STRONG 遠藤 創造と破壊 銀幕の隙間でひとこと。

映画 TV CM 映像の現場で、いい効果やビジュアルを作り出しながら
ここで喋ったりぼやいています。

渇望と矛盾。

2008-08-11 00:58:45 | 映像美術のお仕事
本日は、撮休でした。しかし、美術さんにとっての撮休は、先行準備をするチャンスの日となるので、当然の如くお仕事となる。明日の現場となる「クレセンス?コールセンター(ルリの職場)」を飾り込みに行って来た。現場は、富士急ハイランド付近のハウススタジオ。レギュラーの現場としては、季節的に不向きと言っていい所在地だ。この行楽シーズンで、黙っていても人が集まるような施設が近隣すると、当然の如く「渋滞」ってヤツがついて来る。Pho_eejanaika結構な金額を支払って、「コワイ思い」をしようという人達がワンサカとやって来る。高所を苦手とする小生には理解できないが、どうやらフルサイズのガンダムもいるらしい(これは、少しだけ見たい気もする)。そのため、我々はぐっすりと昼まで寝たい衝動を押し殺し、渋滞しない早朝から出かけて午前中仕事として片付けて来た訳です。あぁ、眠い! 帰っては来たモノの、映画でも観ようかと思っても「何処も人でいっぱい状態」で、駐車場すら空いていない。ならば、自宅で「スカパー!」とスイッチを入れてみれば、ちっとも触手が動く作品をやってない。思えば、このところ「忙殺」されていて、まったく新作を観ていないし見逃している。インディーにしろ、ナルニヤにしろ, AVP2 しろ、半義務的に観なければならない作品をことごとく観ていない。これからこの業界を目指す若者に忠告しておくが、たくさん映画を観たいと思うなら「お客さん」のままでいる方が幸せですよ。また、どうしても業界に入りたい方は、入る前に出来る限り「たくさんの映画(旧作も)」を観ておきましょう。映像を作っていながら、映像を見る事が出来なくなると言う矛盾があるのです。あぁ、映画観てぇなぁ....。本日の講釈はココまで。