水産北海道ブログ

北の漁業と漁協がわかる情報満載です

小樽のホタテ お食べ。  第1回おタテ祭り 大勢の市民で賑わう

2022-09-06 16:25:19 | 系統通信
 
 小樽産養殖ホタテのブランド力向上を狙った「第1回おタテ祭り」が9月4日、小樽市祝津前浜で開催され、大勢の市民、家族連れで賑わった。地元漁業者らの実行委員会が主催し、小樽市、小樽市漁協などが後援した。会場では、炭焼きホタテを1個200円で提供し、ホタテのオリジナルメニュー、ホタテ稚貝汁、炭焼きツブなども人気だった。子供たちはおタテ釣り、浜辺の工作体験などを楽しんだ。
 小樽はかつて本道ホタテ漁業の先進地だった。天然ホタテを漁獲する「八尺」などの漁具も小樽で生まれ、オホーツクに伝播された。資源を取り尽くしたあとは長らく低迷期が続いたが、近年は養殖ホタテが盛んで隠れた産地となっている。特に韓国への活ホタテの輸出は日本海産が人気があり、生産量も伸びている。
 

2022秋サケ定置スタート 日本海は河川そ上好調、今期も豊漁を期待 新たな需要で高値期待、不確定要素も

2022-09-06 16:14:03 | 系統通信
 
 今シーズンの秋サケ定置網は8月30日の日本海北部からスタート、親魚捕獲のため操業始期を遅らせたえりも以東・十勝、えりも以西・日高、胆振が次々に解禁され、9月上旬で全道の網が出揃った。オホーツク海が解禁される10日過ぎに定置網が本格化する。
 走りの漁は、魚体もこぶりで、来遊群も薄く、スローな序盤となりそう。昨年約2800㌧をあげ豊漁にわいた石狩湾漁協(丹野雅彦代表理事組合長)は、9月2日に初日を迎えたが、台風来襲を見越して網入れも十分ではなく、石狩本所では約400本、3日は1600本をあげたが、本格的な漁はシケ明けとなった。昨シーズン同様、前中期の安定化をめざし漁を続けている。
 日本海の来遊は、456万尾で前年比37%増が予想され、中部は205万尾・27%増と3年連続の豊漁が期待される。漁期前から河川そ上も好調で、千歳川のふ化場では8月末で2万2千本が捕獲され、前年同期(7700本)の三倍に。
 秋サケをめぐる流通状況は、円安、ウクライナ侵略の影響で輸入サケ・マスが高騰する中で、新たな国内需要が見込まれ、一段底上げされた高騰も予想される。その一方で制裁で米国を締め出されたロシア産ベニが大量に流れ込むという構図も報告され、不確定要素も大きい。
 また、今年は「石狩市三大秋祭り」を3年ぶりに開催し、浜益(18日)、厚田(23日)、弁天町(24、25日)で生秋サケの即売会も復活し旬の味覚を求める市民のニーズに応える。



新しい北海道水産高校実習船「北鳳丸」(634㌧)竣工、9月から初航海へ 水産高校生徒に船の魅力を伝える

2022-09-06 15:59:55 | 系統通信

 新しい北海道水産高校実習船「北鳳丸」がこのほど竣工し、9月から北太平洋に初のの実習・調査に出航する。8月2日に船籍港の函館市に回航され、発注者の北海道教育庁に引き渡された。平成13年に竣工された旧北鳳丸の代船として約20億円をかけて青森県八戸市のみらい造船八戸工場で建造された。
 新北鳳丸は、中層トロールで主にサンマ、イワシ、アジ類の調査(水産庁用船)、海洋観測を行い、道内水産高校の生徒を乗せ航海運用学および機関学などの実習に当たる。特に中層トロールに必要な最新の装置を備え、漁網監視装置、科学計量魚探、航海機器では光ファイバーによるジャイロコンパス、電子チャートテーブルを備える。船内のネット環境を調え、監視カメラを通じてリアルタイムに船内外の状況が把握できる。
 総トン数634㌧、全長約60m、幅10m、深さ6.4m、定員55名(船員27名、生徒22名、指導教官2名、調査員4名)。主機関に中速4サイクルディーゼルエンジン(1618kw)を採用し、騒音を軽減し、コンパクト化を図った。最大速力15ノット、航海速度13ノットを誇る最新鋭船となっている。居住空間は女子生徒の乗船に配慮しているほか、生徒用ベッドの幅を拡張し、より快適さを追求した。
 船型は全通二層甲板船で、 優れた復原性を有し、死角のない監視体制を確保し、航海の安全性を追求、機械・設備の省スペース、省エネ、環境対応を考慮している。道教育庁は、渡島教育局にある実習船管理室が運航を管理し、現行の若竹丸と2隻体制で水産高校の実習に当たる。さっそく9月8日から北太平洋での調査のため33日間の初航海に出る。小樽水産高校漁業科の8名と函館水産高校機関科の4名が乗り込んで実習を行う。
 小松崎節雄船長は「子供たちの安全第一に緊張感を持って臨む。せっかく最新鋭の船ができたので、実習を通して船の魅力を理解してもらい、一人でも多くの船舶職員を育てたい」と語った。

2022年(令和4年)9月2日(金)/北海道漁協系統通信第6658号

2022-09-06 06:46:09 | 系統通信
カラフトマス沿岸漁獲速報(8月中旬)
54万尾と前年の1.8倍、えりも以東23万9千尾と5倍

全国豊かな海づくり大会北海道実行委員会総会
来年9月17日の開催に向けプレイベント、機運醸成の取り組み報告

胆振太平洋海域の毛ガニかに篭漁 許容量消化し終漁

釧路西部・十勝海域のR4毛ガニかに篭漁
許容漁獲量は前年同の137㌧ 十勝80㌧・釧路57㌧

道海岸漂流物対策推進協議会
流木回収・処理の補助事業、十勝総合振興局の流木抑制対策

令和4年上半期道内卸売市場取扱実績
水産物取扱は23万㌧(前年比94%)・993億円(同109%)

道産水産物営業PTの新企画「北海道うまいもんフェア」開催
キリンビバレッジ・ローソン両社と連携 9月26日まで

道総研水産研究本部が成果発表会 8月31日から

2022年(令和4年)8月26日(金)発行/北海道漁協系統通信第6657号

2022-09-06 06:26:28 | 系統通信
新しい北海道水産高校実習船「北鳳丸」(634㌧)が竣工、9月から初航海へ
最新鋭の機器を装備、居住空間を改善、水産高校生徒に船の魅力を伝える
中速エンジンを採用し騒音抑え、中層トロールによる資源調査、海洋観測を

9月1日から第63回全道漁協みな貯金運動
コロナ禍の歴史的な試練乗り越え、浜の仲間と共に進めよう
「マリンちゃん定期」全道目標100億円 豪華賞品が抽選で当たる

道漁連・道漁業県境保全対策本部
道・道議会に流木の迅速な撤去体制構築に向け緊急要請
水産林務部が音頭をとって垣根を越えた円滑な処理めざす

道漁港漁場協会が中央要請
来年度の水産基盤整備事業予算の総額確保へ

ロシアのイワシ漁獲量 1週間で7,800㌧増

全国豊かな海づくり大会へ向け初の公式行事
30日(火)、厚岸~大会記念リレー放流スタート

9月1日、栽培公社が閉鎖循環式陸上養殖講演会

9月1日から「秋サケ密漁防止月間」がスタート