降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★朝日整理部には敵わない、は昔の話なのか(1)

2012年01月19日 | 新聞
新聞の紙面構成(レイアウト)をする「整理編成部/センター」記者は、もう絶滅危惧職だと思う--。
スポーツ紙の整理マンは必要だろうけど、
一般紙は、あと10年もてばいいのではないか(見出し付けと地方紙整理部だけが残ると思う)。

「埋まったから、いいだろ」型ぞんざい紙面を見た。
朝日新聞1月17日付@東京版右面=写真。
業界トップの取材ネットワークを誇る朝日が、「記事が無い」ということはないはずなのだが。

こんな感じ。
(普通なら一段扱いだけど)写真をデカくして→スペースかせぎ
(普通なら一段見出しだけど)見出しをデカくして→行数かせぎ
とにかく1ページ作って早く降ろしちゃえ(降板しちゃえ)型。
だから、左の遅い降板面が詰め込みすぎてしまう。
きっと、築地か新橋あたりで新年会でもあったのか、風邪で一人休んだので掛け持ちしたのかもしれない(笑)。


なぜ、朝日新聞整理部が注目されるのか。
「見出し、紙面レイアウトで、朝日整理部には敵わない」
「新聞整理のリード役」
が、つい十数年前までは言われていた(一部の人除く)し、
ある年代の他社整理マンなら、そう思っていた(一部の人除く。朝日のAくんなら分かるよね)。
だけど…………………………長くなりそうなので、後日書きます(たぶん)。


( ̄人 ̄)

★「以外」と多いね誤字。

2012年01月18日 | 新聞
【写真は本文と関係ありません】
若い人から携帯メールをもらって
「…………ガックリ↓↓↓」
してしまう。僕もトシをとったなぁと感じてしまう。

「25日意外なら都合良いですか」
…………意外は『以外』だろ!
「新橋がいいですかライオンに生きますか返信まってま~す(^-^)」
…………『。』か『?』ぐらい入れろ! 『行きますか』だろ!
「おひさで~す。太って体系が変わりました(涙)」
…………『体形』だろ!

早打ちメールで目くじらたてたくないけど、
同音異義語変換ミスや記述マナー無視が多くて困っちゃうリンダ。
学生バイトくんからもらうメールなら「だはははははははは。しょうがないなぁ」と笑っていられるけれど、
同じ編集(それもライター)の若い人からだから「コラ、確認しろ! 出稿前に!」と毒づいている自分の小ささにガックリ。
「こども叱るな昨日の自分。年寄り叱るな明日の自分」――。


(* ̄O ̄)

★京都老舗ジャズ喫茶が一時休業(TT)

2012年01月17日 | エンターテインメント
「店舗ビルを建て替えますので、秋まで一時休業させていただきます」
京都の老舗ジャズ喫茶(夜はバー)から連絡が来た。
同店に通うようになって、24年……え? 四半世紀じゃん!

同店は山下洋輔さんらジャズメンや、以前近くに住んでいた作家・五木寛之氏(79)が通い『燃える秋』の舞台にしたほか=写真、
同・平野啓一郎氏、俳優・角野卓造氏、キャスター・高成田享氏、地元の僧侶、京都新聞、毎日、朝日新聞@大阪記者も訪れていた老舗。
そして、チョー末席にボク(笑)。

「それでは、今年は7月の祇園祭、8月の五山送り火まで建設ですか……初秋9月ごろ、新しい店舗でお会いすることを楽しみにしています(^o^ゞ」
と連絡した。
問題は、同店の素晴らしいアンティーク調度品。
映画やテレビ2時間ドラマでもたびたびロケ地になるほどなのだ(ちなみに、ロケは定休日に行っていたという)。
ピアノやテーブル、チェア、バーカウンターなど、現在のもので新装してほしいなぁ、「YAMATOYA」のKさん。



(^o^)

★喫煙者はJR 東海で行く。

2012年01月16日 | 新聞/小説
【写真は京都駅新幹線上りホームから見た東山】
月末、九州に行く。
「東京からだと、飛行機ですよね? 当然」
と言われるが、喫煙者は東海道新幹線で行くのだ!
だははははははははは。

