むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

全く関係ない話(段位とランク)

2014-05-26 | 書道

今日は書道とは全く関係の無いダンスの試合の話です。

書道の段位を取得するのは、みなさんご存知のとおりです。

では、競技ダンスでランクを取得するにはの話です。

 

 

JDSF 日本ダンススポーツ連盟と言う団体があります。

もちろん世界連盟も上部組織にあります。

競技に出場する人は市など連盟か都などどこかの連盟に所属していなければなりません。

書道で言えば、どこかのお教室に所属しないと書道展には出せないと同じです。

試合は日本全国(世界)の何処にでも出場できます。

アマチュアのランクは6級・5・4・3・2・1・D・C・B・A級の10ランクがあります。

ちなみに、私はスタンダードのC級です。

書道では級から始まり段・教範・師範・準同人・同人となっていますね。

 

 

さて、試合に参加するには申込をします。

自分のランク戦のある都合の良い日とか会場をネットとか資料で選びます。

大会当日、会場で選手受付を行い、↑ のような背番号とタイムスケジュールをもらいます。

昨日のC級戦は117組の出場でした。

種目はタンゴとスローフォックストロット、準決勝からワルツも加わります。

書道で言えば行書・草書・隷書・かな・・・・なんでしょうね。

 こんなことはありませんが、書道でイメージすると大きな会場で、先ずは12名が行書を書きます。

それを7名の審査員が筆の運びや出来栄えを評価し、それぞれの審査員が6名を選びます。

そうやって、次の12名・・・計117名を評価して行きます。

次に草書の審査になる訳です。

最後に行書と草書を合わせた点数が発表され、(半分の人数になり)2回戦目に入ります。

こうやって、予選を行い、準決勝、決勝(6名)に進み優勝者が決められます。

同じランクで、1年間で2度決勝に進むと上のランク(段)になります。

逆に1年間内に一度も初戦を突破できないと、ランクが落ちます。

ランクを維持するだけでも大変なんですよ。

なんとなく、イメージは分かりますか?

 

 

女性は髪もダンス用にセットします。

ちなみに3,500円+消費税。

そうそう、出場する参加費は4,500円が必要です。

女性のドレスはピンキリで、それなりのお値段です。

男性のエンビ服は10数万円ですかね。

レッスンは、まぁ~1時間1万円と思ってください。

月に4回、プロのレッスンを受けています。

ふぅ~です。

 

 

書道と異なるのは、同じランクの人と戦います。

私は関脇くらいかな?

関脇が117組で戦うと思ってください。

上のランクは大関とか横綱級です。

117組を10ヒ―ト(組)に分けて1ヒートあたり12カップルづつで踊ります。

 意味が分かり辛いと思います。(ごめんなさい!)

 

 

最初はタンゴでした。

12カップルがフロアーに出て踊るのですが、7名のジャッジがこれを思う人(上手な人)を6人選びます。

1回戦は12カップルが順次出場します。そして117カップルが踊り終わるのです。

次に、スローフォックストロットも同じように行います。

 

 

1回戦目の発表が掲示されます。

77番は私です。

13点入っていました。(満点は14点です)

さい先良いですね。

こうやって、2回戦目は約半分に振り落とされます。

 

 

2回戦目のスローは満点でした。

書道と異なるところは、フロアーの12カップルの中で目立つことですね。

それも上手に踊ってです。

演技・表情・基本・運も必要です。

 

 

目立つって・・・ですが、姿勢も女性のドレスも髪型も総合的なものです。

どこからスタートするかも大事です。

当然、ぶつかることもありますが、ぶつからないように踊るのも技術です。

これには日頃のたゆまぬ努力(練習)が必要なんです。

私は書道もダンスもたゆまぬ努力が足りません。

 

 

結果、あれよと言っている間に、準決勝まで進みました。

*他のブログでも紹介していますので、画像処理しています。

117組が準決勝で17組が残りました。

この中に入っていた訳です。

このあとの決勝では6組となります。

残念ながら、ここで敗退です。

 

 

決勝戦を見ている女房です。

いつかはこの決勝戦で踊りたいですね。

年齢が増すと若い方にはどうしても負けてしまう世界がダンスです。

若さのバネとか表現力が見栄えになる訳です。

身長の高い方も目立ちます。

基本的には年齢制限がありませんので、時には子どもや高校生、大学生も出てきます。

敵う訳ありません。

書道では年齢が増すと、風合い味わいが出てより良い作品が書けるのでしょうね。

そろそろ、書道に没頭する時かも知れません。

意味の分からない内容かと思いますが、他の趣味の話で失礼いたしました。

 

(萬 鶴)


飲みに行っても気になる字

2014-05-22 | 書道

ちょっと間が空いてしまいました。

何かをアップしようかと思いましたが・・・。

書に関する話題が乏しいものですからお許しを!

