隅の老人のミステリー読書雑感

ミステリーの読後感や、関連のドラマ・映画など。

0314.日本国債

2002年12月28日 | 経済
日本国債
読 了 日 2002/12/25
著  者 幸田真音
出 版 社 講談社
形  態 単行本
ページ数 295/317
発 行 日 2000/11/25
ISBN 4-06-209955-1
4-06-210482-2

 

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書目標を始めて、海外作品を読むことが多かったのを、国内の作品に目を向けたのがこの作家の作品だった。NHKのドラマ(レガッタ―国際金融戦争―)が興味深かったので、原作を読んで見ようと思ったのが、著者の「マネー・ハッキング」「小説ヘッジ・ファンド」だった。
それまで知らなかった世界を覗き見たような胸躍らせる内容だったことを思い出す。本書は単行本の上・下2冊組みだが、市内の郊外型古書店で比較的安く手に入れた。
総理大臣の東南アジア歴訪の途上、出迎えた幹部の一人から、握手の際に手渡されたメモに始まるエピローグから幕が開く。証券会社の不正を捜査している警視庁二課の警部補は重要人物と目していた人物が交通事故に遭ったと知らされる。
国の借金ともいえる”国債”がどのような役割をこのストーリーの中で果たしているのか、終始緊張感を漂わせながら、ストーリーは展開し、2巻に亘る長編も長さを感じさせない。

 

 

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