仏教では生前の行いの結果、六道に振り分けられるという。六道とは1、地獄 2、餓鬼 3、畜生 4、修羅 5、人間
6、天。
餓鬼は、生前欲張りで嫉妬深い人が陥る世界で、いろいろな欲求不満の人が、満たされない欲望の炎によって自身を焼く地獄の世界だそうです。
凡人の私たちはつい欲深い行いをしてしまい、餓鬼道の世界に落ちて苦しむかもしれない。
施餓鬼とは餓鬼に施すと書くとおり、水や食べ物を供え読経をする。
この世に生きるすべてのものに食物を分け与えるという心掛け、普段から食物を大切にし他に施し、ともに分け与えていく日常の心掛けが、施餓鬼供養の本当の意味だという。
14時から菩提寺で読経が始まり、そのあと各家のお墓に、お経の上げられたお塔婆をそなえる。
この猛暑では、供花もすぐに湯だったようになってしまう。
それでもこの日は施餓鬼供養の日として、連綿と続いてきた我が家の行事です。
13日は迎え火で、ご先祖様がキュウリの馬に乗って帰ってきます。