むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

行ってきました(鶴嶺)

2011-07-29 | 書道

先日吉野大巨先生から、本日29日午後4時から浅沼一道先生が

全書芸展の作品を揮毫されるとのお知らせをFAXにて頂戴いたしました。

場所はご存知スペースBeです。

仕事の合間にちょっと抜け出し、顔を出してまいりました。

先ずは筆を出されて準備を始めます。

墨は助手?を務められました高市乾外先生が磨られたそうです。

初めはよく分からなかったのですが、いま書かれている作品はこの日、ここに来られた方々に

お配りするために書かれているものだったのです。

次々にテンポ良く書かれて行きます。

浅沼一道先生とサポートされる高市乾外先生の息がピッタリと合っています。

次々に書かれて行きます。

あっと言う間に三十枚以上書かれたでしょうか?

これで全部ではありません。

まだ書かれています。

これは雅印を押印しているところです。

沢山ある雅印から選択して押して行きます。右側に写っている箱に沢山の雅印が入っていました。

雅印は短いものが多く、なんでも運ぶのに重くなるので、皆短くしているのだとか。

そしてここでちょっと気になることが・・・

浅沼一道先生は左手で雅印を押印されています。筆は右手で持たれていたのですが・・・・

うむぅ・・・・左右とも利き手なのか・・・

雅印の位置や、1つだけ押すものと2つ押すものと色々あります。

バランスなのか・・・・???私ごときには分かりません。

雅印は一度押してその位置を木製の直角定規のようなもので位置決めし

再度朱肉を付けて同じ位置に2度押ししていました。

そしていよいよ全書芸展の作品の揮毫です。

吉野大巨先生から縦3メートル横1.75メートルとの説明がありました。

1枚目が完成です。

そして2枚目に。

最後に雅号を

「野人 一道」と書かれているそうです。

完成です。

皆さんご存知の先生方。

長谷川雅峯先生、小林翠径先生、高市乾外先生、中田仙鶴先生

そしてなんと北海道から参加されている方もおられました。

最後に浅沼一道先生に写真撮影をお願いしパチリ!

萬鶴さんのように上手く撮れませんねえ・・・・

先生のすぐ後ろの方は浅沼一道先生の奥様です。後ろを向かれた瞬間でした。すみません。

そしてとっても嬉しいことが。

飛び入り参加の鶴嶺も浅沼一道先生の作品を頂戴してしまったのです。

作品はランダムに配られたのですが、奇遇にも写真に収めていた

↓この作品を頂戴しました。

「和敬」 心をおだやかにして慎み、相手を敬うこと。

以上、本日の速報をお知らせいたします。

そして吉野大巨先生、飛び入りにも関わらずご配慮いただきありがとうございました。

 

 

 

 


荻窪「廣悦堂」さん(萬鶴)

2011-07-28 | 書道

同じ中央線沿線のことから、書道用品の多くは荻窪「 廣悦堂(⇐クリックしてください)さんを利用することが多くあります。

先日も桑原翆邦先生の書を軸装していただくためにお伺いいたしました。

店主の田中さんは、いつも「むさしの墨友会」のブログ見ていますよぅ~と言っていただけました。

 

 

では、そのお礼と言うことで、お店をご紹介いたします。

場所は荻窪南口を出て、横断歩道を渡って左側のグローリアビルの3階です。

 

 

 

店内に入ろうとすると“ピヨピヨ~~~”と小鳥のさえずりが聞こえます。

お客さまが来られた時のチャイムです。

 

店内はまさに書道用品を扱っているお店そのものです。(当たり前ですが…)

 

 

 

筆や紙類が所狭し?と陳列(置かれて?)います。

陳列と置かれているとでは、ちょっとニュアンスが違いますよね。

どちらかと言えば、置かれている方かな? 

 

 

店主の作業台?いつもここで篆刻を彫られているのでしょう。

空いているスペースは10センチ角ぐらいしかありません。

これで作業はできるのですかね?面白い!

