絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

千葉のSさん 本のデッサン

2015-05-22 | 通信指導
千葉のSさんが、文字を更に描き込んでくれました。



文字を描く場合、漢字とひらがなでは、線の本数が違うので、漢字は黒い塊に見えます。

そのため、文字は、一本の線で表現すると、その違いが出ません。
すこし、斑があるような印象になります。

描くときは、手順としては、まず文字がない状態を想定して、紙の膨らみを明暗で表現します。その後、文字を描いていきますが、そのときに消しゴムを使わないで文字を描き込むだけなら問題ありません。
しかし、大抵は描いたり消したりの戦いになります。
その時、消しゴムは最初に描いた紙の明暗の部分に触れます。そうすると、その部分だけ紙が明るくなってしまうのです。
昨日の状態は、それが結構目立ちます。

もうほぼ完成で良いと思いましたが、ご本人は、まだ文字には納得がいかないらしく、もう少し追究してみたいそうです。
途中で、文字が描けないとおっしゃっていたので、それから比べたらかなり良くなりましたから、私は次の課題のことも考えて
完成にしましょうと言っていました。

こういう場合は、次の課題を進めながら、これを更に描き込むという方法を取ってもらうようにしています。

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