絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

Nさんの県展制作 

2011-05-07 | 絵画指導
大きく洗って、やり直しをしたNさんが、再度遠景からやりなおして、木を描いてくれました。今度は、前後関係が前回より、良くなったかなと思います。
手前の暗い木が平面的になっている部分があるので、輪郭線を描かないで膨らみを出すように指示しました。



これから、桜の花を描いていきます。花は白いので、激しくつけると飛び出します。
花の中にも明暗があるので、やや暗くみえるものから塗って行き、最後に一番明るい部分を描きます。
この描き方は、薄塗りの水彩画ではできません。しっかり塗り込んである絵具の上に着けるからです。
この場合、絵具はチューブから出したそのままの白を着けないと、下の色に食われます。
下の色の乾き具合に合せた着け方が必要になります。
この辺の加減は、経験が必要です。言葉で表現すうのが難しいですね。

花びらの着け方は、リズム感の問題がありますので、センスの見せどころです。
本物は、つまらないことがありますので、ただ、見える通りに描くだけではダメな場合があります。
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