山、大好き!

中期高齢者になっても、山歩きを楽しみましょうね。
自然は友達!

映画「ル・アーヴルの靴磨き」を見ました。

2012-06-10 12:42:16 | 日記
 ハッピーエンドの映画を見たくなって、この映画にたどり着きました。
 北仏の港町、ル・アーヴルの裏通りに花を咲かせた「人間賛歌」のこの映画はカンヌ映画祭で絶賛を浴びたという。
 初老のマルセルは駅前で靴磨きをしている。家族は献身的な妻と愛犬。
 ある日港に、アフリカからの不法移民が乗ったコンテナ船が漂着する。
 コンテナ船から脱出して検挙をすり抜けた少年と、マルセルとの偶然の出会いが、さざなみを起こしていく。
 同じころマルセルの妻が、医師から余命宣告を受けていた。
 マルセルは少年を匿い、妻の入院も始まるが、、、。
 小さな町でつつましく暮らす、隣近所の人々の温かなささえも、彼にとっては大切な宝物。
 アフリカの少年を、目的地に送り出すまでの見事な行動力も、妻の病気に対する周囲の支えも、いとおしい庶民の生活を切り取っている。
 「吹き荒れる嵐の中にあっても、ル・アーヴルの港にはいつまでも、善意と信頼の灯りが灯っているでしょう」というチラシの文言に納得でした。
 拠り所を失った人々に対する、映画の優しい抱擁、、、、。と、ありました。
 「アーティスト」に出てくる犬もすごい演技者(犬)、この物語の犬もなかなか!の演技犬です。
 何か、いいもの授かったような気持ちです。