推手サークル!

太極拳を中心に対練ばっかりやりまくっています。
静岡県湖西市がホームです。

夕暮れ推手

2013-07-23 19:52:02 | 日記
週初め。
仕事から帰る途中に、HMさんから「練習しない?」とお誘いを受けたので、二つ返事で乗りました。

久々の推手サークル活動です。

まず、2人で太極拳の型をやってみます。
現在の太極拳の型は技をつなげて舞踊の様に演じますが、大昔は単発の動作を繰り返し練習するのみでした。


「太極拳」という名称も無い頃には4つの基本動作、すなわちポン・リー・ジー・アンの「四正」だけで攻防していたという説もあります。
実際、この四正が太極拳の中で非常に重要な技法であることは間違いありません。
という訳で、この四正をセットにした「ランジャクビ」を何度も繰り返し練習してみました。


型を最初から最後まで何回もやるのは大変ですが、1つ1つの動作を抜き出せば何度でも繰り返し練習できますし、その方が技として身体に染み込むと思います。
大昔の達人たちの練習方法に戻す、という事ですね。

次いでいつもの単推手。
「走ケイ」と「粘ケイ」を意識してやります。
「走」は相手がパワーで来るのを技でいなす方法で、受ける角度とか、力の方向のコントロールなどをひっくるめた能力の事です。

特に角度の威力は絶大です。
戦車の装甲はあらゆる方向に傾斜がつけてあるのですが、このおかげで砲弾が当たっても、ある程度は弾いてしまうそうです。
相手の力を真正面からまともに受けると同じ力で押し返さなくてはなりませんが、斜面を使うとわずかな力で方向をそらせます。
この絶妙な角度を作り出すのが「走」の一端でしょう。


HMさんからはフルコンタクトの練習方法などを教えて頂きました。
特に参考になったのは「子供を相手にする練習」です。
子供が相手だと反撃は出来ないので、うまくさばいたり、避けたりするしかありません。
一方、子供は全力でかかってきますし、体力も無尽蔵です。

甘く見ていると鋭い攻撃をくらって悶絶する羽目になります。

管理人の小さな甥と姪は遊びに来ると朝から晩まで大暴れしているので、子供の恐ろしさは身に染みて存じております(笑。
お子さんがいらっしゃる方は一緒に遊びながら体を鍛えてみてはいかがでしょう?

とまあ、2人で夕方から練習していたら夜の10時をまわってしまいました。
夢中になると時間を忘れます。
あやうく「夕暮れ」どころか「日越え」になってしまうところでした(笑。
HMさん、ありがとうございました!


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