竜巻のごとく

台風が来る！という予報でしたが、さっさと行ってくれたおかげで金曜日はウソのように晴れ渡りました。
無事FNPが開催できてよかったです。


今回は８人で練習しました。
以前は管理人の友人に集まってもらう形でしたけど、最近では色々な方が自然に来て下さいます。
推手サークルが管理人の手を離れて一人歩きを始めました。
まるでつむじ風が次第に竜巻に発展する過程を見ているようです。
これがとてつもないスペシャリスト集団になるか、はたまた嵐の中年団になるかは、そのうち明らかになるでしょう。


さすがにこれだけの人数になると総当りは難しいので、１セッション２０分として枠を区切り、何でも好きな練習をやって頂く様にしました。
セッション毎に相手を変えてもいいですし、特に研究したい事や教わりたい事があったら２時間ずっと同じ相手とやってもOKです。
内容も皆さんで適当に決めて頂きます。
人数が多いときはこのスタイルで行こうと思います。

さて、今回の内容にいってみます。
おおむねいつも通り単推手から始めて、だんだん過激になっていきました（笑。

単推手でもセオリーに従って粛々とやる組もあれば、一方が攻撃的に仕掛けるのをテクニックでいなす、という練習をする組もあります。
「走」が不十分だったり、受ける形が良くないと押し込まれますので、やられた方は見直すきっかけになります。
身についていない技術はとっさに出ないので、そこを明らかにして練習し直します。


他の武術をかなりやり込んだけど太極拳はやった事がない、という方は、太極拳の経験が長い人にレクチャーを受けたりしていました。


２人でないと出来ない練習は推手の他にもたくさんあります。
基本功の対練もあるし、ある程度自由に打ち合う散手などもあります。
その他、キンダ術といって、日本の柔術みたいに関節やスジを決めて動けなくする技の練習とかも相手がいないと出来ません。

今回Aさんと管理人は、打撃の練習をしてみました。
ちょうどキックミットを持ってきたので、太極拳の打撃を実際に打ち込み合いました。
人にミットを持ってもらって打つのとサンドバッグを打つのはちょっと違います。
サンドバッグは何も言ってくれませんが、ミットを打つと「いい感じ」とか「イマイチ」とか感想を返してくれます。
また「人」を実際に動かす打ち方がどんな感じなのかが分かるので、太極拳を武術として練習するならこういう打撃の練習は欠かせないと思います。
人間を吹っ飛ばす様なパンチはなかなか打てない事が分かるでしょう（笑。
（浸透勁を打てる人とはこういう練習は出来ませんけど）


そんな訳で、今回も濃密な練習が出来ました。
いつも遠くから来て下さるメンバーの皆さんに感謝です。
この勢いで太極拳界に衝撃を与える一陣の竜巻になりましょう（笑。


来週続けてFNP20がありますので、こちらも宜しくお願い致します。
新しいメンバーも歓迎致しております。お気軽にご参加ください。