東京-博多間、約5時間15分。
トシだからグリーン車だけど、以前「たばこ吸い放題」だった700系喫煙車両編成が、N700系編成に変わり
「喫煙ルームまでお歩きになって、どうぞ」
になった。
ルームというよりボックスに3人しか入れなくて、座席から歩いていくのも大変なのだが、
搭乗手続きがうるさい飛行機よりはいいし、
全面禁煙のJR東日本よりはマシ。
昨年も東京-博多間を使ったが、けっこう僕と同じ
「たばこ吸いたいから東海道新幹線ラブ!」
の人がいて、
終点博多駅で降車のとき、「それじゃあ、また」なんて挨拶し合ったりする(笑)
喫煙者同士、ちょっと心あたたまる、いい話。

今年3月のダイヤ改正で、N700系編成の新幹線が急増するというから、喫煙者は車両とシート予約に気をつけないといけない(←なにもソコまでしなくても?)
でも、全国2400万人いる喫煙者に、いつまでも配慮してくれるJR東海の味方です。



(^o^ゞ

★やはりiPhone のほうがいいと思います。

2012年01月15日 | 新聞
【写真は本文と関係ありません】
僕はdocomo=アンドロイド搭載F、SoftBank=iPhone4Sを使っている。
でも、次第にiPhoneがメーンになった。

iPhone4S。
直感的シンプルさと、鮮明なディスプレイがいい。
右手親指だけですべて動かせる、手ごろな大きさ、
タッチパネルの感度の良さ。
やたら大きくなっていくアンドロイド型スマホより、携行性、操作性は上だと思う。

何でもアリのdocomoスマホは、アプリを探すのが面倒になった(←使用感には個人差があります…笑)。
ただ、iPhone4S――
バッテリー消耗が早いのと、相変わらず不安定なSoftBank電波状況が難点だけど、Wi-Fi無料アンテナをもらってから改善された(都内Wi-Fiスポットはけっこう充実している)。
……と、孫正義伝『あんぽん』(佐野眞一、小学館90周年記念出版)を読みながら思った←スゴく面白いので後日書きます。


結局・薬局・放送局――
docomoがiPhoneを出すのが、日本のために一番いいのではないか……てか、LTE搭載iPhone「5」を早く出しなさい、とdocomo小口株主は思うのでございます。



(^3^)

★読売のYさんは時計好き、と見た。

2012年01月13日 | 新聞
【写真は本文と関係ありません】
読売新聞東京本社のYさん=小説家・堂場瞬一さん(49)の小説にハマっている。
読売グループ・中央公論新社からの「漢字2文字タイトル」(笑)シリーズがいい。

といいながら、読んでいるのは角川春樹事務所のハルキ文庫『交錯』。
同小説でもそうだけど、単行本『虚報』(小学館)でも、登場人物たちがしている「ゼンマイ腕時計」の記述がとても濃い。

クオーツや電波時計は正確で、それはそれでいいのだけど、あまり面白みがない。
歴史と物語があるゼンマイ腕時計が、堂場さんも好きなのだろう。
オメガ、タグ・ホイヤーは入門ブランドだが、ヴァルカンを警視庁捜一刑事にはめさせているのにはウナった。こう、来たか。
堂場さん、かなりのマニアと見た(僕ならブライトリング・ナビタイマー、ジャガー・ル・クルトのレベルソあたりかな)。

新聞社業務の傍ら(?)書き下ろしを各社から次々出せるのだから、読売新聞はとてもステキな職場なのだなぁ(ちなみに、直木賞候補・真山仁さんは中部読売の支局出身)。
――ところで、清武さんは今なにを?



(^o^ゞ

★直木賞は恩田さんだ(←勝手に予想)

2012年01月12日 | 新聞/小説
【写真は本文と関係ありません】
第146回芥川賞・直木賞候補作。
僕は、芥川賞に関心はないので(とはいいながら、売れ行きがいい円城塔『道化師の蝶』だと思う)、
直木賞はコノ人だ!=敬称略

★★★(←受賞確実度数)恩田陸『夢違(ゆめちがい)』角川書店
本屋大賞や新人賞選考の実力派。「アレ? まだ取っていなかった?」って感じさえ。ただ、僕はコノ手のファンタジー的作品は苦手。宮部、伊集院選考委員が推すと思う。
将来の直木賞選考委員候補。

★★☆歌野晶午『春から夏、やがて冬』(文藝春秋)
日本エンタメ史上最高の衝撃的ラスト『葉桜の季節に君を想う』と比較すると、どうなのかしらん。
まあ、東野圭吾さんが取れたのだから(←他意ありません)。

★☆☆真山 仁『コラプティオ』(文藝春秋)
中部読売新聞出身。原子力政策がテーマだからタイムリー。僕はデビュー作から目を通しているけど、次第に難しくなり、候補作より『虚像の砦』のほうがよかった。
次は、同じ読売の堂場瞬一さんかも?

