絵画指導 菅野公夫のブログ

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美術史クイズ 105 解答と解説

2011-01-02 | 美術史クイズ
美術史クイズ 105

解答
第1問 ジッグラト
第2問 シュメール
第3問 ウル
第4問 焼きレンガ
第5問 ナンナル神
第6問 約30メートル
第7問 コールタール

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解説
歴史はシュメールから始まると言われます。
メソポタミアの歴史は、BC3000年辺りから始まると言われますが、最初はシュメールと覚えると良いでしょう。BC2500年頃ウル、ウルクという都市があり、都市の中央にこのようなジッグラトと呼ばれる神殿が作られました。
月の女神ナンナル神が祀られました。
エジプトのピラミッドがジェセル王のお墓として始まったのに対して、ジッグラトは神殿でした。

ピラミッドは石でできていますが、このジッグラトはレンガです。
多くは、干乾しレンガでつくりましたが、このウルのジッグラトは焼いたレンガです。
そのため、他のものが崩れてしまったのに、これは残りました。
それでもかなり修復されて、このように復元されました。

高さは、30メートルですから、クフ王のピラミッドが146メートルであることから考えるとかなり低いです。ビルにすると8階建てくらいです。
近くに8階の建物があったらそれと照らし合わせて、覚えるといいですよ。
私は、本庄第一高校の特別教室が8階建てなので、それと合わせて考えるように指導しました。

旧約聖書のノアの洪水がありますが、あれは、このメソポタミアの洪水のことだと考えられています。ここでも大洪水があったらしく、ジッグラトが壊れないように、一番下には、コールタールが塗られています。
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