 

 

浜松町の鳥専門のお店です。

お品書きが出されました。

ちょっと気なる字です。

ご意見はろいろとあろうかと思いますが・・・。

美味しきゃ良いんです。

 

 

そうそう酒も豊富でしたが、明鏡止水が見当たりません。

結局、天狗舞をいただきました。

 

 

予約しておりましたので入店できましたが満席です。

お値段もまぁまぁ~です。

 

 

鳥専門店だけあって、やはり美味しいですね。

これが一番ですよ!

画像見てお分かりいただけるかと思います。

 

 

このグラスから零れる瞬間に笑顔になります。

墨友会の多くは同じ考え?なのでしょう。

特に豪鶴さんは・・・。

 

(萬 鶴)


花が美しいのはなぜ?

2014-05-17 | 書道

昨日の画像です。

庭でパチリしました。

 

 

純白無垢の芍薬

 

 

庭に広がるノ―スポール

 

 

香り漂うジャスミン

 

 

 

 荒々しく見えるおしべとめしべ

クレマティス

 

 

小粒ですが、可愛らしいブラックベリーの花

 

 

色鮮やかな花?

名前を忘れました。

 

 

プランターのキュウリも花が咲き実が付いています。

 

 

それは子孫繁栄と守るため、風や蝶、そして虫などがやって来るようにしているのでしょうね。

見せる

香り

鮮やかさ

大きく

小さく

たくさん散りばめる

書道もどこかに共通点があるのでしょうね。

私はまだ臨書と言うより模写の段階です。

今日は筆を持とうかな?

 

(萬 鶴)

 

 

 


表具の心 桑原翆邦 小品展

2014-05-15 | 書道

 

桑原翆邦 小品展に行ってまいりました。

会場は銀座美術画廊です。

 

 

 

品格と純度の高い世界でした。

 

 

 

表具の技と桑原翆邦先生の書のコラボ。

凄い!

 

 

先生の書をはじめ、歌人の50作品が展示されています。

 

 

 

作品はさることながら、内容も面白い。

最近は飲んでくだを巻くことも無くなりました。

当然、女房からも言われなくなりましたよ。 

 

 

 

秋灯や夫婦互いに無き如く

我が家もこの世界に近づいてきました。

いつの世も同じなのですね。

 

 

 

 

表具の奥深さを拝見いたしました。

 

 

たまたま、この日は一人でお伺いしましたが、自分のペースでゆっくりと拝見できました。

 

(萬 鶴)

 


お稽古場と新聞記事

2014-05-13 | 書道

10日の土曜日に、お稽古場に行ってまいりました。

大きく生活環境も変化し、4月はお休みしていました。

お伺いしたのは墨華展のみです。

今回は5月の月例競書と大事なお月謝のお納めです。

 

 

いつものとおり、朝一番で彩翆さんがお稽古を受けていました。

 吉野先生より半切と大きな紙(ニ八)の指導を受けていました。

ご指導内容も奥の深いものです。

墨の重さとか・・・。

*素人的には墨に重さがあるのかな?と思っちゃいます。(笑)

 

 

そして、書き順などもです。

同じ字でもいろいろと書き方があるようですね。

ここはこうですよ。と丁寧に説明されていました。

準同人ともなるとこのような指導になるのでしょう。

 

 

5月3日(土)朝日新聞の記事です。

これは「ボールペン習字講座」です。

書道とは関係が無いと思いますが、面白い内容でしたのでご紹介いたします。

みなさんはどれに当てはまるのかな?

 

 

幅広い年代が「美文字」に関心

女性が75% 女性が25%

関心のあるのは30代・40代60歳代以上となっていました。

 

彩翆さんが書かれていた大きな紙はなんと言うのですか?

と聞きましたら、二八と言われました。

参考に ↓ に大きさ表を貼っておきます。

全紙ぜんし

2.3×4.5尺

70×136.3

最も一般的な寸法。全判ぜんばんとも

(全紙の)半切はんせつ

1.15×4.5尺

34.8×136.3

(全紙の)幅半分。最も良く使われる

(全紙の)一枚半いちまいはん

2.3×6.75尺

70×204

(全紙の)長さ1.5倍

二×八にはち

2×8尺

60.6×242.4

 

三×六さぶろく

3×6尺

90.9×181.8

 