☆☆☆伊東潤『城を噛ませた男』(光文社)
戦国奇譚、歴史ものなので様子見……。

★★☆葉室麟『蜩(ひぐらし)ノ記』(祥伝社)
候補常連。この候補者クラスなら取れそう、と思うけど、恩田さんが突出しているので、今回も苦しそう。
巡り合わせの悪い人がたまにいる……。

★☆☆桜木紫乃『ラブレス』(新潮社)
北海道・原田康子系。『恋肌』は読んだけど、候補作は未読。すみませんm(__)m


講談社本がノミネートされなかったのが意外(芥川賞に2作)。
来週17日(火)発表、翌18日(水)朝刊2面「ひと」詳報。



( ̄▽ ̄)

★伊集院さんとシンクロした日。

2012年01月11日 | 新聞
阿佐谷(東京・杉並区)で人と会うため、喫茶店に入り、本を読んで待っていた(←僕は待ち合わせ15分前には必ず早めに行くのです、エヘン)。

『作家の遊び方』(双葉社=写真)を読んでいたら、
【引用始まり】
(前略)今、この原稿を阿佐谷の商店街にある喫茶店で書いているのだが、なぜ自分がこんなところにいるのかさっぱりわからない。
さっきまで中央線の中で競輪の電話投票を打っていた。(後略)
【引用終わり】
え? 伊集院さん、ここ阿佐谷に歯の治療で来ていたの? 商店街の喫茶店って、ここ?

さらに、会った人から何げなく
「藤原伊織が生きていれば、今ごろ直木賞の選考委員やっていただろうね……」
と言われ、びっくりした。
え? ちょうど同書の次章が
「藤原伊織の麻雀牌」
だったんで……。

このところ、伊集院静さんの本『大人の流儀』『続・大人の流儀』(講談社)『星月夜』(文藝春秋)と立て続けに読んでいたけど(さらに、六本木ヒルズでのサイン会にも誘われていた)……。

う~む。
奇妙なシンクロの一日でございました。



( ̄▽ ̄)

★朝日か、毎日新聞か。

2012年01月10日 | 新聞
もう、新聞の整理編成記者は絶滅危惧職だと思う……。

1)記事ブロック化たたみボックス型レイアウトの朝日新聞、産經新聞。
2)記事ダラダラ流し型レイアウトの日経新聞、毎日新聞、読売新聞、東京新聞(中日新聞東京本社発行)=いずれも首都圏紙

好き嫌いや、読みやすい読みにくいはあるんだろうけど――
1)の朝日1月8日付朝刊(写真右)を見て、
「! どっひゃあ、素人さんの仕事だ」
とガックリしたけど、コレでいいのかもしれない。記事は入りませんよ、と言えばいいし、読者は切り抜きしやすいし(笑)

2)の記事流し新聞のほうが、僕には読みやすい。
たぶん、宅配購読者&中高年以上の支持が高いと思う。旧態依然だし(笑)


消費税が「10%」になる数年後には、新聞社に整理担当はいなくなる、と確信したのでございます。


(>_<)

★トム・クルーズは中高年49 歳だった。

2012年01月09日 | 新聞
とても、面白かった。
だけど、ド迫力のド映像連発に疲れてしまった――「ミッション:インポッシブル4 ゴースト・プロトコル」を見た。

クレムリンが爆発炎上したかと思えば、組織に抹消されるわ、ドバイの世界最高層ビル130階から手で登るわ=写真、かわいい女の子テロリストが落下するわ、
米ソ核戦争阻止のためインドに向かうわ、立体駐車場で死闘を展開するわ、「ミッション完了」とはいかず、核ミサイルが米国に発射されるわ……
これでもか・これでもか・これでもか・これでもかの迫力シーン連発に、ただ見ているだけなのに「くたびれたぁ」だった。

トム・クルーズも50近い(49歳)のに、よくやるなぁ。
クレムリン爆発炎上シーンで、あんなに走れません、ボクには(笑)。オーマイガッです。
映像を見ると、やはりシワとタルミがチラリ見えてトシとったなぁと思った(エンディングだと「5」がありそうな気がしたけど、無理でしょう)。


σ( ̄∇ ̄)