絵画指導 菅野公夫のブログ

大好きな絵とともに生きてます

弘法筆を選ばずと言うが、

2010-07-15 | 画家の独り事
弘法筆を選ばずというが、それを信じ過ぎてはいけないと思う。

やはり、使いやすい道具を求めるべきだろう。

絵を描いていて、私は見えている、そしてどう描けば良いかも分かっている。
しかし、それを表す道具がない。あるにはあるが不十分である。

それで、それを表現できる道具を探そうと思っている。
今、求めているのは、細い筆である。しかも硬めのもので、できれば鉛筆くらい細い表現ができる物がいい。面相筆では、へなへなで駄目だ。硬くとがっていて、しかも先だけ柔らかく、筆先のコントロールがきく物がいい。

極端な例を引くのが好きな私は、「ナタで髭は剃れない」などと言ってしまう。
「大型のドライバーで、小さいねじは回せない」そんな感じだ。

見えていて、描ける力もあるが、道具がないのは、なんとももどかしい。
「弘法筆を選ばず」は、意味は分かる。しかし、その言葉を頭に置き過ぎた気がする。
もっと、使いやすい道具を求めるべきだった。

独り言でした。



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