 

 

お持ちした桑原翆邦先生の書を見て、これは額装でなく軸装にしましょう。とのことです。

お安くやっていただけるようです。

 店主の田中さんは実に多彩で、写真はプロ級です。プロかもしれません。

高級カメラもお持ちです。

 ホームページの画像や編集も全てご自分でなさるとか・・・。

ジャスピンできれいに紹介されています。

 

 入口近くに立てかけてある看板?です。

猿のように見えますが・・・。

実は申年生まれで、これをエンブレム?にしているとか。

 

 

有名な方の作のようですが、忘れました。

 

 

エレベーターから荻窪駅方向の眺めです。

これだけご紹介すれば、「むさしの墨友会」のメンバーと、このブログを見たよと言えば、少しはお安くなるかも。

期待を含めてご紹介いたしました。 

 

(萬鶴)

 


墨華書道展・教育部作品展......(東鶴)

2011-07-24 | 書道

墨華書道展・教育部作品展が吉祥寺のスペースBeで開かれています。

 

 

墨華大賞の2作品

むさしの墨友会も負けないよう、がんばらねばなりません......。

 

左が浅沼一道先生の「破顔一笑」

右が吉野大巨先生の「飲中八仙歌」

 

左が桑原翠邦先生の「鄭長献造像記」

右が宮本旭水先生の「花に坐して月に酔う」

まさにわが墨友会にぴったりのことばですよね。

 

スペースBe一杯に掲出された小・中学生の作品の数々。

 

そして、表彰式会場での教育部作品展の先生方

お忙しい中、お疲れ様でした。

 

 

 

 

 


楽園の夢は覚め......(東鶴)

2011-07-24 | 書道

朝、ホテルのロビーではさまざまなアクティビィティーが実施されます。

この日は、レイつくりの教室です。

真ん中のテーブルで教えているのが先生です。

ヘアスタイルがどこかの先生に似ていると思いませんか?

子供たちや女性が多く参加しています。

 

さて、このホテルは中にラグーンがあり、イルカや大小さまざまな美しい魚が

泳ぐのが見られます。

この日は一頭のイルカ君が胃の中なのでしょうか内視鏡のようなもので

検査を受けた後、また元気に泳ぎ回っていました。

 

 

スタッフもイルカも友達のように楽く遊んでいるように見えます。

スタッフが霧吹きで水をかけると.....

お腹を上にして背泳をしてみせるイルカ君です。

 

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そして、夢の覚める時がやってきました。

ホテルを立つ朝、スコールの後大きな虹がかかりました。

よく見ると二重にかかっています。

東鶴の夏休みは天空にかかる虹のように

かくも短く、はかなく消えていくのでした。

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帰国した途端、吉野先生から届けていただいた

全書芸の最新号を開けてみて、しっかり覚醒したことに気づきました。


虹と夕焼け......(東鶴)

2011-07-22 | 書道

虹も夕焼けも、じっくりと見る機会が

なかったような気がします。

今朝はパイナップルシャワーの後、太平洋からかかる虹を見ました。

 

ホテルのレストラン"プルメリア"の朝食です。

たっぷりと一時間以上かけて...。

 

 

レストランの周りには、プルメリアが咲き乱れています。

こうして一日が始まり......

 

毎日のようにワイキキを歩き回り......

 

 

今日も当たり前のように日が暮れていきます。

ずっとここにいたい......

もはや、これしか言うことなし。

 


書宗院展開催

2011-07-21 | 書道

 

2011 第55回 古典臨書展

書宗院展が銀座画廊で開催されています。

[特別展示]

第55回記念

「桑原翆邦遺墨展」を併催しています。

 

 

この「桑原翆邦遺墨展」には吉野大巨蔵の作品が数多く出品されています。

期間は7月19日~24日までです。

 

     

 

     

 

 

*一部作品を掲載していますが、不鮮明なことをお許しください。

大巨先生からのファックスをコピーいたしましたので・・・。

 

(萬鶴)

 


久しぶりの海水浴......(東鶴)

2011-07-21 | 書道

最後に海水浴をしたのは、いつだったのか、全然覚えていません。

10年ほど前にここで海水浴したのは確かです。

その時もそして今回も海は澄んでいて暖かでした。

 

ビーチチェアに寝そべって太平洋を観るとこんな感じです。

2つ見えるのは東鶴の足なので、あしからず。

 

漢字といえばカハラリゾートのホールにはこんな木製の看板が...

「和氣〇禅?」なのかなー?

そうではなくて、「和氣致祥」とのこと、

教えていただいた吉野大巨先生、それを伝えてくれた萬鶴さん

どうもありがとうございました。

これで毎朝ロビーで悩まずに済みます。

 

 

吉野大巨先生からの加筆です。

和氣致祥(ワキチショウ)
気持ちがやわらげば幸いになる・・・(萬鶴)

 

そしてもうひとつ

こちらは「厚徳載福」と読めます。

ああーっ、せっかく忘れていた書のことを思い出してしまいました。

 

29日は錬成会に行かなきゃ、なのです......。

 

 

 


久しぶりの登山?......(東鶴)

2011-07-20 | 書道

最近、山に登ったのはいつだったか...

