絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

県展制作 5

2010-03-22 | 県展指導
Yさんが、60号の油絵を進めてきました。

Yさんの描き方は、フレスコ画のように部分的に進めていきます。
今回は、目の治療があって、たいへんな苦労をしています。
果たして、県展に間に合うかという戦いをしています。
体調を考えながら、無理をせずに勧めて、間に合うようなら出すという感じで良いんじゃないですかと話しました。昨年まで3年連続で入選を果たしたので、出せないのは悔しいかもしれません。かなり根性のある人ですから、なんとか間に合わせるかもしれないなあとも思いますが、そう考えると毎年出すということは、大変なことなのです。

私は、なんだかんだと言いながら、37回入選したのかな?生徒が出すのにつきあって、私も出していたという感じでしたから、そんな回数になってしまいました。

今のYさんの状態は、左下の部分がいい感じで描けています。この感じで全体を一度描いてみて、そこでまた考えましょうと話しました。
それは、バランスや、リズムの問題、力の入れ方の問題などです。

今は、右下が対比が強くてインパクトがあるのですが、表現が単調になりそうです。質感を求めたり、含みという言い方をしますが、味わいを求めるにも、すこし単調です。

それを考えましょうと話しました。

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2 コメント

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Unknown (和美)
2010-03-25 01:34:59
すごい作品ですね。見ているだけで疲れてきます。機械関係がお好きなんでしょうね。今までの入選作も、このような題材だったのでしょうか。
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和美さま (pikaso)
2010-03-25 17:40:00
はい、この方はこのような廃棄物などを題材にして描いています。最初はドラム缶が並んでいる所を描きました。
そのときは、こんな所が絵になるんですねと驚いていました。ご本人が撮影してきた写真の中から私が選んであげました。しかもその写真は、建物が撮影されていて、その一部にドラム缶が三つほどあったのです。私がトリ―ミングをしてこんな風にすると面白い絵になるんですよと話しました。
それを学んだために、そのような使わなくなった物に目が留まるようになって、このような場所を見つけるようになりました。
これは、実際にあるのです。それを写真撮影して、絵に描いています。
ただ、写真をそのままでは、なかなか絵にならないので、何かを付けたしたり、邪魔なものを除いたりすることもあります。
このブログでも紹介しましたし、ホームページにも紹介しています。よろしかったら、ご覧ください。
私は、この方と知り合って、3年半経ちますが、もう県展に3回入選して、今回は4回目を狙っています。
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