推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

ねっとり推手

2013-08-13 18:02:17 | 日記
東の方にも西にもガンガン降らすのに、湖西の辺りは一滴も雨がありません。
なんという嫌がらせをするんでしょう。
こうなったらエコパ辺りに巨大な火櫓を立て、その周りを10万人ぐらいで踊って雨乞いをするしかありません。


さて、久々に愛知県で推手です。
夏休みだから平日にやったんですが、施設ガラ空きで使いたい放題でした。

いつも通り型を少しやって、ほとんどを推手と対練に費やします。
今日のテーマは「粘」でした。

単推手は「走」と「粘」を交互に行います。
「走」はこないだ戦車の装甲を例にご説明した通り、傾斜などを使って力を逸らす技能ですが、「粘」の方は相手にベッタリ張り付いて反撃する方法です。

いくら硬い砲弾でも、傾斜がついていると弾かれてしまって戦車を破壊できません。
そこで開発されたのが「粘着榴弾」という弾です。
先っぽが柔らかい金属で出来ているため、当たると弾頭が変形して装甲にくっつきます。
そこで中の爆薬をドカンとやる訳です。
「粘」もこんな感じで相手のディフェンスを封じていきます。

具体的には相手の動きが堅い所、動作の空白になった部分にベトッと染みこむ様に力を加えて行きます。
そしてジワーッとしつこく、いやらしく攻めていくのです。
変態みたいですね(笑。
しかしパワーに対抗するには絶対不可欠な技能です。

今日は特に「粘」に転じた時になるべく作動時間を長くしてベターッといつまでも押していく様にしてみました。
こうすると生半可な「走」では捌けませんし、固まって動けなくなってしまう所がはっきりと現れます。
そこがウイークポイントなので、型などを練習して滑らかに動けるようにしていく訳です。

双推手も同じように「粘」をしつこくしてみました。
腕を二本使うので張り付きも更に嫌な感じになります。

しかしディフェンス側も腕が二本使えるので、「粘」で押し込んで来たのを逆に利用してワナに嵌める事が出来ます。
相手に攻めさせておいて、最後にひっくり返す訳です。
ちなみに最近の中日ドラゴンズはこれでやられてばっかです。
そのため何点リードしていても全然安心できません。

四正推手はその意味からやってみました。
相手がアンで封じて来るのをポンでひっくり返し、リーを掛けてセイで打つ。
そしたらまたアンで封じる。
これを一連の流れにしたのが四正推手です。
1つ1つどうやって使うのか考えながら練習しました。


その他アンの対練を2つ程やって今日は終了。
「粘」の日にふさわしいねっとりとじんわりとした練習でした。

今度の愛知での練習会は8月25日(日)を予定しております。
対練の相手をお探しの方、ぜひ一緒に練習しましょうー。


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