山、大好き!

中期高齢者になっても、山歩きを楽しみましょうね。
自然は友達!

映画「汚れた心」を見ました。

2012-08-31 22:38:07 | 日記

 ヴィセンテ・アモリン監督の映画「汚れた心」は、ブラジルと日本の才能たちが、親密なコラボレーションをを実現させた画期的な映画だと言われている。
 戦後70年近くを経て光が当てられた、ブラジルの日系移民社会の衝撃的な真実。
 ブラジルの地で、日本との国交を断たれた移民たちは、日本の敗戦を知る由もなく、神の国は負けないという皇国精神を大和魂として具現していく。
 彼らに何が起き、何を信じて生き抜いてきたのか?衝撃の実話が明かされる。
 戦争へと駆り立ててしまった軍国の思想に、身の毛がよだつ重いです。
 宮本笑里の美しいヴァイオリンの音色が胸に迫ります。
 


尾根道散策のウオーキング

2012-08-29 22:15:50 | 日記
 暑い暑いが口癖の中、町田ウオーキング協会の例会に参加してきた。
 小田急線鶴川駅を起点に、川崎市の飛び地「岡上」~梨子の木緑地~囿縁寺~尾根分岐点~奈良地域ケアプラザ~奈良川源流~
松風公園~成瀬山。
 私はこの地点で内転筋がつってしまい、スプレーでケアーしたが回復はせず、この後のコースを断念した。
 玉川学園駅に戻るためのバスに乗ったら、このバスの冷房がキンキンでさっむーい!
 体中の筋肉が硬直しそうなほど痛い。冷房がこんなに辛いなんて初めて!
 小田急線も田園都市線も弱冷房車を選んで乗車した。
 ウオーキングはさらに5km先がゴールだったので残念だったが、34度近い猛暑の中を歩き続ける危険を思った。
 スポーツドリンクを2リットル、ハイドレーションで常に補給しながらの歩行でしたが、足がつってしまったのが致命的でした。 -->

映画 いわさき ちひろ27歳の旅立ち を見ました。

2012-08-28 14:47:42 | 日記

 私が働きながら子育てをしていたころ、保育月刊誌「子どものしあわせ」を購読していて、表紙の絵が、いわさきちひろさんの絵でした。
 毎月の表紙絵が待ち遠しいくらいに楽しみにしていたことを思い出します。
 やわらかい水彩のにじんだぼかし色の中に、キリッとしたお顔のデッサンの表情が印象的です。

 しかし、ちひろさんがこのような童画にたどり着くまでに、望まぬ結婚の破綻、戦争ですべてを失った人生のどん底、生活を賭して血のにじむようなデッサンの勉強。
 めぐり合った最愛の夫を、筆一本で支えた過酷な時期の努力。
 授かった長男を見つめる目が、子どもの絵により深くつながっていく。
 芸術性の高さは勿論のこと、社会的なテーマは(挿絵の著作権や、反戦の意志など)後に続く人たちに影響を与えたと言われます。
 物語絵本が中心だった時代に、子どもの内面を描いたちひろの絵本は「感じる絵本」という扉を開いたといわれるそうです。

 安曇野にある「 ちひろ美術館」に北アルプス登山の後に立ち寄ったことがありますが、北アルプスの山やまを背景に田園が広がって、子ども連れでなくっても休まる空間でした。
 童女のような表情のちひろさんに、このような派乱の人生、病との闘い、家族愛と不屈の精神の絵本画家の人生に、深く深くこころに落ちるものがありました。
 
 毎年カレンダーの時期になると、ちひろカレンダーが出るのがうなづけます。


盂蘭盆会を終わって

2012-08-18 09:36:32 | 日記
 15日の夜、私の実家を管理している息子夫婦から、「一緒に送り火をしよう」という連絡があった。
 我が家に同居する娘と、息子たち夫婦と孫娘(1歳7ヶ月)の5人で夕飯を済ませて、のんびりと送り火をした。
 ナスとキュウリで作った牛と馬は、迎え火でご先祖様を我が家へつれてきてくれます。送り火ではご先祖様をあの世に送っていってくれます。
 仏壇に飾られた精霊棚の蓮の葉の上では、ご先祖様を乗せて疲れた牛と馬が体を休めます。
 オガラを炊いた灯りをじっと見つめて、350年前から続く(菩提寺に記載されたカコチョウと我が家のカコチョウをつき合わせて判明した)この家の今を見つめて、感謝の気持ちを込めていた。
 お施餓鬼から続く毎年の盂蘭盆会の行事を、若いお嫁さんが、引きついてくれているのを有難く思っている。
 3畳ほどの広さのお墓もすぐ草が生えて、真夏の墓掃除は厳しいものがあるが、現世に生きるものの小さい修行と思っている。
 毎朝、仏壇のお花の水を変えて、若水を供え、お線香を手向ける。
 就寝前にはお線香を挙げて、1日の無事を報告する。
 それでも盂蘭盆会は、来し方と未来を見つめなおすのに、良い機会になっている。
 

久しぶりの石老山。

2012-08-12 23:21:20 | 日記
 ロンドンオリンピックに明け暮れて、少しからだが変調か?と言うくらい夜昼逆転の日が続いていてこれはまずい!
 そんな訳で、近辺で手軽な山に行こうと、友人と二人で石老山に行ってきた。
 相模湖駅からバスに乗り石老山入り口で下車。
 相模湖病院の(この病院は以前は濃いブルーの屋根が目印だったが、新装なって黄色系のベージュ色になっていた)左脇を通り、顕鏡寺の参道となっている樹林帯の急な薄暗い道を行く。30分ほど登って顕鏡寺に着く。
 天気がよければよく手入れされたこの境内から、東がわの展望が良い筈だが、今日は見えず。鐘楼のそばの岩窟の前から登り、大天狗、鏡石、試石、などの奇岩を見て登るうち、ここから1時間あまりで山頂に。11時ジャストだった。
 少し早いが、山頂のベンチで丹沢方面を眺めながら昼食とする。
 顕鏡寺で男子高校生らしき二人に出会って以来、誰にも出会わない。友人との二人占めの静かな山頂からは、好天ならば富士山、滝子山、大菩薩や奥秩父も見えるはずなのだが、今日は丹沢どまり。
 遠くに蝉のなく声を聞く静かな山頂で、ゆったりと昼食後写真を撮り、山頂を辞した。展望の無い植林帯を大明神展望台へと下る。
 この展望台は鉄さくに囲まれて、ベンチがある。相模湖や、高尾山、景信、陣馬が見渡せる。ここで、小休止。
 下りは樹林帯で、岩っぽい急坂を慎重に下る。箕石橋からプレジャーフォレスト前バス停へ。
 ちょうど13時のバスが停車していて、駆け込みで間に合った。ラッキー!
 相模湖駅前のお店で、ご苦労さんの冷えたビールがうまっ!!
 お盆休みで、みんな遠い山に行っているのか、暑かったけれど時々吹く風に喜び、驚くほど静かな山行でした。