全然思い出せません。

それはともかく今日はダイヤモンドヘッドのピークを目指します。

標高差は何と....この写真の登り口から約150メートルも!。

 

ダイヤモンドヘッドは二重火山のクレイターの一部です。

壁の内側からじわじわと登る、そんな感じがしますよね。

 

最初は舗装道路、次に未舗装のごつごつした道、そして最後はすれ違うのが

やっとの急な階段。

 

ここがかつては要塞だったことを示す砲座も残されています。

 

 

やりました!! 頂上からのワイキキ中心街の眺めです。

真ん中に小さく見えるピンクの建物がハワイで一番古い

と言われているロイヤルハワイアンホテルです。

 

 

戦いが終われば、ホテルに戻って、さわやかな海風の吹くベランダで

地元のショッピングモールで仕入れたマカデミアナッツやソフトサラミをつまみに

地ビールのロングボードで乾杯また乾杯!

萬鶴さん、遭難もせず無事帰還しましたよー。

李白は一年三百六十日、酒を飲み続けたそうですが、

命の元といっても過言ではありませんね、皆さん。

 

 


地上の楽園から......(東鶴)

2011-07-18 | 書道

こんばんは、墨友会の皆様。

いやー、東京は暑そうですねーっ。

なでしこジャパンはPK戦を制して世界一に!!

余計ホットになりますよね。

 

そこでカハラからの涼風をどうぞ

カハラリゾートホテルの玄関ホールです。

 

 

ホテルの部屋から見える太平洋......

東寄りの強いけれどさわやかな風が毎日吹いています。

少しはそちらに届いていますか?

 

ご存知ダイヤモンドヘッド(東側から見る姿です)

 

夜はこんな風に見えます。

現在はハワイ時間7月17日(日)午後10時13分。

明日は遭難覚悟でダイアモンドヘッド登山に挑戦します!!

おやすみなさい...。

 


ちょっと一服(鶴嶺)

2011-07-18 | 書道

書道の世界から抜け出し、ちょっと一服。

今日は我が家の嬉しい出来事をご紹介させていただきます。

我が家の玄関先で生まれたツバメの雛です。

 

仲良く3羽並んで親鳥が餌を運んでくるのを待ちます。

 

親が餌を与えています。大きな口をあけて欲しがるんですよ。

 

我が家の玄関先には2つの巣が作られています。

もうかれこれ10年ものの巣になります。

毎年やってきては補修をして卵を産み、子を育て、そしてその子たちが巣立って行きます。

 

しかし子育ても楽ではない。

おととしは蛇がやってきて巣の中の雛が2羽とも飲み込まれてしまいました。

悲しい事件でしたが、蛇は捕獲し川に放しました。

これも生き物が生きていくには仕方が無い自然の摂理ですね。

そして今年は ↓ この曲者が

毎朝4時過ぎに決まってやってきます。

親鳥を狙っているのか、玄関先にちょこんと座って・・・

きっと遊び感覚でハンティングをしようとしているのでしょう。

この曲者がやってくると途端に親鳥たちが警戒する声を発して私の登場を促します。

この曲者は近所の飼い猫らしく人には馴れていて、逃げるどころか、近寄ってくるのです。

ツバメ同様、可愛い曲者ではありますが・・・

やむなく最近はこの時間になると起きてこの曲者を追いやる毎日となっています。

昨年は3羽巣立って行きました。

今年もこの3羽が無事に巣立ってくれることを願いつつ、今朝も曲者を追って早起きの鶴嶺でした。

 


暑中見舞い申し上げます(萬鶴)

2011-07-17 | 書道

「竹雨先秋爽」

 

うぅ~、暑じぃ~!

お暑つぅ~ございますを通り越していますね。

もっと暑い?南国で、バケーションを過ごしている方は元気かなぁ~?