全紙聯落~れんおち

1.75×4.5尺

53×136.3

全紙の幅約3/4

一枚半聯落

1.75×6.75尺

53×204

一枚半の幅約3/4

八尺聯落

1.75×8尺

53×242.4

二×八の幅約3/4
ニ×八尺の額用のいわゆるニハチの紙。

半紙はんし

8寸×1尺1寸

24.2×33.3

いわゆるお習字用紙

 以下は昨今の展覧会用にスダレが作られた寸法です。

二×六にろく

2×6尺

60.6×181.8

 

70×150ななじゅうのひゃくごじゅう

2.3×4.95尺

70×150

 

 

 

(萬 鶴)


桑原翆邦 小品展

2014-05-09 | 書道

平成26年5月13日(火)より18日(日)まで、銀座画廊美術館で「桑原翆邦 小品展」が開催されます。

 

 

大きなポスターが吉野先生より送られてきました。

このポスターを写真に撮るのは意外に難しいですね。

紙が光ってしまいます。

これはガラス窓に張り付けて逆光で撮りました。

これも発想と腕?でしょうか。

 

 

先日、吉野先生から「桑原翆邦 小品集」をいただいたのか?お預かりしたのか?分かりませんが、手元にあります。

内容は先日ご紹介したとおりです。

 

 

みなさまご存知のとおり、桑原翆邦先生は1906年(明治39年)9月に北海道帯広にお生まれになりました。

当時の物価は、巡査の初任給 12円。 大阪朝日新聞の月間購読料45銭。 ゴールデンバット(10本入り) 4銭の時代です。

南満州鉄道株式会社(満鉄)設立された年でした。

名は清美。

号は翆邦。別号は魚目です。

1970年(昭和45年)夏より「山老魚目」として款していると記されていました。

 

先ずは、「桑原翆邦 小品展」にお足をお運びいただき、その世界を堪能していただければと思います。

そして、桑原翆邦 小品集(2,000円)をお買い上げいただき、ご覧になることが良いのではないかとおもいます。

漢字・和歌・俳句による 桑原翆邦 小品集

創作表具 小林弘二

製作=東洋美術印刷㈱

カラ―53点

 

(萬 鶴)


第36回 墨華書道展(祝賀会)

2014-05-03 | 書道

 

「第36回 墨華書道展」の模様を3回にわたってご紹介しています。

 
 
 
今回は「祝賀会」の雰囲気をお伝えします。
 
 
画像枚数が多いので、それなりにご覧いただければと思います.
 
 
いよいよ祝賀会開式の準備が整いました。
 
雰囲気をお楽しみいただければ幸いです。
 

 

九つの円卓が用意されています。

一卓10名ですので、約90名の方々が参加しております。

 

 

司会進行はいつものとおり、遠藤史佰先生です。

 

 

 

吉野大巨先生(主幹)より開式のご挨拶です。

 

 

そして、浅沼一道先生のご挨拶と続きます。

ウイットありジョークありで、興味の魅かれるお話でした。

各先生方のご紹介が始まりました。

 

 

小林翆径先生による乾杯のご発声。

いよいよ祝宴がスタートです。

 

 

また、吉野千羔先生より磯部笙舟先生が90歳になられ、お元気でご活躍していることから、ご紹介と花束の贈呈がありました。

 

 

お若いですねぇ~。

お元気な磯部笙舟先生より、ご挨拶をいただきました。

 

 

そして墨華特別賞を受賞された神戸麗芳先生も壇に上がり、感想を話されていました。

にこやかに、そしてお元気にです。

 

 

 

各支部のご挨拶やご紹介もありました。

実に和やかな雰囲気です。

 

 

私たちむさしの墨友会のメンバーも、鶴嶺さんの発案で浅沼一道先生・浅沼啓雪先生・吉野大巨先生を囲んでパチリしました。

これも記念になる一枚です。

 

いつもの「明鏡止水」があります。

 

 

豪鶴さんがいらしたら、1本は豪鶴さん用になっちゃうのでしょうね。

さて、これから出されたお料理を紹介いたします。

* 周りの席の方、私の落ち付かない動作(写真撮り)にご迷惑をおかけしました!

これもこの雰囲気と記録としてご紹介したかったからです。

スミマセン!

 

 

みなさんお話に夢中でしたので、何が出されたか覚えていますか?

私も話をしていましたので、撮れていないものもあります。

 

 

そして、後援会会長の藤本渓華先生のご挨拶がありました。

支部を沢山つくり、書道を広めましょう・・・と。

 

 

閉会にあたり、長谷川雅峯先生よりご挨拶がありました。

そして・・・

 

 

恒例の万歳三唱で閉会いたしました。

この後、二次会もありましたが都合で参加できませんでした。

第36回 墨華書道展の展示会場・授賞式・祝賀会と3回に分けてご紹介いたしました。

何かの記録と参考になれば幸いです。

 

(萬 鶴)