降版時間だ!原稿を早goo!

新聞編集者の、見た、行った、聞いた。
「降版時間」は新聞社整理部の一番イヤな言葉。

★読者からの声には応えるのだ①

2014年03月03日 | 新聞

【 写真はイメージです 】

読者の「声」には、なんとしても応えるのが、新聞社整理部なのだ!
……………といっても、応えられることと応えられないことがあるのも現実だけど。
1面左上がめくれている新聞を見ていて思い出した……以下は実話なんです。


最終版を降版した、とある深夜午前1時すぎ。
整理メーンデスクと「最終版終わったぜぇ打ち上げ」と称してサントリーオールド(笑)を飲んでいたら、われらが整理部長が編集局長に呼ばれた。
僕と整理デスク( ひそひそ。やべぇ、なんかミスったか。あ、あの面の見出しかな……あ、いや、あっちの面かなぁ? )
ほどなくして、整理部長が渋面で戻って来た。
僕と整理デスク「ぶ、ぶ、部長、なにか言われたんすか?」
整理部長「………うーむ。確かに、編集局じゃ整理部が近いのかもしれないがなぁ」
僕と整理デスク「ど、ど、どーしたんすか?」
整理部長「………うーむ。あ、いや、いーんだ。明日サテライト( 衛星印刷工場 )に聞いてみるから」
僕と整理デスク「い、い、言ってください! 帰ってから悩むのイヤっすから」( ←サラリーマンだから小心者、笑 )

整理部長は言った。
「実はな、新聞の奇数面(1、3、5、7面あたりですね)左上かどがペロリとめくれて読みにくいって、複数の読者からの苦情が、社と販売店に来ているらしいんだ。
しかしなぁ、うち( 整理部 )が新聞を印刷しているわけじゃないしなぁ………」
僕と整理デスク「はぁぁぁ~~~~? 新聞の紙がペロリめくれるぅ~~~~?」

紙面審査の前に、紙面で怒られるのかと思っていた僕と整理デスクは、拍子抜け。
………どーするどーする整理部。
………長くなったので、続く。



(=゜ω゜)ノ