絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

東京のSさん 水彩画40号色塗り

2013-09-01 | 通信指導
東京のSさんの水彩画40号色塗りです。



いい感じで進めていますね。
進め方は、このくらいが良いと思います。
薄く塗りながら、段々厚くしていく描き込みです。
コメント (7)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今日は私の誕生日 | トップ | Fさんの100号 制作 »
最新の画像もっと見る

7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (TN)
2013-09-03 10:58:39
ブログの記事いつも楽しく拝見させて頂いています。
最近水彩画を始めた初心者です。

記事の中で気になっている事があります。
油彩に負けない水彩、と言う所です。
水彩はなぜ油彩に勝たなくてはいけないのでしょうか?
公募には最初から油彩で描いて応募すればいいのではないでしょうか?
水彩が油彩に勝たなくてはならない理由は何なのでしょうか?
返信する
TNさま (pikaso)
2013-09-03 13:01:55
良いご質問有難うございます。

それは、水彩画と言うと、軽いもので、練習のためのものという扱いをされてきたことに対する、反発です。

水彩と言えども、材料が違うだけで、決してだめな材料ではないと言いたいのです。

もし日本画が油絵より低い扱いを受けていたら、日本画だって、油絵に負けないよと言いたいのです。

水彩の味というものがあって、それでいいとおっしゃる方は、それでいいですが、私は油絵のように描くこともできるということを世の中に示した麓原会の主張を世の中に向けて訴えているのです。

世間の方たちは、まだまだ水彩画でも油絵より強い絵が描けることを知りません。私の教えた高校生たちや、現在のデッサン会の人たちの実践が世間の人を驚かせていると私は思っています。
現実に、そのような驚きの声をたくさん耳にしました。

怒りを含めた主張ですから、批判をされるかたもいるでしょう。これは私の美術史に対する戦いです。

油絵みたいに描きたいなら油絵で描けばいいじゃないかというお考えは、その通りでしょう。
しかし、可能性を求めて描いている人は、油絵以上のものが描けるかもしれないと思ってチャレンジするかもしれません。

水彩画の優れている点は、体に害が少ないという点もあると思います。
体が受け付けなくて、油絵が描けないという人がいます。揮発性の油が体に良くないので、油絵を辞めて水彩を描いているという方を知っています。

いろいろな方がいます。
私は、材料にこだわりがないので、油もアクリルも水彩もその他パステルでも、何でも描きます。
パステルは油絵よりも細密描写に適していると示した画家もいましたね。
カンタン・ド・ラトールだったでしょうか。ポンパドール夫人像だったと思いますが、あれはパステルです。

ご納得いただける答えになっているでしょうか。

いろいろ言いましたが、少し興奮して書いていますので、失礼な言い方でしたら、お許しください。



返信する
Unknown (TN)
2013-09-19 13:51:32
油彩では表現する事のできない表現が水彩にはできると言う事はないのですか?
水彩は油彩より劣る画材なので頑張って油彩を乗り越える物を描かなくては誰も認めてはくれないと言う事ですか?
絵についても素人で考えがずれているかも知れませんが、
素直に疑問に思ったことを書きました。
返信する
Unknown (TN)
2013-09-19 16:15:22
しっこく質問してすみません。
今水彩を習い始めたばかりですが、どうせやるなら油彩の方がいいんだろうか?と悩みだしたからです。
返信する
TNさま (pikaso)
2013-09-19 17:12:37
私の尊敬する古川先生は、水彩画家でした。

私の父も水彩画家です。

先生がよく言っていたことは、水彩は損をするから油絵をやった方がいいよでした。
それだけ、展覧会などでは損をしていたようです。
しかし、時代が変わって、最近では、水彩でも油絵よりも高い評価をされることが増えました。

それは、薄塗の弱い水彩画ではありません。
私がよく生徒にやらせる、油絵にも負けない水彩画です。
現に、私の生徒は、県北展で知事賞を取りました。
美術の先生も出品するプロの展覧会で、全ての油絵に勝ってしまいました。


まあ、薄塗でも名人級の人は大丈夫ですが、素人で水でにじませたような薄塗は、ほとんどが軽い弱い絵になります。よく水彩画の描き方というような楽しむための技法の本がありますが、あの程度では、お遊びです。

楽しむ程度なら、どんなことでも結構ですが、展覧会に出品するようなレベルを求めるなら、油絵をやるか、水彩でも厚塗りで不透明な表現と透明な紙の白さを生かした表現を組み合わせた技法まで学ぶことをお勧めします。

水彩でなければ、出せない表現はないのかというご質問ですが、油をおつゆ描きでやれば、にじませることもできるので、水彩っぽく描くこともできますね。
私は、水彩でなければ出せない味というものをすぐに答えることはできません。

私は、どんな絵でも、絵には変わりないので、特にこれは何で描かれたのかなどということを審査の時に、気にしません。

絵として、どちらが良いかという目で見ます。


もし、水彩画にこだわるなら、一応私がいうことにも、耳を傾けてください。
しかし、おっしゃる通り、水彩画でなければ描けない表現があるなら、TNさんが、ぜひ研究して世の中に示してください。
期待しています。





返信する
Unknown (TN)
2013-09-19 18:59:49
私の拙い質問に丁寧に分かりやすく説明して頂いてありがとうございます。
pikasoさんの絵に対する強くて熱い気持ちもよく伝わりました。
展覧会など、遠い夢を見ているような状態ですが、
いつかは私も・・・と言う気持ちで励みたいと思います。
このブログでのデッサン練習の記事で練習しています。
これからもブログでの記事を楽しみにしています。
ありがとうございました。



返信する
TNさま (pikaso)
2013-09-19 20:49:30
コメントありがとうございました。

他の方々も、同じような質問をしてみたい方がいると思います。良い質問をありがとうございました。

ぜひ、頑張って、絵の世界を楽しんでください。
返信する

コメントを投稿

通信指導」カテゴリの最新記事