変です。ストレッチをもっとやっておくべきだった...。

そこで、登場!!

洗濯用クリップです。

 

こんな風に下敷きにつけて、紙を挟んで、座卓に置いて書いてみました。

そう、吉野大巨先生が半切のお手本を書いてくださる時のやり方です。

こりゃあ、いいや。

 

何枚か座卓の上で挑戦した末の孔子廟堂碑の臨書

 

こちらは柔軟体操をしながら畳の上で書いた十七帖の臨書

悪戦苦闘の挑戦の末、始めの一歩の記念としてそれぞれ落款・雅印を施しました。

疲れた! でも楽しかった!!

 


暑くなりましたねー(東鶴)

2011-06-04 | 書道

クールビズが始まったと思ったら涼しい日が続いていましたが

今日は暑くなりましたねー。

 

 

暑いので、窓を開けて半紙を練習するとこんな風に...

そこらじゅうに有るものをペーパーウェイト代わりに使います。

まさに「壮観」!!

あっところで、今日は廣悦堂さんで、

全紙大の下敷きと紅星牌棉料単宣の全紙を買ってきました。

これから少し大きめの作品に挑戦!!

「そうかん」たんに書けるかな?

 

我が家の郵便ポストの周りのローズマリーも今が真っ盛り...「壮観」です。

 

でも、真っ盛りと思っているのは本人だけ...という人も。

何やってんでしょうね、この国の国会議員たちは。

 

ところで、昨日は吉野大巨先生の所のおけいこで、

戸吹の鮨忠に桑原翠邦先生の板戸を見に行くのを

いつにしたらよいかのお話が出ました。

6月25日(土)は私も大丈夫です。

むさしの墨友会の皆さんもぜひ行ってみましょう!!

きっと「壮観」なこと間違いありません。

 


ルーツを探る(萬鶴)

2011-06-03 | 書道

アップするのが、ちょっと空いてしまいました。

何か題材を探してと思って・・・。

これにしました。

それは私のルーツです。

 

 

いろいろと調べてみると、資料で分かる範囲では慶應2年にさかのぼります。

慶應2年は1866年ですので、145年前の話しになります。

当時は幕末で、薩長連合の連盟成立ですとか、寺田屋騒動(坂本竜馬襲撃事件)や高杉晋作が活躍した時代です。

天皇は孝明天皇 (在位:弘化3年2月13日~慶応2年12月25日) 

将軍は徳川家茂[14代] (在位:安政5年12月1日~慶応2年8月20日) 
     徳川慶喜[15代] (在位:慶応2年12月5日~慶応3年12月12日) 

 

 

 

我が家の家宝として扱っている、日蓮宗の曼荼羅が三幅が仏壇の頭上に掲げられています。

 

 

この中で、一番古いものが慶応二年と書かれています。

その時の当主は“三輪市右衛門です。

菩提寺の住職に聞くと、日蓮宗の本山でもある身延山久遠寺の五重塔建立の際に信仰厚く多額の寄付をしたので、この曼荼羅を承ったとのことです。

言ってみれば感謝の意を表すものですが、なかなか曼荼羅を書くことは無いようです。

 

へぇ~です。

 

 

凄い人が先祖だたようです。

そこで疑問が発生します。

幕末混乱の時代にどうやって、寄付金を届けたかです。

小切手などはありませんし、送金するような手段は現物を持って行くしかないと思います。

住職の推定では、それなりの護衛が付いて運んだんだろうとしています。

 

 

では私のルーツは調べによりますと、武家でなく公家だと聞いています。

そして、江戸城の近くに住んでいたとか?

菩提寺は四谷ですので、その辺かもしれません。

過去帳を調べてみると、この市右衛門さんから六代目になるのでしょう。

 

先々代くらいまでは、それなりの生活だったようです。

(これは現在進行形ではありません。過去形です)

先代の何人かの戒名には「院殿号」が付いていました。

私の号は「萬鶴」で十分です。

しかし、今の私の生活環境を見ると、祖先はきっと嘆いていることでしょうね。

 

今回のアップは書道とは縁の無いものだと思います。

しかし、自分のルーツを探ることも楽しいものですね。

 

萬鶴