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クロマグロ小型魚漁獲超過 南かやべ漁協が水産庁に緊急要請

2017-07-14 14:04:19 | ニュース

 南かやべ漁協(鎌田光夫組合長)は、7月1日から第3管理期間に入った太平洋クロマグロ小型魚(30㎏未満)の自主規制措置で、突発的な入網があり、年間の上限を超えたとして、13日午後水産庁を訪れ、長谷成人長官らに要請書を手渡し、網上げ(操業停止)などの回避、配分枠の見直し、「協力金」調整案の確立を求めた。

 道も11日に幡宮輝雄水産林務部長が長谷長官に定置網を抱える都道府県の実情に応じた配分の見直し、定置と他漁業の調整の枠組み確立、新たな経営支援制度、小型魚を逃がす定置網の技術開発と導入支援を要請した。

 道によると、7月10日までの道内定置網による小型魚の漁獲は94㌧で、北海道全体の上限113㌧は超えていないが、定置網の枠(58.5㌧)は大幅に超えている。

 道は近く現地を訪れ、南かやべ漁協の関係者と打開策を協議する。現在、南かやべの定置網は火曜日を休漁しており、さらに小型魚の漁獲抑制措置が求められそうだ。


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