連鎖 | ||
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読 了 日 | 2002/10/03 |
著 者 | 真保裕一 | |
出 版 社 | 講談社 | |
形 態 | 文庫 | |
ページ数 | 408 | |
発 行 日 | 1994/07/15 | |
ISBN | 4-06-185719-3 |
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に読んだ「ホワイトアウト」(123.参照)の所でもちょっと書いたが、 僕は以前長いこと活字から遠ざかっていたので、著者が江戸川乱歩賞受賞作家であることを「ホワイトアウト」を読むまで知らなかったのだ。
今度この本を古書店で手に入れることができ、ようやく受賞作を読むことが出来た。
さて、本作は、チェルノブイリ原発事故による放射能汚染食品がヨーロッパから検査対象外の別の国を経由して輸入されていることを知った厚生省の、 元食品衛生監視員・羽川が調査に乗り出すというストーリー。
羽川の友人の週刊中央ジャーナル記者・竹脇史隆が「チェルノブイリの食品汚染はまだ終わっていない!」というルポを書いた後、車ごと海に転落した。 羽川が今は竹脇の妻となっている元の恋人だった枝里子と6年ぶりに会った一週間後、竹脇は家を出て行方不明になっていたのだ。 そして羽川の勤める東京検疫所に、レストランの冷凍倉庫内の肉に毒物を混入したという脅迫状が届く。
ミステリーの探偵役が食品衛生監視員という珍しい職種なので、ストーリーの展開とともに、輸入食品のルート、検疫の状況等も詳しく紹介されて、 興味深いが、怖い話でもある。
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