7月20日から8月8日までの土用の期間中を「暑中」といい、この時期に出す夏の挨拶状を暑中見舞いと言いますね。

 

 

「軽扇揺明月」

何となく意味はわかります。

 

この時期にお教室に伺いますと、大巨先生より「お好きなモノをどうぞ」と毎年いただく団扇です。

今年は節電を強いらていますので、必需品?になっています。

 

 

沢山の中から選ぶのも大変です。

意味をお聞きし、気に入ったものをいただきました。

 

「蜂去花心静」

分かるような気もします。

 

ものの資料によると、、江戸時代この時期にお伺いする家には、この期間二十四節気中の「大書」とほぼ重なる酷暑の時期であり、夏負けをふせぐような食べ物をみやげに持参したとか・・・。

私はたまたまですが、食べ物ではどうかなと思い、木曽で買い求めた采箸をお持ちしました。

気は心です。

 

 

これは昨年いただいたものだと思います。

気に入っている1本です。

何故か、先生からいただいた団扇が6本になりました。

 

大事に飾っておくべきかとも思いますが、私は飾るより使かわさせていただいています。

 

さて、次にやってくるのが「残暑見舞い」ですね。

立秋(8月8日)をすぎてからの見舞いは残暑見舞いになります。

挨拶状の冒頭の句も「暑中見舞い申し上げます」から「残暑お見舞い申し上げます」にかわります。

日本人は古来、こうした四季折々の日常的な行事によって、季節の移り変わりを実感してきたのですね。

しかし、暑じぃ~!

 

(萬鶴)


お宝のご紹介(鶴嶺)

2011-07-11 | 書道

6月30日のお稽古にお伺いしたときに

吉野大巨先生から、6月25日に実施した板戸見学会の「関所、足軽係り」のご褒美にと

大変貴重な桑原翠邦先生の書を賜りました。

翌日、荻窪の廣悦堂さんに額装をお願いし(相当お安くしていただき有難うございましたました)

とっても素敵な額となりましたのでご紹介させていただきます。

 

先ずは

 

鳥?花?・・・2文字読めません。

早速、大巨先生より萬鶴のFAXに読み方などが入りました。

萬鶴が加筆します。

「鳥語花香」(とりハかたり はなハかおる)

 

書を額中に浮かせた感じで収めてあります。廣悦堂さんのセンスが光ります。

続いて

 

 

読めません。  心?

香心(コウシン)

香り高き心

 

これもシックでありながら、上下に入った朱の帯がおしゃれで素敵な出来栄えです。

 

 

そして、こんな感じで応接室に飾らせていただきました。

 

 

こちらも応接室。お客様がこれは桑原翠邦先生の書では?

な~んて言ってくれたら嬉しいのですが・・・

 

 

そしてこれは同じく応接室に飾らせていただいている内田藍亭先生の書で

萬鶴さんから頂いたものです。

「貴幸満須」

そして最後に今回一緒に額装をお願いした書です。

 

これは確か・・昨年の忘年会の際にいただいたものと記憶しておりますが・・・

ようやく額装を終えました。

「楽古」は読めるのですが・・・・

大変失礼ながら・・・どなたの書なのか分かりません。すみません。

 北書

谷川北先生の書

とのことです。(萬鶴)

どれも鶴嶺さんにぴったりの書ですね。

 

本来ならば何と書いてあり、その意味を理解してからアップすべきでしたが

とっても素敵に出来上がってきましたので、それらは今度のお稽古の際に

先生にご指導いただくこととし、先ずはご紹介させていただきました。

吉野大巨先生素晴らしい書をありがとうございました。

大切に飾らせていただきます。

それから今度の木曜日には、上記の件ご指導の程宜しくお願い申し上げます。

 

 早速にFAXをくださったとは。先生、お手数をお掛け致しました。すみません。

また萬鶴さん!これからダンスの練習があるというのに、加筆いただきありがとうございました。

 

 

 

 

 

 


誰か企画してぇ~ (萬鶴)

2011-07-03 | 書道

そろそろ梅雨明けかなぁ~

土曜日のお教室へはお月謝だけをお持ちしました。

ちょうど中田仙鶴さんがいらっしゃって、鮨忠さんの話で花が咲きました。

 

いやぁ~、こうむしむしすると、喉越しの良いものが欲しくなりますよね。

やはり蕎麦かなぁ~。

 

 

誰か企画して下さいよぅ~。

また、信州の蕎麦が食べたくなりました。

 

 

蕎麦を待つ間、蕎麦焼酎をそば湯で割って、お漬物で一杯なんて最高ですね。

ついでに、書にまつわるモノを観に行くのも良いですねぇ~。

 

 

コンビニやスーパーで買い求める蕎麦も悪くはないと思いますが、何事にも拘りが欲しいものです。

美味い蕎麦は、労力を払って(そこへ行って)でも、食べたいものです。

 

日帰りでね。

これが大人の遊び方なのしょうね。

 

最近、筆の持ち方を忘れた萬鶴です。

 

*画像は信州南木曽吾妻の木曽路館でパチリしました。