STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

う~ん、オレは小さいのかなぁ? 否! Beet it !

2010-01-25 00:45:57 | よもやま話し
本日は、朝からリハーサルが行なわれていた。

通常 リハ には、美術進行と持ち道具 つまり現場をやり繰りする立場の人間が立ち会う。

その間、小生や助手さんは、明日からの準備や手配 作り物や飾り込みなんかをする事になっている。

昨日に納品があり、セットも夕方に建て込みが終了していたため、

明後日から行なわれるセットを昨日中にある程度飾り、本日と明日で細かい仕上げをするつもりでいた。

次回の新規セットがメインセットとなるため、小生は朝から発注書の作成とプランをしていた。

セットの仕上げは、助手である A くんに指示をして、やっておくように言いつけた。

さすがにメインセットのプランとなると、発注書はアレやコレを考えて難航したあげく 夜を迎えてしまった。

一度とて何も質問をして来ないで飾っている A くん が気になり、セットに様子を見に行ってみる。



「ほうほう、随分と店を広げたもんだ。これじゃぁ使わない道具を片付けるのに相当な時間を要するなぁ」

その時に本日初めての 質問 をしてくる A くん。

質問に答えつつ、仕事を進めてくれた事を労い セットを廻って見ていると。



「??? アレッ? ココ、昨日 オレが飾ったところを変えたワケ?」

Aくん「ハァ、なんとなくですが。」


大きな気持ちで、「好きにやってご覧。」とは言ったが

まさか 見本として飾ってやった場所まで、変えるとはなんて失礼なヤツだ。

しかも変えた理由が「なんとなく」である。

意識してやっているのか?いないのか?は知らないが?

昨日や今日の付き合いでもなく、4年目を迎える A くんが ?

以前から、無神経なところがあったにせよ、最近は評価していたのに?

「調子に乗りやがって!」

小生は、明日から 彼に何も教える事はしないと誓った。

これは、決してイジワルではない。

行動で教えてもらう事を拒否してきたとの判断。

無意識で、人のプライドを踏みにじるのが最も 小生の美徳から外れた事。

だから、もう教えてあげない。



そう考える小生は小さいのだろうか?

最近の若者の無神経さには、閉口する他無い。

30年近くこの仕事をしてきて、3~4年に馬鹿にされてたまらない。

コチラも行動で示す。


ここで突き放す事が 彼の成長に繋がるか?繋がらないかは?

それこそ、彼 次第とという事だ。


嫌な気分で帰宅して、明日も嫌な気分で始まる事を予測しつつ。

本日の講釈は、ココまで。